本日(2017年2月22日)の東京新聞一面トップは、奨学金を借りた学生が返済不能になって強制執行(給与の差し押さえなど)させられるケースが10年で120倍(4件から498件)になっているというものであった。背景には非正規・低賃金の過酷な労働実態がある。
一面の他の記事は、文部科学省で新たに発覚した「あっせん天下り」17件の問題にかんして、同省は「隠蔽マニュアル」のような文書を作成していたというものであった。彼らはその違法性をよく認識していたということである。
ここまで来たら、関係者を起訴・逮捕すべきであろう。そして文科省はいったん解体すべきだ。芯から腐っている。一から作り直した方がよい。
教え子の大学生の中には、週に6日バイトして授業料を自分でねん出し、これから就活なのに、バイトも減らせない・・・・といったギリギリの生活を強いられている者がいる。外資系で働いていた父親が、容赦なくリストラされたためである。
バイトで就活に集中できないと、出遅れてブラック企業に就職、その結果、奨学金も返済できなくなり・・・といった悪循環に陥りがちである。
そのような苦境に苦しみながらも、教え子は「中国や韓国の『反日』が悪い」という、安倍首相好みの「愛国心」の持ち主であった。しかし、いくら愛国心を持っていても、国は苦境にいる学生を助けてはくれない。
その一方で、「愛国教育」を掲げる小学校は国民の血税の結晶である国有資産を政権とのコネを利用して不当な安値で詐取している。文科省は学生に対する締め付けを強化する一方、天下り先で月に2回の勤務で年収1000万円ももらっている。
週6でバイトしても授業料もねん出できずにいる教え子は、「天下り先で月2回で1000万円」とういうニュースに接して、さすがにキレていた。結局、「韓国や中国が、国民の不満の矛先を『反日』でそらそうとしているのと同じことを、日本もやっているのではないか」と。気づいてくれてうれしかった。
一面の他の記事は、文部科学省で新たに発覚した「あっせん天下り」17件の問題にかんして、同省は「隠蔽マニュアル」のような文書を作成していたというものであった。彼らはその違法性をよく認識していたということである。
ここまで来たら、関係者を起訴・逮捕すべきであろう。そして文科省はいったん解体すべきだ。芯から腐っている。一から作り直した方がよい。
教え子の大学生の中には、週に6日バイトして授業料を自分でねん出し、これから就活なのに、バイトも減らせない・・・・といったギリギリの生活を強いられている者がいる。外資系で働いていた父親が、容赦なくリストラされたためである。
バイトで就活に集中できないと、出遅れてブラック企業に就職、その結果、奨学金も返済できなくなり・・・といった悪循環に陥りがちである。
そのような苦境に苦しみながらも、教え子は「中国や韓国の『反日』が悪い」という、安倍首相好みの「愛国心」の持ち主であった。しかし、いくら愛国心を持っていても、国は苦境にいる学生を助けてはくれない。
その一方で、「愛国教育」を掲げる小学校は国民の血税の結晶である国有資産を政権とのコネを利用して不当な安値で詐取している。文科省は学生に対する締め付けを強化する一方、天下り先で月に2回の勤務で年収1000万円ももらっている。
週6でバイトしても授業料もねん出できずにいる教え子は、「天下り先で月2回で1000万円」とういうニュースに接して、さすがにキレていた。結局、「韓国や中国が、国民の不満の矛先を『反日』でそらそうとしているのと同じことを、日本もやっているのではないか」と。気づいてくれてうれしかった。
まずは、最初の項目の「 [はじめに]消し去られた政治思想家」から書いていきたいと思います。今回はとにかく書評するのが難しいと思いますので、あえてここからやります。
現在の日本人のほとんどは、関准教授が仰るように赤松小三郎と彼の民主的な憲法構想を知りません。私も准教授のブログを見て初めて知りました。
恐らくは、赤松の憲法構想を知ったら誰もが驚くでしょう。現在憲法の象徴天皇制に極めて近い内容ですし。私もネットで憲法について話し合うことも多かったですが、赤松のことをいうと、「幕末にそんな先見の明があったのか!」と驚いた人もいます。しかし厳密にいうと、先見の明とは少しちがうのかもしれません。天皇が「象徴」であることは、日本の伝統に沿ったものと考えてもいいでしょう。
憲法改悪に反対する者は、みんな「押し付け憲法論」を批判するでしょう。しかしながら、赤松小三郎の憲法構想を例に挙げてそれを批判する人はほとんどいないでしょう。法律の専門家や歴史学者でもそうです。これは考えてみれば驚くべきことです。それらの分野の非専門家である関准教授が、この本を書いた理由の一つはそこにあるのでしょうか?
この項目でもう一つ注目したい点は、「幕末」という呼称が尊皇攘夷派が徳川政権を貶すために、正統な政権ではないと決めつけた蔑称だということです。
これも准教授が仰っているように、幕府という言葉は死語にした方がいいかもしれません。徳川の時代をはじめ、武士の政権はみな正統な日本の政権であって、蔑称で呼ぶのはまずい気はします。
本編についての書評ですが、なかなか書くのが大変だと思いますので、それについてコメントするのはかなりあとになるかもしれません。できるだけそれなりのものを書きたいとは思いますが....。
ありがとうございます。また何かあったら相談いたします。
読後感想ありがとうございました。
赤松小三郎の憲法構想、ほとんど知られていませんでしたので、多くの学者や知識人の方々でも、あれを読んで驚いてくださっている方が多いようです。
某大手新聞の記者さんも、「いやー、赤松小三郎、知りませんでした」と驚いていました。
赤松小三郎の思想が評価され、少しでも自民党の改憲案に対抗する力になれれば、望外の喜びです。