かつて小沢一郎氏は、「在日米軍は将来的には第7艦隊のみで十分だ」と発言し、鳩山首相も、米軍の思いやり予算の削減に動いた。日本の支配層である官僚機構は、「アメリカ様のご機嫌を損ねてしまう!」と戦々恐々とし、米国のジャパン・ハンドラーの意を受けて総力を挙げて鳩山政権を潰してしまった。鳩山=小沢路線で行っていれば、トランプ出現の今日の事態にも、日本の主体的な意志で適応することが可能だったはずである。今日のようなパニックに陥らずにすんだであろう。鳩山氏も小沢氏も、いずれアメリカがモンロー主義に回帰し、世界の警察であることを止めるという未来を見越して外交方針を立てていた。 . . . 本文を読む