代替案のための弁証法的空間  Dialectical Space for Alternatives

批判するだけでは未来は見えてこない。代替案を提示し、討論と実践を通して未来社会のあるべき姿を探りたい。

長いあいだ更新できず申し訳ございませんでした

2005年12月08日 | その他
 長いあいだ断わりもなくブログの更新をサボってしまって失礼いたしました。仕事で忙しかったのと、尊敬していた方がガンで亡くなられ、ブログを書く精神状態になれませんでした。それで、自分のブログをチェックすることもなく過ごしておりました。いまもブログを更新する余裕は少ない状態なのですが、ボチボチと何か書いていきたいと思います。

 いま英語原稿の締め切りに追われています。けっこうイヤな仕事なのですが、やらざるを得ないというのはつらいものがあります。既に過去に日本語で論文にしたようなことを、英語にして再構成する作業です。
 「何で既に書いたことをもう一度書かねばならないのだろう?」と思ってしまい、作業がつらくなるのです。まあ、日本語だけだと研究内容が外国に知られることがないので、やらざるを得ないわけですが・・・・。
 こうした作業をしていると、「英語をネイティブにする人々は得だなあ」とつくづく羨ましく思います。アメリカ人やイギリス人は、母国語で一度書けばそれっきり。あとは放っておいても外国人もその論文を読んでくれるわけです。
 日本人はそういうわけには行きません。外国の人々にも読んでもらうためには、大変な苦労をせねばならない。とくに私のように英語がきらいな人間にとっては、英語に訳す作業は非常に大きな苦痛を伴います。
 同じことを日本語と英語で二回書くことによって、英米人研究者なら費やす必要のない余分な時間を費やさざるを得ません。そういう余分な作業に時間を取られる分、英米人に比べて研究時間も損をしてしまうことになります。競争の前提条件がそもそも圧倒的に不利です。英語中心に世界が回っていると、公正な競争をするための前提条件そのものが、そもそも存在しない・・・・。
 思わず愚痴ってしまいました。とりあえず、ブログ再開のご挨拶でした。

 

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