代替案のための弁証法的空間  Dialectical Space for Alternatives

批判するだけでは未来は見えてこない。代替案を提示し、討論と実践を通して未来社会のあるべき姿を探りたい。

真田丸 第18回「上洛」感想

2016年05月08日 | 真田戦記 その深層
真田が家康の与力となったからには、北条が真田領に攻めてきたら、北条と同盟関係にあったはずの家康は、北条を助けるのではなく、真田を助けなければならない。 秀吉としては、北条と徳川を引き裂くために、真田をあえて徳川の与力としたという深謀遠慮だったということです。家康は「ついに真田安房守に頭を下げさせたぞ」という嬉しさで、高笑いしていましたが、じつは秀吉の術中にはまっていた? この時点で、家康は、北条を助けて真田と戦うという集団的自衛権を発動できなくなり、真田を助けて北条と戦うという集団的自衛権を発動せねばならなくなってしまっていたのです。このとき既に秀吉の頭の中では、北条を滅ぼす算段がついていたのかも? . . . 本文を読む