たたいま、嘉田由紀子さん(前滋賀県知事)の講演会「研究者よ、政治から逃げないで!」を聞いてきた。あまりにも深い感銘を受けたので大急ぎ紹介させていただく。東京大学で行われた「もったいない学会」の招待講演であった。講演が終わるや否や、また選挙の応援で滋賀にとって返して行かれた。
この困難な状況の中、その闇を切り開くように、明るく、「ハイポリティクス(イデオロギー政治)」と「インタレストポリティクス(利権政治)」からの脱却、そして命と生活と子供たちの未来を守る「ライブリーポリティクス(命と暮らしの政治)」への転換を訴えていかれた。
滋賀県知事時代の成果、新幹線の駅や県内のダム建設を中止ないし凍結し、県の予算を、子育て支援、就労支援に宛て、その結果、出生率も全国2位になった。そして退任前にダム一辺倒の「コンクリート治水」から、流域全体で雨水の貯留・浸透機能を高めて水害対策を進めるという画期的な「流域治水条例」を成立させることに成功した。そうした政策をしながら、県の借金を900億円も減らしたのだ。
本日の『日経新聞』でも、滋賀県は「子育てがしやすい穴場」と記事で紹介されている。
嘉田さん、女性の有業率が高くなればなるほど出生率も高くなるとデータを示しながらわかりやすく説明された。アイスランド、ノルウェー、スウェーデンなどは子育て支援制度をしっかりと整備した上で女性が働きやすく、女性就業率は高くかつ出生率も高くなっている。男尊女卑の日本、韓国、ギリシャ、イタリアなどは双方が低く傾向はその逆、と。
第3象限に一する、これら四か国はいずれも出生率が減り、税収も減り、財政赤字に苦しんでいる。子育て支援に資金を回すよりも、勘違いなバラマキ予算になけなしの税金を浪費している。これら男尊女卑四か国は、根本的に認識を改める必要があるのだ。
中小企業庁HPより
http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/H24/H24/html/k222300.html
嘉田さんは知事時代に、これだけすばらしい成果を出し、未来への希望の道筋を示していかれた。
しかし国は土建国家路線に舞い戻り、国土強靭化計画という狂気にまい進している。これが絶望の所以なのであるが、嘉田さんは悲壮感なく、明るく講演をしていかれた。絶望的な気分で日々過ごしていた私は、今日の話を聞いてどれだけ励まされたかわからない。
いま嘉田さんは自民党からの攻撃で渦中の中にある。知事退任後の嘉田さんは「びわこ成蹊スポーツ大学」の学長を務めているが、自民党滋賀県連が、「学長の立場で民主党の公認候補の選挙応援をしているのはおかしい」と圧力をかけてきたのだ。
いよいよ戦前の雰囲気に逆戻りの感がある。大学の公務以外に、個人の思想信条に基づいて政治活動をやるのがダメだというなら、そう主張した自民党滋賀県連こそが憲法違反なのである。
自民党の議員だって、大勢いる。たとえば、世耕弘成官房副長官などは近畿大の理事長を務めた時期があるが、その間、政治活動をしていないのか?
嘉田さん、このような攻撃を受けていることも講演で話し、戦前の1941年2月、情報局は中央公論などの雑誌に、リベラル派の矢内原忠雄東大総長の執筆停止を求めるという圧力をかけたことを紹介し、「今日、その東京大学で私が話すことができることも何かの歴史の縁です」と話された。
マスコミに圧力をかけ、学者の政治活動を弾圧しようとする現自民党政権のやっていることは、まさに戦前の情報局の姿勢そのものである。
嘉田さんを知事に選んだ、滋賀県民のみなさんは本当にすばらしい!
全国のみなさん、未来への希望のモデルはあります。明日は投票に行きましょう!!
この困難な状況の中、その闇を切り開くように、明るく、「ハイポリティクス(イデオロギー政治)」と「インタレストポリティクス(利権政治)」からの脱却、そして命と生活と子供たちの未来を守る「ライブリーポリティクス(命と暮らしの政治)」への転換を訴えていかれた。
滋賀県知事時代の成果、新幹線の駅や県内のダム建設を中止ないし凍結し、県の予算を、子育て支援、就労支援に宛て、その結果、出生率も全国2位になった。そして退任前にダム一辺倒の「コンクリート治水」から、流域全体で雨水の貯留・浸透機能を高めて水害対策を進めるという画期的な「流域治水条例」を成立させることに成功した。そうした政策をしながら、県の借金を900億円も減らしたのだ。
本日の『日経新聞』でも、滋賀県は「子育てがしやすい穴場」と記事で紹介されている。
嘉田さん、女性の有業率が高くなればなるほど出生率も高くなるとデータを示しながらわかりやすく説明された。アイスランド、ノルウェー、スウェーデンなどは子育て支援制度をしっかりと整備した上で女性が働きやすく、女性就業率は高くかつ出生率も高くなっている。男尊女卑の日本、韓国、ギリシャ、イタリアなどは双方が低く傾向はその逆、と。
第3象限に一する、これら四か国はいずれも出生率が減り、税収も減り、財政赤字に苦しんでいる。子育て支援に資金を回すよりも、勘違いなバラマキ予算になけなしの税金を浪費している。これら男尊女卑四か国は、根本的に認識を改める必要があるのだ。
中小企業庁HPより
http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/H24/H24/html/k222300.html
嘉田さんは知事時代に、これだけすばらしい成果を出し、未来への希望の道筋を示していかれた。
しかし国は土建国家路線に舞い戻り、国土強靭化計画という狂気にまい進している。これが絶望の所以なのであるが、嘉田さんは悲壮感なく、明るく講演をしていかれた。絶望的な気分で日々過ごしていた私は、今日の話を聞いてどれだけ励まされたかわからない。
いま嘉田さんは自民党からの攻撃で渦中の中にある。知事退任後の嘉田さんは「びわこ成蹊スポーツ大学」の学長を務めているが、自民党滋賀県連が、「学長の立場で民主党の公認候補の選挙応援をしているのはおかしい」と圧力をかけてきたのだ。
いよいよ戦前の雰囲気に逆戻りの感がある。大学の公務以外に、個人の思想信条に基づいて政治活動をやるのがダメだというなら、そう主張した自民党滋賀県連こそが憲法違反なのである。
自民党の議員だって、大勢いる。たとえば、世耕弘成官房副長官などは近畿大の理事長を務めた時期があるが、その間、政治活動をしていないのか?
嘉田さん、このような攻撃を受けていることも講演で話し、戦前の1941年2月、情報局は中央公論などの雑誌に、リベラル派の矢内原忠雄東大総長の執筆停止を求めるという圧力をかけたことを紹介し、「今日、その東京大学で私が話すことができることも何かの歴史の縁です」と話された。
マスコミに圧力をかけ、学者の政治活動を弾圧しようとする現自民党政権のやっていることは、まさに戦前の情報局の姿勢そのものである。
嘉田さんを知事に選んだ、滋賀県民のみなさんは本当にすばらしい!
全国のみなさん、未来への希望のモデルはあります。明日は投票に行きましょう!!