「安倍氏と統一協会」キャンペーンの続き

　安倍晋三氏は小泉氏といっしょに訪朝に付き合ったというだけで、ものすごいイメージ宣伝がなされ、ほとんど一夜にして「次期総裁候補ナンバー１」の地位に上りつめてしまいました。政治家としての実績は他に皆無であるにも関わらず・・・。どう考えても不可解です。
　
　統一協会、安倍晋三氏と電通や産経新聞とのつながりは、ここで指摘されています。大手の広告代理店がその気になってメディアをろう絡し、安倍ヨイショのキャンペーンを展開すれば、次期首相の「最右翼」というイメージをつくりあげてしまうのはきわめて容易なことです。残念ながら、今の日本の世論形成とはその程度のものですから・・・。

　統一協会が、犯罪行為である霊感商法などを通して日本人からまきあげたカネを、広告代理店などにつぎ込んで、メディアをろう絡しながら、安倍氏の「クリーン」なイメージを捏造しているとしたら？　もとはといえば、犯罪商法で市民からまきあげられたカネ。その違法なカネによって、さらに多くの人々が電波を通して洗脳され、ただでさえ不幸な日本をさらに不幸のどん底に陥れる絶望への政治的選択がなされるとしたら？　騙し取られたカネによって、さらに私たちは騙されているとしたら？　　
　耐震偽装問題でも、ライブドア事件でも安倍氏の疑惑が浮上したのに、マスコミは何も追求しませんでした。これも非常に不可解です。
　
　ヘンリー・オーツさんの言う、バミューダ海域も真っ青な「魔のトライアングル」は絵空事ではなさそうです。雑談日記さんのバナー言うように、今回のテポドン騒動も、安倍氏が首相になるために、金正日との阿吽の呼吸の下に展開されている猿芝居だったとしたら？　拉致被害者の帰国から安倍の「首相候補化」という一連のドラマも、安倍氏＝統一協会＝金正日の「魔のトライアングル」の協力関係の中で、統一協会が描いたシナリオだったとしたら？　
　　　
　朝日、毎日、読売はようやく「ビビリながら」も重い腰をあげて祝電問題を報道したのに対し、産経だけが安倍氏の祝電事件を報道しなかったのは、象徴的でした。その一方で産経は、テポドンの脅威に対抗する安倍晋三を英雄的に描き出そうと必死の努力しているのです。
　
　今回の祝電事件は、『産経新聞』だの『正論』だのといった、「愛国」を語る愚か者たちの「売国」的本質を暴露する絶好の契機だと思います。なぜ「愛国」を語る産経が、日本を「サタン」呼ばわりするカルト宗教と自民党の癒着を問題にしないのでしょう？　何故、盧武鉉をあれだけ激烈に批判するのに、文鮮明は良いのでしょうか？　日本人を食い物に、違法な犯罪行為によって資金を集めて韓国に「献金」させている文鮮明を、何故「反日」とは言わないのですか？　あなたたちも裏で統一協会とつながっているからではないですか？

　安倍氏を応援してきた「親米右派ブロガー」の多くは、この件に関してダンマリを決めこんでいます。依存症の独り言さんなんか、TBを送っても受け付けてくれなくなりました。興ざめです。その程度の人だったのか・・・。

　いまほど日本の「民度」が問われている時代はないと思います。ここで犯罪カルト集団に負けては日本の未来はありません。今回、カマヤンさんやハムニダ薫さんが導火線に火を付けたことにより、ネット世論がマスメディアをも動かしたことの意義は決して小さくありません。
　世論をカネでコントロールしようとする輩に是非とも一泡ふかせてやりましょう。