代替案のための弁証法的空間  Dialectical Space for Alternatives

批判するだけでは未来は見えてこない。代替案を提示し、討論と実践を通して未来社会のあるべき姿を探りたい。

サンダース候補の躍進に思う

2016年02月11日 | 政治経済(国際)
サンダースが大統領になる可能性はあると思う。アメリカで左翼政権ができた場合、対米従属を堅持することを自らの使命としている日本の官僚たちはどうするのだろう? 左傾化したアメリカへの対米従属を維持するのか、それとも脱米に動くのか? アメリカ政府が、99%の利害を代表して、強欲な1%の人々との闘いを始めるのであれば、日本の財界は脱米に動こうとするだろう。しかし、ここはぜひ対米従属思考のしみついた日本の官僚たちにがんばってもらって、左傾化したアメリカに追従して格差是正のために政策を実行してほしいものだ。 . . . 本文を読む

追悼 力石定一先生 -エコロジカル・ニューディール政策の提唱者 

2016年02月11日 | エコロジカル・ニューディール政策
さる1月22日に力石定一先生(法政大学名誉教授、経済学・社会工学)が逝去されました。謹んで哀悼の意を表します。力石先生は、英米で「グリーン・ニューディール政策」と言われだす10年前の1999年ごろから、「エコロジカル・ニューディール政策」を提唱され、鉄とコンクリートの土建国家型公共事業路線から、再生可能エネルギー・緑のダム・LRTなどのクリーン・テクノロジーによる環境再生事業で雇用を吸収し、同時に創造的破壊を生み出すという、ケインズとシュンペーターとエコロジーを統合させる経済政策を訴えてこられました。 . . . 本文を読む