私が以前に投稿した「西洋学問の受容と西周と赤松小三郎」という記事のコメント欄で、renqingさんと薩長公英陰謀論者さんがすばらしい対話をしています。そのまま再掲させていただきます。西周という明治を代表する日本の知識人の精神分析を通して「明治とはいかなる時代であったか」という点についての本質的な議論が展開されています。
***以下引用******
http://blog.goo.ne.jp/reforestation/e/1419af5123197a564f01077c19568eaa
西周の人物 (renqing)2015-06-01 02:59:55
西周に関しては留意すべき点が二つあります。
一つは出身が津和野藩であること。二つが津和野藩の医者の家系だったこと。この2点です。津和野藩は長州の隣藩で、幕末・維新期では主家亀井家は中立を維持してましたが、それに飽き足らない藩中の不満分子は脱藩して長州に流れ込みました。したがって長州には人脈的に好(よしみ)があるはずです。また、津和野藩は逸早く神仏分離・廃仏毀釈・仏寺破却をするなど維新政権につらなる国学・神道の盛んな土地柄です。
また徳川期の医者は身分的には士分ではなく、要はその特殊専門知識で主家に仕える茶坊主、芸人でした。したがって、いつか一人前に人間(=さむらい)になりたい、と願うことは、幼い頃から頭脳優秀で周囲に期待されていた周介少年には当然あったでしょう。つまり、家のため、己のための立身出世願望は身を焦がすほどあったのはある意味当然です。ちなみに遠縁の森林太郎(鴎外)を陸軍長州閥に誘導したのは西です。
西にとって、幕臣になったことも、和蘭留学も、当り前のように栄達のチャンスを生かしたことになるでしょう。また、西が描いた新政権青写真が徳川が主権者となる権力国家像だとすれば、それは彼が慶喜に仕えていたからであって、主権者が天皇(あるいは薩長)に変更されても主権が集中する権力国家観に変更はなかったと思われます。してみると、赤松の新政権構想は、過激に過ぎ(あるいは時期尚早)と西が腹の底で考えていても不思議ではありません。赤松も西の当代一流のインテリでしたが、その志向するところは真逆だった可能性があります。
***************
Unknown (renqing)2015-06-05 13:20:22
関 様
私の元来の「西周」像は、抜群に怜悧な立身出世主義者、です。直裁に言えば、西は「勝ち馬」に乗り換えただけではないでしょうか。西の二股膏薬は、保身からする保険なのでは?(ただ、品川日記の「西氏」が西周と断定できるのか気にはなります。)
西周の頭脳は時代に図抜けたものでした。しかし、その魂は、自身の立身出世による栄達への渇望と家の繁栄という、徳川期を覆っていた下層武士(西家は武士でさえもない)のエートスです。
東畑精一『日本資本主義の形成者』岩波新書(1964) 、pp.70-71、にこうあります。
「明治維新によって解放された最大のものは実に武士―ことにそれまでの封建制度の下で比較的に強く抑えられてきた下層武士―であった。彼らは四海同胞を謳歌した。武士は自らを喪うことによって新天地に活動しうる精神的自由と倫理的是認とを獲得した。しかも旧武士が活躍した経済開発の場面は、主として明治とともに新たに開けたもので、これには庶民が容易に立ち入り難いようなものであった。」
西周の自己規定は、生ける「道具」だったのではないでしょうか。「道具」である以上、最も効果的にその能力を使役してくれる主(あるじ)に仕える、は極めて合理的です。
また、徳川慶喜を間近に見たことで、頭脳明晰ではあるが、政治家としての「力」不足を実感していて、早々に見切りをつけていた可能性もあります。徳川家臣団から慶喜へのポジティブな評価をあまり聞きません。
******************
薩摩下士武闘謀略派のテロリズムが赤松小三郎に向けられた理由の背景にあるものと西周。
(薩長公英陰謀論者)2015-06-14 20:15:21
renqing さまの認識の精緻さと的確さ、寸鉄にして卓抜な洞察をもたらす目の深さに心から敬意を表します。
幕末の下士に連なる西周を動かした栄達願望というご指摘が、関曠野氏による維新の理念不在の認識とみごとに響きあうことが印象的です。
http://www.geocities.co.jp/WallStreet/4041/seki/0307.html
2003年7月「 百姓一揆と出世主義革命」から抜粋引用:
明治維新は無思想なクーデターだったが、大久保や岩倉らの倒幕の動機をあえて思想とするならば、それは「学問のすすめ」における福沢諭吉の思想と同質な出世主義の思想だとするほかはない。明治維新をあえて革命としてこじつけるならば、王政復古の看板の下で実現したのは、出世主義革命なのである。・・・明治の国家と社会は、平等の理念を棚上げにしたまま、日本独特の出世主義のイデオロギーで身分制を清算することになった。
<抜粋引用以上>
この栄達出世主義という浅瀬の思想は、西周以来現在に至るまで支配的な心理支配メカニズムとして世の中のクォリティを決定づけています。爾来財官学にあまねく存在する官僚主義のバックボーンであると同時に、街の本屋にあふれる洋の東西を問わぬ「成功哲学」に化体して老若男女をひろく強くとらえています。さらには新興宗教までに?
津和野西周流の薩長同盟のもとに動いた可能性がある薩摩下士武闘謀略派のテロリズムの動機として、赤松小三郎が薩摩藩の軍備の内情を知悉していたことに加えて、おそらくこちらが決定的な政治的動機であったであろう、薩摩藩内の平和的改革勢力、 武力倒幕反対勢力の強力な思想的バックボーンであったこと、の二つであったとされるのはきわめて納得できることです。
この二番目の動機を掘り下げますと、赤松小三郎の政体構想が政局主義による政治権力のデザインではなく、人民を視座の中核に置いた、民衆に対する信頼と愛情の溢れる社会思想であったことに鍬があたるように思います。これは当時において、いえ今なお、稀有のことです。
民衆への視線に拘泥したやに思われる宮地正人氏にしてその鋳型から脱することができない、上から目線の倒幕維新史観による、葵印の絶対主義 vs.菊印の絶対主義、二元論。この構図では掬うことができない第三の道を赤松小三郎が示していたと思います。決定的な代替案を。その後にかき消されたといえ、薩摩の要人を含む非常に多数の自覚的な人びとが赤松小三郎に傾倒しており、彼の人民史観が強い影響力を持っていたであろうと推察します。
不幸にして天才であった彼は、時代と自分との距離が彼の自覚よりはるかに大きいこと、そしてその危険さに気がつきませんでした。現実に明治維新は赤松小三郎のはるかうしろで起きたわけです。
しかし、群を抜く俊才であり、それゆえに自己のための計算に長けた西周は、当初からそれを痛いほど認識していたであろうと想像します。焼けるような功名心と一体となった嫉妬心は自然のことかと、そしてまさか「赤松なかりせば自分が・・・」と?
慶喜は徳川将軍としては非常に特異な存在であり、おそらく西周の提案した構想にリンクするかたちでの幕藩体制の徳川絶対主義体制への切り換えを目指したということは近年の政治史研究で否定されているとのことです(久住真也『幕末の将軍』講談社選書メチエ、2009年;p228)。慶喜は、薩長のクーデター計画を知りながら放置し(前同書;254)、これに先立ち、徳川宗家相続に際して、将軍職継承を拒んで、松平春嶽に対して「徳川家の幕府は最早滅亡と思へども、家系は継かさるを得さる故、・・・」と語ったとのこと(前同書;p231)。
慶喜は前を向かず背を向け時代の幕引きを図ろうとしていたわけで、過激観念論者ばかりの水戸の出自をぬぐえず、自己の才に溺れがちな慶喜の革新性の限界と半端さとを知悉していた敏い機会主義者の西周が、英国勢力に使嗾された長薩を勝ち組と読んで横滑りをたくらんだのは自然なことに思えます。
維新後に日本の近代哲学の道を開き、自由主義的な市民政治を唱導した西周は、赤松小三郎を薩摩から切り離そうとしただけで、薩摩のテロリストに彼を殺させようと仕組んだのではないことを信じたいと思います・・・せめて未必の故意だったと。
************************
密室の故意 (renqing)2015-06-16 03:14:28
薩長公英陰謀論者 様
関曠野氏の引用、まことにドンピシャです。私も実は過去読んでいたことを思い出しました。
久住真也『幕末の将軍』のご紹介もありがとうございます。近いうちに読ませて頂きます。
「成功哲学」。この言葉に最もしっくりくる国民は日本人以外では誰でしょうか。無論、米国人です。故国イギリスの宗教的迫害を逃れ、身分制を含む旧世界文明を清算し、「新世界」に「新しいローマ帝国」を建設しようとした清教徒たち。彼等は旧世界の身分制を一掃した瞬間、自らの予定されている神の祝福を現世で確信するために、不安な魂を慰めるfictionをでっち上げる必要が出てきます。それが彼等の現世での「成功」です。米国人の言う Democacy が meritocracy(一種の立身出世主義)の一変種に過ぎないと喝破したのは Max Weber でした。
そして立身を渇望する元Young Samuraiの私費留学生の行く先はほぼ米国であり、東洋の「新世界」Japanに布教のチャンスを求めたmissionariesは皆、北米系でした。その好例が、内村の札幌バンドであり、熊本バンド、横浜バンド、いわゆる三大バンドです。明治のYoung Japan は、19世紀中葉のYoung America を西洋文明の範例として自己同一化に狂奔したことになります。それは期せずして両者のメンタリティが共鳴した帰結です。「白人」や「ガイジン」を見ると、「米国人」だと疑わないのは、戦後日本人だけの専売特許ではなさそうです。
**************************
メリトクラシーにはまだ手が届かないままに、御コメントと重要なご提起のお礼を申し上げます。 (薩長公英陰謀論者)2015-06-18 14:05:20
renqing さま:
ご多忙のなか、超・深更のコメントをいただき誠に恐縮に存じます。狭い経験のなかではあれ、自ら実感したことにそのまま響く、まことに印象深い御指摘を拝見して強い刺激を受けました。ありがとうございます。じつは昨日は朝からいささか遠方に出かけなければなりませんで、お礼が今になりましたことをお詫びします。
さて、そのぶっきらぼうな文章に蒙を啓かれたこと数え切れない関曠野氏には勝手に私淑いたしております。renqing さまが氏のものに目を通しておられるとのこと、大変うれしく、意を強くいたしました。
久住真也氏の2009年刊の著書にある略歴では、1970年生まれで客員研究員および非常勤講師とありましたのでいささかやきもきしておりました。いま見ますと、博士取得後幾つもの大学で非常勤講師をなさったあと、この4月から私立大学の准教授に就かれているとのこと。
ひとりがてんで安堵いたしますとともに、関さんが最新記事(2015年05月31日付)で取り上げておられる『明治維新の国際舞台』の著者、鵜飼政志氏が、2014年刊の同書奥付きによれば、1966年生まれで非常勤講師をなさっているとのこと、いささか粛然たる思いでおります。日本の「知的世界(アカデミズム)」というのは、自立した精神で独自性に富む研究をしている学究には不安定な場しか与えないというわけでしょうか。
じつは、この機会に『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』を、と意気込んで、出先の駅ビルの書店の棚でさがしましたら、ウェーバー本の中でこの本だけが売れたところらしく、思い立って近くにあったトクヴィルの『アメリカのデモクラシー』第2巻を求めてみました。
帰途の電車での一読では、随所に抱腹絶倒寸前になりながらメリトクラシーに関しては空振りで、帰りましてからあわててネット書店でウェーバーを注文いたしました。
ということでございまして、ウェーバーのアメリカン・メリトクラシー論には手が届かぬまま、御コメントの刺激によって抱きました問題意識について底の浅い報告をさせていただき、あらためて二考、三考して後日を期したいと存じます。
☆☆☆
出世主義原理、または出世原理主義というものをメリトクラシーという言葉に置き換えていただき、身分制に対する平等主義としてのデモクラシーと並置していただいたおかげで、一気に「世界史的な」視野が広がる感がいたします。
Wikipedia ソースで恐縮ですが、以下のような叙述を見て、驚愕いたしました:
Although meritocracy as a term is a relatively recently coined word ( 1958 ), the concept of a government based on standardized examinations originates from the works of Confucius, along with other Legalist and Confucian philosophers. The first meritocracy was implemented in the second century BC, by the Han Dynasty, which introduced the world's first civil service exams evaluating the "merit" of officials. Meritocracy as a concept spread from China to British India during the seventeenth century, and then into continental Europe and the United States.
With the translation of Confucian texts during the Enlightenment, the concept of a meritocracy reached intellectuals in the West, who saw it as an alternative to the traditional ancient regime of Europe.
ここ ↑ では、隋の文帝が始めたという科挙を漢代の官吏選抜と混同しているかと思われます。が、17世紀の啓蒙時代に儒教とともにメリトクラシーが英領インドを経て大陸欧州に伝わって旧来のレジームの代替と目され、また米国に伝播したという記述に唖然といたしました。
日本には科挙は導入されず役職世襲身分制が維持されたとは言え、儒教ベースの人的評価またはモチベーションと云えば、江戸期の朱子学とひょっとして水戸学を想起します。
水戸学ベースでなされた倒幕維新によって、そのアメリカン・メリトクラシーが古代中国発で西回りに地球を一周、太平洋を渡って日本で双方が「合流」したと!
倒幕維新の政治的「主体」であった下士を鼓舞したのが武士階層内の身分秩序を破壊するメリトクラシーの平等主義(水戸学)であったであろうと想像します。
彼等はご指摘のようにアメリカン・メリトクラシーを出世原理主義とし、欧米化(近代化)をすすめる社会思想として利用する一方で、政治軍事面では土地貴族をベースとしたプロシアの絶対主義官僚制を導入したということになりますでしょうか。
まさにご指摘の「日米メンタリティの共鳴協奏がささえたヤング・サムライの自己同一化」が燃え上がった結果がそれであったと。
そうして、非世襲身分制平等主義のカンバンのもとにやがて科挙よろしく文官官僚を高等文官試験で登用するようになり、官吏養成校として東大文1の地位が確立、それが戦後引き続いて維持されたままであると。
そうして今や、自己の栄達と地位保全をすべての上に置く官僚文化が、アカデミア・メディア・企業・地方自治・教育を問わず、世の中の隅々までを蔽うに至ったのでしょうか。
突然に話しが卑近になるのをお詫びします。メリトクラシー・・・そういえば、米国におりましたとき、企業内のいわゆる人事評価査定が「メリット・レヴュー」と呼ばれていたことを苦い記憶として思い出しました。
またアメリカ人のあいだにおりますと、トックヴィルが驚いてみせていたように「すべてがビジネス」であるということがあたりまえでした。
ビジネスの成功によってリッチになることが人生の価値である(芸術家や学者を含めて)というアメリカン・メリトクラシーは、バブルに向かう1980年代後半くらいから日本にひろく浸透したやに思います。千葉浦安のディズニーランド開園が1983年ですから、これに呼応しているのではないでしょうか。
アメリカで企業のなかにおりますと周囲から「なぜ会社を辞めて自分のビジネスを始めないんだ」と何かあれば当たり前のようにして云われていたことを覚えています。
ここのところのアメリカン・メリトクラシーは高度成長後の80年代以降において日本では依然としてしっかりブロックされており、「江戸時代の藩中心主義・忠誠主義の藩が企業に置き換わったのではないか」という自分なりの実感的観察となっておりました。
しかし、グローバル化と株主価値経営(国際金融主導経済)のもとで企業は、被雇用者にとって、また経営層にとってすら、すでに無条件のよりどころではなくなりました。
かっての内発性の忠誠は外からの強迫支配に代置されつつあり、アメリカン・メリトクラシーは一気に同時代のアメリカン・戦争ファシズムの導入席巻に変容しつつあります。すみません、筆を焦ってついサイド・トラックに。
*****以上、引用終わり************
皆様ありがとうございました。
思えば、西周がオランダ留学中にフリーメイソンに入会したのも、その立身出世主義の一つの現れであったのかも知れませんね。同じ時期にオランダにいた榎本武揚などは入会していませんから、フリーメイソンも人物を見た上で、日本初の会員を選定したのでしょうか。
CIAもスパイを選定する際には、出世欲や栄達欲が高い人間はニンジンをぶら下げさえすれば扱いやすいと考えて選ぶみたいですね。日本人でも、あの人も、この人も・・・・・。
それにしても、出世主義の起源が中国の科挙制度にあり、それが1000年の後に西洋に伝播して、それがさらに明治の日本に、地球を一周してもたらされたという説には驚愕しました。
***以下引用******
http://blog.goo.ne.jp/reforestation/e/1419af5123197a564f01077c19568eaa
西周の人物 (renqing)2015-06-01 02:59:55
西周に関しては留意すべき点が二つあります。
一つは出身が津和野藩であること。二つが津和野藩の医者の家系だったこと。この2点です。津和野藩は長州の隣藩で、幕末・維新期では主家亀井家は中立を維持してましたが、それに飽き足らない藩中の不満分子は脱藩して長州に流れ込みました。したがって長州には人脈的に好(よしみ)があるはずです。また、津和野藩は逸早く神仏分離・廃仏毀釈・仏寺破却をするなど維新政権につらなる国学・神道の盛んな土地柄です。
また徳川期の医者は身分的には士分ではなく、要はその特殊専門知識で主家に仕える茶坊主、芸人でした。したがって、いつか一人前に人間(=さむらい)になりたい、と願うことは、幼い頃から頭脳優秀で周囲に期待されていた周介少年には当然あったでしょう。つまり、家のため、己のための立身出世願望は身を焦がすほどあったのはある意味当然です。ちなみに遠縁の森林太郎(鴎外)を陸軍長州閥に誘導したのは西です。
西にとって、幕臣になったことも、和蘭留学も、当り前のように栄達のチャンスを生かしたことになるでしょう。また、西が描いた新政権青写真が徳川が主権者となる権力国家像だとすれば、それは彼が慶喜に仕えていたからであって、主権者が天皇(あるいは薩長)に変更されても主権が集中する権力国家観に変更はなかったと思われます。してみると、赤松の新政権構想は、過激に過ぎ(あるいは時期尚早)と西が腹の底で考えていても不思議ではありません。赤松も西の当代一流のインテリでしたが、その志向するところは真逆だった可能性があります。
***************
Unknown (renqing)2015-06-05 13:20:22
関 様
私の元来の「西周」像は、抜群に怜悧な立身出世主義者、です。直裁に言えば、西は「勝ち馬」に乗り換えただけではないでしょうか。西の二股膏薬は、保身からする保険なのでは?(ただ、品川日記の「西氏」が西周と断定できるのか気にはなります。)
西周の頭脳は時代に図抜けたものでした。しかし、その魂は、自身の立身出世による栄達への渇望と家の繁栄という、徳川期を覆っていた下層武士(西家は武士でさえもない)のエートスです。
東畑精一『日本資本主義の形成者』岩波新書(1964) 、pp.70-71、にこうあります。
「明治維新によって解放された最大のものは実に武士―ことにそれまでの封建制度の下で比較的に強く抑えられてきた下層武士―であった。彼らは四海同胞を謳歌した。武士は自らを喪うことによって新天地に活動しうる精神的自由と倫理的是認とを獲得した。しかも旧武士が活躍した経済開発の場面は、主として明治とともに新たに開けたもので、これには庶民が容易に立ち入り難いようなものであった。」
西周の自己規定は、生ける「道具」だったのではないでしょうか。「道具」である以上、最も効果的にその能力を使役してくれる主(あるじ)に仕える、は極めて合理的です。
また、徳川慶喜を間近に見たことで、頭脳明晰ではあるが、政治家としての「力」不足を実感していて、早々に見切りをつけていた可能性もあります。徳川家臣団から慶喜へのポジティブな評価をあまり聞きません。
******************
薩摩下士武闘謀略派のテロリズムが赤松小三郎に向けられた理由の背景にあるものと西周。
(薩長公英陰謀論者)2015-06-14 20:15:21
renqing さまの認識の精緻さと的確さ、寸鉄にして卓抜な洞察をもたらす目の深さに心から敬意を表します。
幕末の下士に連なる西周を動かした栄達願望というご指摘が、関曠野氏による維新の理念不在の認識とみごとに響きあうことが印象的です。
http://www.geocities.co.jp/WallStreet/4041/seki/0307.html
2003年7月「 百姓一揆と出世主義革命」から抜粋引用:
明治維新は無思想なクーデターだったが、大久保や岩倉らの倒幕の動機をあえて思想とするならば、それは「学問のすすめ」における福沢諭吉の思想と同質な出世主義の思想だとするほかはない。明治維新をあえて革命としてこじつけるならば、王政復古の看板の下で実現したのは、出世主義革命なのである。・・・明治の国家と社会は、平等の理念を棚上げにしたまま、日本独特の出世主義のイデオロギーで身分制を清算することになった。
<抜粋引用以上>
この栄達出世主義という浅瀬の思想は、西周以来現在に至るまで支配的な心理支配メカニズムとして世の中のクォリティを決定づけています。爾来財官学にあまねく存在する官僚主義のバックボーンであると同時に、街の本屋にあふれる洋の東西を問わぬ「成功哲学」に化体して老若男女をひろく強くとらえています。さらには新興宗教までに?
津和野西周流の薩長同盟のもとに動いた可能性がある薩摩下士武闘謀略派のテロリズムの動機として、赤松小三郎が薩摩藩の軍備の内情を知悉していたことに加えて、おそらくこちらが決定的な政治的動機であったであろう、薩摩藩内の平和的改革勢力、 武力倒幕反対勢力の強力な思想的バックボーンであったこと、の二つであったとされるのはきわめて納得できることです。
この二番目の動機を掘り下げますと、赤松小三郎の政体構想が政局主義による政治権力のデザインではなく、人民を視座の中核に置いた、民衆に対する信頼と愛情の溢れる社会思想であったことに鍬があたるように思います。これは当時において、いえ今なお、稀有のことです。
民衆への視線に拘泥したやに思われる宮地正人氏にしてその鋳型から脱することができない、上から目線の倒幕維新史観による、葵印の絶対主義 vs.菊印の絶対主義、二元論。この構図では掬うことができない第三の道を赤松小三郎が示していたと思います。決定的な代替案を。その後にかき消されたといえ、薩摩の要人を含む非常に多数の自覚的な人びとが赤松小三郎に傾倒しており、彼の人民史観が強い影響力を持っていたであろうと推察します。
不幸にして天才であった彼は、時代と自分との距離が彼の自覚よりはるかに大きいこと、そしてその危険さに気がつきませんでした。現実に明治維新は赤松小三郎のはるかうしろで起きたわけです。
しかし、群を抜く俊才であり、それゆえに自己のための計算に長けた西周は、当初からそれを痛いほど認識していたであろうと想像します。焼けるような功名心と一体となった嫉妬心は自然のことかと、そしてまさか「赤松なかりせば自分が・・・」と?
慶喜は徳川将軍としては非常に特異な存在であり、おそらく西周の提案した構想にリンクするかたちでの幕藩体制の徳川絶対主義体制への切り換えを目指したということは近年の政治史研究で否定されているとのことです(久住真也『幕末の将軍』講談社選書メチエ、2009年;p228)。慶喜は、薩長のクーデター計画を知りながら放置し(前同書;254)、これに先立ち、徳川宗家相続に際して、将軍職継承を拒んで、松平春嶽に対して「徳川家の幕府は最早滅亡と思へども、家系は継かさるを得さる故、・・・」と語ったとのこと(前同書;p231)。
慶喜は前を向かず背を向け時代の幕引きを図ろうとしていたわけで、過激観念論者ばかりの水戸の出自をぬぐえず、自己の才に溺れがちな慶喜の革新性の限界と半端さとを知悉していた敏い機会主義者の西周が、英国勢力に使嗾された長薩を勝ち組と読んで横滑りをたくらんだのは自然なことに思えます。
維新後に日本の近代哲学の道を開き、自由主義的な市民政治を唱導した西周は、赤松小三郎を薩摩から切り離そうとしただけで、薩摩のテロリストに彼を殺させようと仕組んだのではないことを信じたいと思います・・・せめて未必の故意だったと。
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密室の故意 (renqing)2015-06-16 03:14:28
薩長公英陰謀論者 様
関曠野氏の引用、まことにドンピシャです。私も実は過去読んでいたことを思い出しました。
久住真也『幕末の将軍』のご紹介もありがとうございます。近いうちに読ませて頂きます。
「成功哲学」。この言葉に最もしっくりくる国民は日本人以外では誰でしょうか。無論、米国人です。故国イギリスの宗教的迫害を逃れ、身分制を含む旧世界文明を清算し、「新世界」に「新しいローマ帝国」を建設しようとした清教徒たち。彼等は旧世界の身分制を一掃した瞬間、自らの予定されている神の祝福を現世で確信するために、不安な魂を慰めるfictionをでっち上げる必要が出てきます。それが彼等の現世での「成功」です。米国人の言う Democacy が meritocracy(一種の立身出世主義)の一変種に過ぎないと喝破したのは Max Weber でした。
そして立身を渇望する元Young Samuraiの私費留学生の行く先はほぼ米国であり、東洋の「新世界」Japanに布教のチャンスを求めたmissionariesは皆、北米系でした。その好例が、内村の札幌バンドであり、熊本バンド、横浜バンド、いわゆる三大バンドです。明治のYoung Japan は、19世紀中葉のYoung America を西洋文明の範例として自己同一化に狂奔したことになります。それは期せずして両者のメンタリティが共鳴した帰結です。「白人」や「ガイジン」を見ると、「米国人」だと疑わないのは、戦後日本人だけの専売特許ではなさそうです。
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メリトクラシーにはまだ手が届かないままに、御コメントと重要なご提起のお礼を申し上げます。 (薩長公英陰謀論者)2015-06-18 14:05:20
renqing さま:
ご多忙のなか、超・深更のコメントをいただき誠に恐縮に存じます。狭い経験のなかではあれ、自ら実感したことにそのまま響く、まことに印象深い御指摘を拝見して強い刺激を受けました。ありがとうございます。じつは昨日は朝からいささか遠方に出かけなければなりませんで、お礼が今になりましたことをお詫びします。
さて、そのぶっきらぼうな文章に蒙を啓かれたこと数え切れない関曠野氏には勝手に私淑いたしております。renqing さまが氏のものに目を通しておられるとのこと、大変うれしく、意を強くいたしました。
久住真也氏の2009年刊の著書にある略歴では、1970年生まれで客員研究員および非常勤講師とありましたのでいささかやきもきしておりました。いま見ますと、博士取得後幾つもの大学で非常勤講師をなさったあと、この4月から私立大学の准教授に就かれているとのこと。
ひとりがてんで安堵いたしますとともに、関さんが最新記事(2015年05月31日付)で取り上げておられる『明治維新の国際舞台』の著者、鵜飼政志氏が、2014年刊の同書奥付きによれば、1966年生まれで非常勤講師をなさっているとのこと、いささか粛然たる思いでおります。日本の「知的世界(アカデミズム)」というのは、自立した精神で独自性に富む研究をしている学究には不安定な場しか与えないというわけでしょうか。
じつは、この機会に『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』を、と意気込んで、出先の駅ビルの書店の棚でさがしましたら、ウェーバー本の中でこの本だけが売れたところらしく、思い立って近くにあったトクヴィルの『アメリカのデモクラシー』第2巻を求めてみました。
帰途の電車での一読では、随所に抱腹絶倒寸前になりながらメリトクラシーに関しては空振りで、帰りましてからあわててネット書店でウェーバーを注文いたしました。
ということでございまして、ウェーバーのアメリカン・メリトクラシー論には手が届かぬまま、御コメントの刺激によって抱きました問題意識について底の浅い報告をさせていただき、あらためて二考、三考して後日を期したいと存じます。
☆☆☆
出世主義原理、または出世原理主義というものをメリトクラシーという言葉に置き換えていただき、身分制に対する平等主義としてのデモクラシーと並置していただいたおかげで、一気に「世界史的な」視野が広がる感がいたします。
Wikipedia ソースで恐縮ですが、以下のような叙述を見て、驚愕いたしました:
Although meritocracy as a term is a relatively recently coined word ( 1958 ), the concept of a government based on standardized examinations originates from the works of Confucius, along with other Legalist and Confucian philosophers. The first meritocracy was implemented in the second century BC, by the Han Dynasty, which introduced the world's first civil service exams evaluating the "merit" of officials. Meritocracy as a concept spread from China to British India during the seventeenth century, and then into continental Europe and the United States.
With the translation of Confucian texts during the Enlightenment, the concept of a meritocracy reached intellectuals in the West, who saw it as an alternative to the traditional ancient regime of Europe.
ここ ↑ では、隋の文帝が始めたという科挙を漢代の官吏選抜と混同しているかと思われます。が、17世紀の啓蒙時代に儒教とともにメリトクラシーが英領インドを経て大陸欧州に伝わって旧来のレジームの代替と目され、また米国に伝播したという記述に唖然といたしました。
日本には科挙は導入されず役職世襲身分制が維持されたとは言え、儒教ベースの人的評価またはモチベーションと云えば、江戸期の朱子学とひょっとして水戸学を想起します。
水戸学ベースでなされた倒幕維新によって、そのアメリカン・メリトクラシーが古代中国発で西回りに地球を一周、太平洋を渡って日本で双方が「合流」したと!
倒幕維新の政治的「主体」であった下士を鼓舞したのが武士階層内の身分秩序を破壊するメリトクラシーの平等主義(水戸学)であったであろうと想像します。
彼等はご指摘のようにアメリカン・メリトクラシーを出世原理主義とし、欧米化(近代化)をすすめる社会思想として利用する一方で、政治軍事面では土地貴族をベースとしたプロシアの絶対主義官僚制を導入したということになりますでしょうか。
まさにご指摘の「日米メンタリティの共鳴協奏がささえたヤング・サムライの自己同一化」が燃え上がった結果がそれであったと。
そうして、非世襲身分制平等主義のカンバンのもとにやがて科挙よろしく文官官僚を高等文官試験で登用するようになり、官吏養成校として東大文1の地位が確立、それが戦後引き続いて維持されたままであると。
そうして今や、自己の栄達と地位保全をすべての上に置く官僚文化が、アカデミア・メディア・企業・地方自治・教育を問わず、世の中の隅々までを蔽うに至ったのでしょうか。
突然に話しが卑近になるのをお詫びします。メリトクラシー・・・そういえば、米国におりましたとき、企業内のいわゆる人事評価査定が「メリット・レヴュー」と呼ばれていたことを苦い記憶として思い出しました。
またアメリカ人のあいだにおりますと、トックヴィルが驚いてみせていたように「すべてがビジネス」であるということがあたりまえでした。
ビジネスの成功によってリッチになることが人生の価値である(芸術家や学者を含めて)というアメリカン・メリトクラシーは、バブルに向かう1980年代後半くらいから日本にひろく浸透したやに思います。千葉浦安のディズニーランド開園が1983年ですから、これに呼応しているのではないでしょうか。
アメリカで企業のなかにおりますと周囲から「なぜ会社を辞めて自分のビジネスを始めないんだ」と何かあれば当たり前のようにして云われていたことを覚えています。
ここのところのアメリカン・メリトクラシーは高度成長後の80年代以降において日本では依然としてしっかりブロックされており、「江戸時代の藩中心主義・忠誠主義の藩が企業に置き換わったのではないか」という自分なりの実感的観察となっておりました。
しかし、グローバル化と株主価値経営(国際金融主導経済)のもとで企業は、被雇用者にとって、また経営層にとってすら、すでに無条件のよりどころではなくなりました。
かっての内発性の忠誠は外からの強迫支配に代置されつつあり、アメリカン・メリトクラシーは一気に同時代のアメリカン・戦争ファシズムの導入席巻に変容しつつあります。すみません、筆を焦ってついサイド・トラックに。
*****以上、引用終わり************
皆様ありがとうございました。
思えば、西周がオランダ留学中にフリーメイソンに入会したのも、その立身出世主義の一つの現れであったのかも知れませんね。同じ時期にオランダにいた榎本武揚などは入会していませんから、フリーメイソンも人物を見た上で、日本初の会員を選定したのでしょうか。
CIAもスパイを選定する際には、出世欲や栄達欲が高い人間はニンジンをぶら下げさえすれば扱いやすいと考えて選ぶみたいですね。日本人でも、あの人も、この人も・・・・・。
それにしても、出世主義の起源が中国の科挙制度にあり、それが1000年の後に西洋に伝播して、それがさらに明治の日本に、地球を一周してもたらされたという説には驚愕しました。
renqing さま:
renqing さまが提起された幕末維新明治のメリトクラシー論に関して、愚考を含めて、関さんが「明治の立身出世主義と西周」という記事を立てられました。まことに光栄に存じます。そこでこちらの方に renqing さま宛てにコメント投稿をさせていただきます。
水戸については、尋常さをこえた甘さの銘菓<水戸の梅>以外はにわかに思い浮かびませんのに背伸びしておもちゃ箱をひっくり返した雑論の中に renqing さまのご思考の補助線のヒントになるものを見いだしていただいたことはまことに僥倖です。視野の広がりをもたらしていただいたことに感謝しております。
明治維新を引き継ぐと自負しているであろう政権与党の多数を占める二世、三世議員さんたちが、生得的特権者意識と反理知主義をむき出しにして、国家どころか世の中すみずみまでを私物化している感じが深まるのを見ますと、皮肉なことに今やメリトクラシーの瓦解を考えたくなります。
すでに血塗られたと言うべきことになる寸前の官邸と、その神輿を担ぐ蛙を演ずる人々(諏訪大社で狩られた蛙?@りくにすさま)、官僚やメディア人を含めて、彼らは自分たちが歴史を将来にわたって書き替えつつあることを自覚しているのでしょうか。メリトクラシーや世の特権から遠く引きはがされた若い人々たちが徒手空拳で立ち上がりはじめたのを見ますと、いま歴史の渦が漸くあらわれつつあるという気がいたします。
☆☆☆
さて、幼稚園卒園間際に聖誕劇でセリフのない役を演じたこと以外にはまったくキリスト教に土地鑑がありませんので『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』にニベなくはじき飛ばされました。ご教示いただいた『職業としての学問』は数回目を通し、生真面目なのかウィットなのか困惑する個々の文章にニヤリとしながら、全体としては皆目歯が立ちませんでした。
たとえば:
「もし、大学では多くの凡庸な人々が幅をきかしているという事実の拠ってきたるところを、学部や文部当局の責任者の人格的低劣にもとめたならば、それは不当であろう。むしろ、それは多くの人々・・が協力する場合に共通のある社会的法則のしからしめるところであって、・・」
と(岩波文庫;p16)。このようなことはむろん大学だけのことではないと、いずれにせよ肩をすぼめて生きる身には無縁のことですけれど。そして、ご指定の頁(同;p58)にあったこと、生徒たちが「この男は僕にかれの知識や方法を僕のお父さんのお金と引換えに売っているのだ、・・・と。そして、それ以上はべつに考えない」という教師像を持つことになる、オカネのメリトクラシーとしてのアメリカン・デモクラシーが、ウェーバーの指摘から半世紀をこえた現地で経験したさまざまのシーンと面白いように重り、膝を打ちました。
しかし、ウェーバーによる「教師の指導者」性の否定のための踏み石としてこれが置かれていることの意味が・・・おそらく弊方の歩幅が足らないのか足もとがとっ散らかり、囓りかけて前歯が折れたままでおります。
さらに、サッチャーによる大きな政府とイギリス病排撃、新古典派原理によるシャイロックの全面的勝利、Tory Socialist 指弾と水戸慶喜とが結びつかず苦慮しております。
Wikipedia(「Tory Socialism」)を見ますと、あのペプシコーラにオイルと水まみれの、しかしベトナム戦争を終結させ、中国との国交樹立への道を開いたリチャード・ニクソンの環境対策や麻薬対策重視の画期的な国内施策がトーリー・ソーシャリズムと目されているとのこと、アタマを抱えております。高名なEPA(環境保護局)を設立したことに対する大企業の反発が背景に?
余談で・・・、ニクソンの奥さんのパットは12才で母親を18才で父親をなくし、土地の銀行での清掃婦の仕事を含めて、一家を支え身を粉にして働いたそうです。
ニクソンが副大統領として仕えたアイゼンハワーの夫人は、財をなして壮年で引退したお肉屋さんのお父さんの大邸宅で使用人にかしづかれて育った人で、ニクソンの奥さんを「貧乏人」と蔑んだとか。しかし、ニクソンが大統領になった時にはニクソン家の娘さんがアイゼンハワーの孫と結婚し、両家の関係は密接になったとのこと<注>。これが文字どおり、アメリカン・メリトクラシーとしての「デモクラシー」の一例かと。こじつけすぎでしょうか。
<注> ディヴィッド・ハルバースタム著『ザ・フィフティーズ』(新潮社、1997年)にある話との由。
☆☆☆
平凡社東洋文庫の『中国思想のフランス西漸』は、中古書しかということで手をこまねいておりますところで、ヴォルテールやルソーが仁義礼智信をどのように受けとめたか興味津々です。まさかルソーの社会契約説が「仁」に呼応するものであるとか・・・
ウェーバーが『職業としての学問』で言及しているドイツの官僚メリトクラシー(同;p58)は、フランス同様に「科挙」を参照した官僚養成大学制度によるものであろうと推測します。「科挙」ベースのメリトクラシーが西欧に受容されることになったのは、英国によるインド植民地統治、東インド会社の経営における科挙メリトクラシー応用の大きな成功であるという記述が、Wikipedia(「Meritocracy」 ) はじめ随所の記事にあります。
さらに見ますと、植民地主義全盛期における現地登用におけるメリトクラシーが、インドの植民地統治に対する民族的反乱による東インド会社の解散後19世紀後半に、かってイギリス上流階級の師弟に独占されていた上層統治層に適用されて英国の名門大学卒の新興中産階級の進出がおこなわれたとのことで、これが期せずして明治20年の高等文官試験の原型の導入に先立ちつつ軌を一にしています。
どのような経緯で高等文官試験制度が導入され「藩閥官僚」支配が「専門(メリトクラシー)官僚」支配に変化していったのか、非常に興味がありますけれど到底手に負えません。
☆☆☆
さて、renqing さまに刺戟を受けて思い立って、以前りくにすさまに教えていただいた小倉紀蔵『朱子学化する日本近代』(藤原書店、2012年)を拾い読みいたしました。難解さはさておき、勝手な共感を込めて、メリトクラシーに関する弊コメントの締めくくりとして引用します:
フーコー的に言えば、・・・規範の内面化と、道徳的=規律的身体の獲得は、自由な近代社会を形成するために一様に達成されたと認識されている。しかしこれは、ヨーロッパ的な社会風土、つまり社会の底辺に位置する人間が試験によって官僚に選抜されて政治・行政を担ったり身分上昇したりということが不可能な社会における発想なのである。東アジアの朱子学的社会風土においては、・・・試験の成績や道徳性の多寡によって、主体はすべて差等の体系として<序列化>されるのである。(同書;p40)
もし日本社会が朱子学的<序列化>から逸脱しえていれば、・・・。自分の頭で考え出したわけでもない理念や原理や理屈や理論などを金科玉条のようにして信奉し、それと一体化できた度合いによって<主体化>の度合いと見なし、その<主体化>の度合いによって全構成員を<序列化>するという卑劣な営みから、もしかしたら日本人は脱皮できていたかもしれない。(同書;p444)
<引用以上>
しかし、いま目の前で見ているのは「序列化」どころか、「身内」を含めて、まつろわぬものへの「無視・敵視・隷属・排除」です。小倉紀蔵氏が指弾する「卑劣な営み」どころではないものを何と言えば・・・それが、異様な選挙制度・システムとマスメディア支配の上に立てられたバベルの塔であることを人々がしっかりと見抜くことを・・・。
戦争が出来る国にする日本国憲法違反の集団的自衛権が可決しましたか。
さすれば次は中国とロシアから相次いで正式に二国間安全保障条約を結びましょうという緊急外交オファーが大々的国際ニュースとともに安倍政権に届いて、安倍晋三が腰を抜かすでしょうな。
国際的大ニュースならイスラエルスパイNHKが報道規制できないからね。
加えてインドも日本に対して二国間安全保障条約の締結を申し入れてくるでしょう。
各国はみんな自国へ安倍総理を国賓として招待して各国の迎賓館で安保条約を結べば、今後戦争狂安倍晋三が集団的自衛権を行使できる相手はISISイスラム国やハマスやウクライナだけということになり、これらは全部イスラエルモサドとアメリカCIAだから、我が自衛隊の優秀な伝統武術を用いてこてんぱんにのすまでどんどんやっつけてやったらよいのです。
二国間安全保障条約は国連の許可を全く必要としないし、日本国憲法最高法規第98条には「我が国が国際法に従って外国と結んだ条約はこれを誠実に遵守せよ」とあるから、世界中の国を相手に二国間安全保障条約を結べば、世界恒久平和憲法第9条が地球の歴史に燦然と不滅に輝くでしょう。
○第98条 この憲法は、国の最高法規であつて、その条規に反する法律、命令、詔勅及び国務に関するその他の行為の全部又は一部は、その効力を有しない。
2 日本国が締結した条約及び確立された国際法規は、これを誠実に遵守することを必要とする。
__________
【安倍晋三へ助け船憲法98条】
いま世界に有徳者の大国指導者はプーチン大統領、習近平国家主席、イラン大統領、しかいない。
そしてロシアも中国も平和憲法を固く守る日本国民を相手に戦争を仕掛けることなど全く考えていないばかりか、各々が日本と相互安全保障条約を結ぶことによってユダヤフリーメーソンが戦争策謀するためにでっち上げた国連を棚上げ骨抜きにした方が、人が無道に殺し合う世界大戦を防げるとわかっているのだ。
安倍晋三も、先ず平和条約のある中国を訪れて対等安保条約を結び、次いでロシアを訪れて対等安保条約を結べば、両国との軍事衝突の危険が雲散霧消することによって尖閣諸島と北方領土がいっぺんに解決する。
中国もロシアも安倍晋三を二国間不戦和平の使者として礼をつくして大歓迎してくれる。中ロともに統治者が大有徳者だから。
どうせ安倍晋三は日本国内では憲法99条違反の犯罪者だから、内乱罪外患罪で逮捕投獄される前に、情状酌量のお手柄を立てさせてやろうというお情けでこれを書いたのです。まさしく憲法98条は安倍晋三にとって地獄に仏の助け船である。
地獄に落ちた亡者も悪魔鬼畜もみな均しく救う、これが仏教徒大和民族ならではの先祖伝来【慈悲仏心】である。
http://www.asyura2.com/15/senkyo188/msg/585.html#c29
________________________
「不信任連発すれば安保法案は阻止できる」、小沢代表
★阿修羅♪ へ投稿
http://www.asyura2.com/15/senkyo188/msg/585.html#c32
輿水正さんロシア中国イランでRK講演会やったらよいですね。
渡航が大変ならロシア中国イランの駐日大使館でRK講演会やって各国メディアに中継してもらえば良いと思います。
全世界にユダヤSWCの敵リチャードコシミズの勇名を轟かせて、RK著作が全世界で読まれるよう販売促進することができるでしょう。
from
「新医学宣言の動画でタイミングよく、RK動画ふたたび!」
http://richardkoshimizu.at.webry.info/201507/article_100.html
戦争が出来る国にする日本国憲法違反の集団的自衛権が可決しましたか。
さすれば次は中国とロシアから相次いで正式に二国間安全保障条約を結びましょうという緊急外交オファーが大々的国際ニュースとともに安倍政権に届いて、安倍晋三が腰を抜かすでしょうな。
国際的大ニュースならイスラエルスパイNHKが報道規制できないからね。
加えてインドもイランも日本に対して二国間安全保障条約の締結を申し入れてくるでしょう。
各国はみんな自国へ安倍総理を国賓として招待して自国国会で安保条約を結べば、今後戦争狂安倍晋三が集団的自衛権を行使できる相手はISISイスラム国やハマスやウクライナだけということになり、これらは全部イスラエルモサドとアメリカCIAだから、我が武士道大和魂自衛隊の優秀な伝統武術を用いてどんどんこてんぱんに懲らしてやったらよいのです。
二国間安全保障条約は国連の許可を全く必要としないし、日本国憲法最高法規第98条には「我が国が国際法に従って外国と結んだ条約はこれを誠実に遵守せよ」とあるから、世界中の国を相手に二国間安全保障条約を結べば、世界恒久平和憲法第9条が地球の歴史に燦然と不滅に輝くでしょう。
○第98条 この憲法は、国の最高法規であつて、その条規に反する法律、命令、詔勅及び国務に関するその他の行為の全部又は一部は、その効力を有しない。
2 日本国が締結した条約及び確立された国際法規は、これを誠実に遵守することを必要とする。
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【安倍晋三へ助け船憲法98条】
いま世界に有徳者の大国指導者はプーチン大統領、習近平国家主席、イラン大統領、しかいない。
そしてロシアも中国も平和憲法を固く守る武士道日本国民を相手に戦争を仕掛けることなど全く考えていないばかりか、各々が日本と相互安全保障条約を結ぶことによってユダヤフリーメーソンが戦争策謀するためにでっち上げた国連を棚上げ骨抜きにした方が、人と人が無道に殺し合う世界大戦を防げるとわかっているのだ。
安倍晋三も、先ず平和条約のある中国を訪れて対等安保条約を結び、次いでロシアを訪れて対等安保条約を結べば、両国との軍事衝突の危険が雲散霧消することによって尖閣諸島と北方領土がいっぺんに解決する。
中国もロシアも安倍晋三を二国間不戦和平の使者として礼をつくして大歓迎してくれる。中ロともに統治者が大有徳者だから。
どうせ安倍晋三は日本国内では憲法99条違反の犯罪者だから、内乱罪外患罪で逮捕投獄される前に、情状酌量のお手柄を立てさせてやろうという武士の情けでこれを書いたのです。まさしく憲法98条は安倍晋三にとって地獄に仏の助け船である。
地獄に落ちた亡者も餓鬼も悪魔鬼畜もみな均しく隔てなく救う、これが菩薩国仏教徒大和民族ならではの先祖伝来【慈悲仏心】である。
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「不信任連発すれば安保法案は阻止できる」、小沢代表
>阿修羅♪ へ投稿
ttp://www.asyura2.com/15/senkyo188/msg/585.html#c32
輿水正さんロシア中国イランでRK講演会やったらよいですね。
渡航が大変ならロシア中国イランの駐日大使館でRK講演会やって各国メディアに中継してもらえば良いと思います。
全世界にユダヤSWCの敵リチャードコシミズの勇名を轟かせて、RK著作が全世界で読まれるよう販売促進することができるでしょう。
from
「新医学宣言の動画でタイミングよく、RK動画ふたたび!」RKウェブリブログ
"警察24時の裏 最凶のタブーに斬り込まずして革命はない ユダヤ金融資本こそが最高裁事務総局も政治も動かしている リチャード・コシミズさん "
https://www.youtube.com/watch?v=wUB43iVty9w
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「主権者国民の最強のしもべ国会議員会期中不逮捕特権」
内閣不信任案は国会の会期中であればいつでも何度でも出せるんだよ。早い話が国会議員ひとりでも動議が出せて、議長はただちに他の法案に先んじて内閣不信任案を採決しなければならない。日本国憲法に於いて国会は国権の最高機関であり国会議員の職務権限は内閣始めすべての行政府権限を上回るからである。
次に、国会議員の責務は、
1.法案を自ら作るすなわち立法を行う。(官僚作文立法は憲法違反である)
2.内閣不信任案を動議する。(内閣不信任案も法案である)
3.上記1.2.について国会を開いて衆議し最終案の賛否を国会で投票する。
だけであり、国会そのものの責務としてその他に
国家間条約の内容を国会で審議して国権の最高機関国会に於いて条約の批准の是非を決定する。
がある。
以上で国会議員の仕事はすべてである。
これが国会議員の国民主権憲法に対する神聖な責務ノブレスオブリージェであり、国会議員各人がこの責務を果たさなければその者は、
1。故意であれば憲法99条違反内乱罪となり刑事処分を受け、
2。不可抗力であれば国会議員身分を剥奪する国会法違反の行政処分を受けるのである。
これが日本国憲法を奉じる立憲法治国家であり、大和魂国会議員武士道である。
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「日本国憲法は菩薩国大和民族不退転金剛不動の平和誓願文」
国連は戦勝国のユダヤ人フリーメーソンが集まってイスラエルを建国するために作った組織であり、国連安保理とは世界平和を守るどころか大戦終結後も戦争をいつまでも止めずに紛争当事国双方へ没義道に武器を売りつけ続けて巨額の漁夫の利を得る死の商人の商売道具に過ぎないのだ。
国連すなわちイスラエル悪魔王国戦争偏執狂カルト死の商人ユダヤ人フリーメーソンの商工会議所である。
日本国は国連敵国条項ある限り戦争偏執狂悪魔王イスラエルの奴隷である。
つまりイスラエルモサドとアメリカCIAの第3次世界大戦核兵器破滅戦争ハルマゲドン策謀テロ活動の巨額軍資金は、日本国フリーメーソンスパイ戦後政府が国連憲章のもとに米軍地位協定治外法権とイスラエル外交官治外法権で日本国民を騙して、日本国外へ盗み出しているのである。
よって日本が極東軍事裁判の卑怯卑劣極悪陰険な戦争犯罪責任の擦り付け冤罪被害から逃れて正義の独立を勝ち取るには、国連の枠外ですべての国と二国間相互対等安全保障条約を結べばよいのである。
これで国連敵国指定を実質無効化できて、イスラエル戦争偏執狂カルトユダヤフリーメーソン悪魔のくびきを断ち切り、返す刀で没義道死の商人ユダヤフリーメーソン戦争の悪魔を地球上から根こそぎ一掃することができる。
そう、日本国憲法第9条が正しく新たな「全地球平和国家連合」の根本憲章となるのである。
思い立って反戦運動について見ております際に、広島市立大学広島平和研究所で行われた、タフツ大学教授 Paul Joseph 氏による講演『ベトナム反戦運動とイラク反戦運動 運動規模・認識度・ならびに影響力から見た比較分析』の骨子に触れ、非常に考えさせられました。
この講演の中で、ポール・ジョセフ教授は、ベトナム戦争において、さまざまな層や地域の住民が広く参加した反戦運動が政権の判断に想像以上の強い影響を及ぼしたことを強調し、そこで「ニクソン大統領はデモのことがあまりにも心配で夜中に起き出して、デモ参加者と話すために首都ワシントンのショッピングセンターの中を歩き回った」という驚くべき言及があり、息をのみました。これが、後年サッチャーが蛇蝎の如く嫌悪した Tory Socialist と、ニクソンが呼ばれた理由でしょうか。
ちなみにこれに先だって、教授は以下のように述べています。
「平和運動は、批評家たちが考えるより、また平和運動 を支持する人たちが考えるよりも、ずっと影響力のある運動です。ジョンソン大統領は、 公の場で、反戦運動家は自分の決断になんら影響を与えないと主張しました。1969年 の(北爆)一時停止要求デモの時、ニクソン大統領は、彼がワシントン・レッドスキンの フットボールの試合をテレビで見ることでデモの間の時間を過ごしていたということを国民のみんなが知るようにしました。しかし、実際にはジョンソン大統領もニクソン大統領も反戦運動の動きを詳しく追跡調査しており、運動がもたらす結果をひじょうに恐れていたのです」
・・・と。
ベトナム戦争の後、アメリカは徴兵制を中止し志願制に移行、それがいわゆる経済的徴兵制に化しました。2000年9月以降のITバブル崩壊によるアメリカの「ニュー・エコノミー」の霧消を受けるかたちで2003年に開始されたイラク戦争、戦争に志願しなければ住宅ローンが不可能だった若者たちをサブプライム(低信用層対象)ローンの好餌として住宅バブルと住宅ローンの証券化による金融商品バブルを引き起こし2008年のリーマン・ショックに至ったことは生々しく記憶に残っています。
そのイラク戦争後の米軍の状況について2008年7月、広島での講演において、教授は以下のように語っています:
「陸軍副参謀長のリチャード・コーディー将軍は最近、連邦議会で次のように証言しています。イラクならびにアフガニスタンにおいて現在アメリカ軍に要求されていることは、持続できる供給レベルを超えており、他の事態が起きた場合には、十分備えのできている軍隊を送り込むだけの我々の能力の限界を超えています。兵員、その家族、支援制度、設備はみな限界にきており、ストレスでいっぱいです。全般的にみて、戦争に備えて準備するもの が、そのかたはしから消費されていくというのが現状です。
今や、犯罪歴のある者を兵隊として受け入れ、体重や年齢制限も緩和され、能力テストで 以前では合格しなかった最低限の点数以下の者もしばしば受け入れるということが行われ ています。また、性的暴力の経歴をもつ者、アリファナやその他の薬物を最近使った経歴のある者も同様です。これらの兵隊たちは、逃亡と違法行為を犯す率が高い連中です」
「共和党の上院議員、リチャード・ルーガーは、軍務につきたい若者が青年層の1割しかおらず、この数字は調査を始めてから最低のレベルであるという、合同広告市場調査研究プログラムの調査結果について触れていま す。61パーセントの回答者が、『絶対に軍隊には行かない』と答えています。この数字は、1年も経たないうちに7パーセントも増加しており、ルーガー議員によれば、『イラク政策 に直接起因している』とのことです。
・・・だそうです。アベ・シン政権が参戦・戦時体制立法を急きながら、立法趣旨説明が茫然とするほど迷走したのは、かような惨憺たる現実のなかで財政難による減員を迫られている米軍が日本に求める下請的肩代わりを、集団的自衛権という「美名」で言いくるめなければならないという難技が手に余るからにちがいありません。
引用ばかりで恐縮に思いながら、自分で言うよりもはるかにしっくりきてしまうことから、日本人の父親とイギリス人の母親を持つというガメ・オベール氏のウェブログとツイッターから牽きます:
https://gamayauber1001.wordpress.com
2015年7月15日の記事「空をみあげる若い人への手紙」から:
きみの国の政府の人達と話してみると、明治時代の治外法権や関税自主権の回復のような気持で「戦争ができる国家」になることを望んでいるんだね。敗戦によって失われた権利を回復する、という感覚であるようでした。
もう国権国家の古い外交手段である「戦争」にどこの国の人間も懐疑的になっている。そういう時代に、他国の権益を守るために「列強クラブ」の由緒ある一員として肩肘を張りたいばっかりに、自分の国の若い人間を戦場に送ろうという法律をわざわざ強行採決するのだから、・・・
2015年7月16日のツィートgamayauber01より:
日本の「戦争を防ぐために戦争をしやすくする法案整備」は国際的に「戦争屋国家」の古典的なロジックなので誰も信じてない。ヘンな言い方だが戦争屋をめざしているにしても露骨でやり方が下手。
アメリカの、自分の兵力削減の欲求からきた「日本の好戦勢力抑圧」から「日本の傭兵師団化」への歴史的な方針転換はうまくいくと思えないけどなあー。・・・もしかしたら安倍政権の軍国化ごり押しは日本が民主制全体主義国家から自由社会になるきっかけになるのでわ
日本が、いくら剣をふりかざしてもダメで自由の松明をこそかかげなければならないのだ、と歴史上はじめて気が付くときが、もしかしたらくるのかもよ
どんな自由社会も、そこにたどりつくために一度は自分達で戦って自由を勝ち取らねばならない苦しいときがある。日本はいまがそのとき。いま負ければ自由は永遠にえられないで終わる。勝てばアジアで初めての自由社会が実現する、ということなのだろう。日本人には自由社会を勝ち取るための実力があると信じてる。そして、そのとき初めて日本は「アジアのリーダー」になるだろう。
もういいかげんに、日本の人も世界の人と「連帯」すべきときがきた。ひとりじゃないのね。おとなしく認めて、一緒に隊列に並べばいいのに。この偉大な顔文字を生み出した国民なのだから (・_・)/\(・_・)/\(・_・) ナカマ!
・・・と。
関さんが深刻な問題として取り上げられた、大学の授業を英語にという文部科学省のお達しは、いま思いますにガメ・オベール氏のいう「アメリカの傭兵」として、すなわち周辺服属国の自弁隷属参戦のための、学徒動員を意識したものではないかという疑いすらあるのではないでしょうか。
しかし、いま国会前と全国各地で立ち上がった若者たちが、まさにその英語をプラカードに巧まずじつに自然に駆使して、官邸の圧力とは無関係に自立した報道をすることができる海外メディアとその向こうにいる人々、若者たちにアピールしているのを見るのは感動的です。
欧州、中国のみならず、タミル語の報道に取り上げられているとのこと。
http://ryuma681.blog47.fc2.com/blog-entry-1458.html
ガメ・オベール氏が訴えてやまない「自由のための、民衆の国際的連帯」が欧州から、中国から、東西アジア,インドから、若者たちをささえることを強く期待します。あわよくばアメリカから。
ひょっとしていま暗闇のなか、夜明けが角の向こうにいるのかもしれません。少なくとも、生きた思想として文化として「場」として、いや、すでにそこに。
www.asyura2.com/15/senkyo188/msg/690.html
「日本国憲法:阿修羅にて」
ちょっと関連があるような話をしよう。公明が崇めてる安倍晋三のことだよ。
↓
「学歴詐称国会議員は憲法99条違反内乱罪」
#「国会議員被選挙人が選挙公報に虚偽記載すればただちに公選法違反の重大刑事犯罪である」
安倍晋三も麻生太郎も小泉純一郎もみな学力不足だから大学卒の最終学歴詐称して国会議員になった。これは憲法99条違反です。
#「学歴詐称国会議員は憲法99条違反内乱罪」
国際的に有名な痴鈍だった東大(旧一高)裏口入学吉田茂人間失格総理以後自分の頭で法案を作り演説原稿を自分一人で作ることができた国会議員は、田中角栄と石井紘基だけだろう。
この二人以外は全員が先ず読み書きそろばんが一人でできない機能欠陥人格なので、国会議員の責務を果たすことができない。
そして成人25歳以上の被選挙人の学歴詐称は確信犯だから、国会議員に当選すれば故意の職務遂行責務放棄となり、1。憲法99条違反の刑事処分である内乱罪が適用される。
小泉純一郎も麻生太郎も安倍晋三も、みな学歴詐称の公職選挙法違反を犯した結果国会議員を故意に詐称したことで、三人とも憲法99条に違反した訳だ。
内乱罪という重大刑事犯罪に時効はないよ。
//////////
自民と公明がくっついたのは小泉純一郎が総理だったときからだね。
小泉純一郎は最初の学歴詐称憲法違反内乱罪総理大臣である。
(吉田茂は戦前の学制だから現在と違って決して憲法違反総理じゃなかったけど、憲法を知らないからバカヤローとほんとのことを言われたら即座に衆議院を解散するという愚かな憲法違反をやらかしてたね。GHQの治外法権の虎の皮を被った莫迦な狐の憲法違反だ)
小泉が郵政解散総選挙やったときに公明がべったり癒着したね。あのときから谷内正太郎はムサシという自動開票仕分け集計機の組み立てを始めたのだ。小泉がブッシュからもらってきたものは投票用紙がパンチ穴方式だったので集計仕分けが簡単だったが、日本で使うには折りたたんだ投票用紙を開いて手書きの漢字仮名交じり文字列をOCRで瞬時に解読して仕分ける機能など未来永劫不可能なことだったんだよ。ようするに、日本語は世界一難しい言語だから、OCRでは解読不能だ。
これではアメリカのパンチ投票方式ならともかく、日本の手書き投票制度では何の役にも立たない。
そこで考えたイカサマがポリプレ加工の投票用紙と、投票済み用紙の大量すり替えと、NHKの選挙前得票予想と出口調査捏造と開票開始即当確発表の、どんくさい原始的な人海戦術の不正選挙だ。
贋票造りと現場でのすり替えに大量の人手が必要だろ。だから小泉と公明党が癒着して創価学会の人員動員力を利用した訳さ。
選挙違反だから見つかって刑事告発されたらすべて水の泡だ。だから警察や検察や裁判官を創価信者でかためて、バレて訴えられても司法全体で握りつぶして無罪をでっち上げることにしたのさ。
できの悪いことこの上もないね。頭が悪すぎる。最も悪いのは、悪事を働いて恥を知らず、誤魔化せば罰を受けなくて済むと思い込んでるところだが。これがカルトの特徴なのだよ。カルト=邪宗外道である。
ちなみにフランス国が正式にカルト認定しているのは創価学会ではなく公明党そのものである。
さて、前に書いたものだが、
>「新医学宣言の動画でタイミングよく、RK動画ふたたび!」RKウェブリブログ
>"警察24時の裏 最凶のタブーに斬り込まずして革命はない ユダヤ金融資本こそが>最高裁事務総局も政治も動かしている リチャード・コシミズさん "
>>https://www.youtube.com/watch?v=wUB43iVty9w
この動画に不正選挙の主役が警察検察裁判所の創価奇形司法談合三兄弟であることが明白な証拠映像として証明されている。自民憲法違反小泉純一郎が公明創価カルトとくっつかねばならなかった理由がこれでわかったろう。
前項にでてくる者をよく見てごらん、まず吉田茂は有名なフリーメーソンであり、ユダヤ人フリーメーソンチャーチルの真似をして葉巻を咥えていた。GHQ総帥マッカーサーはもちろんユダヤ人で高位のフリーメーソン。なおかつ昭和天皇ヒロヒトも皇太子だった大正時代からイギリス留学中にフリーメーソンカルト信者になっていた。
ということは戦後日本政府は日本国憲法が定めた三権分立の立法司法行政の三権を、GHQユダヤフリーメーソンマッカーサーが作ったカルトの器に最初から入れられたと言うことである。
創価もカルトであるから、最初から容易に司法の器に潜り込むことができて、カルト統一自民党の小泉純一郎と癒着したことで司法を完全に奇形司法化させて現在の警察検察裁判所三位一体のユダヤフリーメーソンカルト教会堂を作り上げたのである。
このようにして公明党が自らの政教一致の憲法違反を、カルト創価奇形司法を駆使して見栄も外聞もへったくれも無く遮二無二最高裁で必死に隠し続けており、当然イスラエル国営日本国憲法違反フリーメーソンカルト総務省特別放送法人NHK公僕下僕も公明党が正当な政党(笑)であるかのごとく日本国君主の主権者国民を欺いて、愚劣な100%捏造放送を憲法25条違反放送法の下に視聴者君主国民さまから受信料を、今や盗っ人猛々しく「徴集」しくさっているのである。下等卑賤な邪宗外道フリーメーソンカルト下僕下郎のくせにね(笑)
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日本国憲法の話だから、国民主権と三権分立について話そう。
先ず国民主権だが、早い話が日本国の君主、戦前の帝国憲法で言うところの国体は我々生産勤労納税者国民であり、なにも生産しない公僕公務員すなわち憲法99条で言う天皇(象徴だからただひとり別格)を除く残りの「摂政(総理大臣)、国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員」が主権者国民ご主人さまに忠義をつくして奉公することで、ご主人さまが働いて蓄えた税金である国家予算からそれぞれ決められた俸給金をもらって生活する召使いなのである。
総理大臣は、主権者国民ご主人さまの家である国家のなかで、多くの召使いたちを束ねる大番頭であるに過ぎない。
ゆえに小泉純一郎以降の総理大臣のように国家の主人である国民の代表の国会審議を経ずして国民の資産である国家予算を、下僕番頭に過ぎぬ総理大臣や小役人が恣に私物化することは、天地人とも許しがたい大叛逆下剋上匪賊の盗賊行為である。
権力は、主権者国民>国会議員>総理大臣国務大臣裁判官その他の公務員、となる。
つぎに、立法、司法、行政の三権の権限上の力関係は、
立法>行政、司法>行政、立法=司法
である。具体的には、
国会議員>総理大臣、裁判官>総理大臣、国会議員≧裁判官(≧の意味は国会議員会期中不逮捕特権)
となる。
一人の国会議員が単独で内閣総理大臣に対して国会で内閣不信任案をいつでも何度でも出せるというのは、この三権の力関係にもとづく職務権限の大きさの違いによるのである。
内閣不信任案が動議されたら国会議長は他のすべての法案に先んじて緊急迅速に採決せねばならないというのも、同じ理由である。
このように国会議員は独力で国会に提出する法案の文章を作文せねばならない。
明治帝国議会の先達田中正造翁の国会演説文を見よ。大和魂国会議員は死を恐れぬ忘己利他の武士道で国政に臨んでいるのだ。
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person649.html#sakuhin_list_1
日本語の義務教育レベルの読み書きそろばんができない者は、この国民の下僕国会議員における君主国民に忠節をつくす上で最も重要な本分である「神聖な責務ノブレスオブリージェ」立法行為、すなわち法案を作文することを果たすことができない。
それゆえ、日本語語学力に欠陥がある者が国会議員に立候補することはこの日本国憲法で厳しく禁じられている。
日本国憲法前文「日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、」とあるとおり、被選挙人が十分に国会議員の神聖な責務を遂行できる能力を備えていることが、「正当な選挙」の絶対必要条件となっているのである。選挙公報に載せる学歴や病歴や賞罰歴に事実とかけ離れた虚偽を記載することを、公職選挙法違反の重大な刑事罰を科すことで厳禁している理由である。
ゆえに、小泉純一郎、安倍晋三、麻生太郎の学歴詐称公選法違反当選国会議員奉職は、そのまま憲法99条違反内乱罪となるのである。
内乱罪は重大刑事犯罪なので時効がない。
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>>101 EOT
>連日あれだけ大規模のデモがあっても採決されて負けただろうがhahahaha~
EOTはいったい何を言ってるんだか。
#「学歴詐称国会議員は憲法99条違反内乱罪」
・・・
このように国会議員は独力で国会に提出する法案の文章を作文せねばならない。
明治帝国議会の先達田中正造翁の国会演説文を見よ。大和魂国会議員は死を恐れぬ忘己利他の武士道で国政に臨んでいるのだ。
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person649.html#sakuhin_list_1
日本語の義務教育レベルの読み書きそろばんができない者は、この国民の下僕国会議員における君主国民に忠節をつくす上で最も重要な本分である「神聖な責務ノブレスオブリージェ」立法行為、すなわち法案を作文することを果たすことができない。
そして成人25歳以上の被選挙人の学歴詐称は確信犯だから、国会議員に当選すれば故意の職務遂行責務放棄となり、既出の1。憲法99条違反の刑事処分である内乱罪が適用される。
小泉純一郎も麻生太郎も安倍晋三も、みな学歴詐称の公職選挙法違反を犯した結果国会議員を故意に詐称したことで、三人とも憲法99条に違反した訳だ。
・・・・・
というわけで、この三人の内閣は総理大臣自体が憲法99条違反内乱罪犯罪者であるから無効内閣であり、ゆえに小泉純一郎初代内閣以後のすべての政策法令や政令は憲法98条によって無効である。
おわかりか?以上によって現安倍自公連立内閣の閣議決定や国会決議もすべて憲法98条の無効政策なのです。デモの成否にかかわらずね。
○日本国憲法第10章最高法規第98条
この憲法は、国の最高法規であつて、その条規に反する法律、命令、詔勅及び国務に関するその他の行為の全部又は一部は、その効力を有しない。
2 日本国が締結した条約及び確立された国際法規は、これを誠実に遵守することを必要とする。
・・・
↑
この程度の法律判断など、悠久の先祖伝来地球で最も賢明な躾で育った大和民族日本人なら、たとえ小学生であろうとも間違えることはないよ。
結局、憲法違反政党である公明党が自民党と連立内閣を作った小泉純一郎初代政権以来、ずうっと日本国政府は憲法違反政府であり、途中交代した民主政権もその前の小泉政権政策を踏襲しているから、これも憲法違反政権である。
結論として、この国の君主である主権者国民の名において、日本国憲法最高法規第98条にしたがい初代小泉政権以後のすべての政策を無効であるとここに宣言する。
NHK日曜討論 山本太郎代表「安保法案、武器輸出解禁は武器産業が戦争で大儲けするためだ」「経団連への選挙応援の恩返しだ」♪阿修羅
http://www.asyura2.com/15/senkyo188/msg/870.html
これは違うぞ。
まず、恩返しじゃない。
政治家による国家予算を中抜きして特定企業へ利益供与するという贈収賄汚職談合だ。史上初の内閣総理大臣現行犯逮捕がふさわしい、超弩級巨大汚職刑事犯罪です。
また、経団連じゃない武器輸出企業は三菱重工だ。安倍晋三の実兄が三菱の重役をやってる。
兄弟の血縁関係を利用した身内間贈収賄汚職談合だから、さらに情状が悪どいね。
総理大臣の汚職は憲法99条違反だから安倍晋三に内乱罪の極刑が情状酌量無しで適用されるよ。
まあNHKで放送されたのだから、明日から安倍ヤメロデモのプラカードに山本太郎参議院議員の発言そのままに「安保法案、武器輸出解禁は武器産業が戦争で大儲けするためだ」「経団連への選挙応援の恩返しだ」と書き込んで,最後に小さく「by NHK」と書いて大々的にシュプレヒコールすればよいね。
皆様のNHKも自分の番組放送内容が国民の持つプラカードに描かれてとっても嬉しいだろう。
NHKも明日から早速プラカードデモを是非放送しなさい、NHKの好い宣伝にもなるから。
国連もそのまま安保もそのままで地球上から戦争が無くなるよ。
詳しくは★阿修羅♪
NHK日曜討論 山本太郎代表「安保法案、武器輸出解禁は武器産業が戦争で大儲けするためだ」「経団連への選挙応援の恩返しだ」
以下のコメント参照してね
http://www.asyura2.com/15/senkyo188/msg/870.html#c112
112. 2015年7月20日 19:50:09 : rWn9PLlcps
113.
117.相互安全保障条約は日本が立憲国だから憲法がある国ならどの国でも二国間相互対等安保条約を締結できる。平和通商条約を結んでいない国でもよい。パレスチナのようにスエーデンなど一部の国しか国交がない国でも、日本と安全保障条約を結ぶことが出来る。
ロシアもいいけどまだ日ロ平和条約がないからちょっと手数がかかるかな,平和条約がある中国と比べて。
いちばんいいのはまず安倍が訪中して日中対等相互安保条約を結び調印してそのままロシアへ行ってそれを手土産にロシアと日ロ対等相互安保条約を結び調印して帰国すること。
帰国後国会で批准すれば安倍晋三の超特大ノーベル平和賞百倍掛けの大手柄になるね。尖閣北方領土問題解決するし。
日米安保はそのままでよい。敵国条項も地位協定も実質何の役にも立たなくなるからね。
国連もそのまま安保もそのままで地球上から戦争が無くなる。
117.相互安全保障条約は日本が立憲国だから憲法がある国ならどの国でも二国間相互対等安保条約を締結できる。平和通商条約を結んでいない国でもよい。パレスチナのようにスエーデンなど一部の国しか国交がない国でも、日本と安全保障条約を結ぶことが出来る。
ロシアもいいけどまだ日ロ平和条約がないからちょっと手数がかかる,平和条約がある中国と比べて。
いちばんいいのはまず安倍が訪中して日中対等相互安保条約を結び調印してそのままロシアへ行ってそれを手土産にロシアと日ロ対等相互安保条約を結び調印して帰国すること。
帰国後国会で批准すれば安倍晋三の超特大ノーベル平和賞百倍掛けの大手柄になる。尖閣北方領土問題解決するし。
日米安保はそのままでよい。敵国条項も地位協定も実質何の役にも立たなくなるから。
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これ、安倍じゃなくても中ロに旅行に行った日本人が中国やロシア政府官庁へ国家主席や大統領に宛てた「日本と安全保障条約を結んでちょうだいませ」お手紙を渡したらいいね。郵便代が要らんし。国内の人は大使館宛てに国家主席や大統領宛のお手紙郵送したりふぁxしたりメールしたりすれば、安倍政府以外の日本人はみんな他国との平和を求めているWe're not Abeが海外に向かって大々的に発信できるよ。
日本国君主は我々主権者国民です。
政府三権は公僕であり、すべて主権者国民に忠義奉公する臣下です。