イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

マクチャン(どん詰まり)開会式

2018-02-10 12:12:56 | スポーツ

 平昌(ピョンチャン)冬季五輪開会式(8日)。日本と時差のないゴールデンタイム生中継で、なんだかんだで視聴率も高かったんじゃないでしょうか。

 月~金のこの時間(PM8:00~)はいつもBSフジ『プライムニュース』なので、ちゃかちゃか切り替えながらなんとなく10:00過ぎまで見てしまいましたが、標高平均700㍍の平昌、屋根なしスタジアムに大陸風吹きすさぶ極寒の夜。とりあえず「照明さんが頑張ってたなア」がいちばんの印象です。どんだけ電気つかったんだ。引きの映像になると、客席に客なんか居なくてひたすらライトアップが国名やら国旗やらに点き替わってるようにも見えました。

 なんたって、1988年ソウル五輪の開会式で世界を震撼させた(?)平和の象徴ハト飛ばしまでライトアップとドローンで見事解決したんだから、照らしもの光らせものののスタッフは間違いなくMVPです。

 本番のだいぶ前から指摘されていたトイレ問題なんか大丈夫だったのかしら。座ったらいきなりぬくぬくの便座にするまでは電気が回らなかっただろうし。事後に手を洗おうにも水道管凍結してノロウイルス蔓延しまくりとか。選手入場行進後のパフォーマンス映像に出てきたソバの花が名物ってことからしても、平昌が位置する江原道(カンウォンド)という地域がどれだけ冷涼で高燥で農耕の実りに恵まれない土地かがわかります。

 安倍総理も現地入りの飛行機から、さすがに準備怠りなく喉元までぎっちりマフラー巻いて、妊娠したんじゃないかってぐらい着ぶくれして降り立ってましたが、お腹冷やさなかったかな。行進の間じゅうフィールドで輪になって絶え間なくゆらゆら踊っていたダンサーの皆さんは、「止まるな、止まったら死ぬぞ」みたいな覚悟だったでしょうね。実はひそかにロボットだったりして。

 日本選手団は参加91か国中62番目の入場という情報は聞いていましたが、入場が何基準の順番だかさっぱりわからないのは参りました。アルファベット順じゃなく、ハングル表記時のハングル順だったらしい。知らないってばよ。ハングルに順がある自体知らなかった。最初がギリシャ、最後が開催国というのは毎度わかっていましたが。高齢家族その2が「日本よりフランスのユニホを見たい、毎回抜きんでてお洒落だから」と言うので、フランス何番目よ?アルファベットのFなら最初のほうだけど、いい加減後半になってからアメリカがぶっこんで来たしもう何が何やら?とあきらめてチャンネルを据え置いたら、トンガの旗手の人がぜんぶ持っていきましたな。

 何だったんだあれ。人間、慣れない気候の土地に来ると、暑すぎても寒すぎても頭のネジが飛んじゃうのかしら。自律神経回路が壊れて体感温度がわからなくなってたんじゃないかな。ご本人が思いついても、随行の役員とか現地スタッフが止めますよね普通。本業(?)はノルディックスキー距離競技の選手とのことですが、終わって屋根のある暖房もある宿舎(ですよねせめて)に引きあげてからやおら心筋梗塞とか脳血栓とか起こしてなきゃいいけど。

 最後に南北朝鮮の合同チームが統一旗を南北ひとりずつ二人の旗手で持って入場なんて、茶番くさかったけど、個人的にここのところ韓国ドラマの“朝鮮戦争後の傷あとモノ”を視聴しているので、これ(統一チーム)が当たり前にならないとねぇ・・と思いました。ただ、韓ドラの中でも中~近世の歴史物を何本か続けて視聴するとやはり思うんですが、朝鮮半島ってあの程度の面積の、世界地図レベルでは指でひと摘みできる半島なのに、地域ごと、山ひとつ川一本越えるごとに部族や生産力・産品や風習があまりにまちまちの歴史を背負い過ぎていて、「ひとつにまとまろうとしてまとまり切れない」の繰り返しなんですよね。

 聖火リレー最後の点火役がフィギュアスケートのキム・ヨナ(金妍兒)さんだったのも大方の予想通り。彼女の活躍なくしては、かの国への冬季五輪招致自体なかったかもしれない功労者ですもんね。せっかくのスケートで顔出しならもう少し広い所でゆったり滑ってほしかったですね。

 我が国では国民的アイドル浅田真央さんとライバル関係にあったためかあまり良く扱われないヨナさん、「あれだけで我らが真央ちゃんとの身体能力差が歴然」と揶揄された“漕いで進む”ような必死感あふれるスケーティングが、月河は妙に好きなんですよ。バンクーバー前後から思っていたんですが、当時(19歳)としては背伸びしたオリエンタルセクシーなアイメイク、異論はあろうがワールドクラスなのは間違いない足腰力のわりには発育がいまいちに見える上半身のシルエットとも相俟って、月河のうちにいつも何故かひとり居る“おっさん”の劣情をくすぐるようなところがある。

 ときどき覗き見視聴していた非高齢組が「あんな狭苦しい所でクルクル回ってるうちにはみ出して柵の外に落ちたらウケるのに」と、韓国の全国民に恨み殺されそうなことをほざいていましたが、屋根なしでフィールドよりさらに高い所でパフォするんだから、完全武装のコートドレスじゃあれが限界か。

 とりあえず皆さんお疲れさまでした。早く暖かい宿舎に戻って競技にそなえてほしいですが、シャワーのお湯出るようになったのかな。

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馬鹿馬鹿らしい

2017-12-06 18:34:44 | スポーツ

 あれじゃないか、胴体、四肢、頭部、分解して明け荷に入れて東京運んだんじゃないか、貴ノ岩。

 んで、いま東砂の貴乃花部屋で組み立て直してるんじゃないか。「肩のビス1個足りないっすよー」「股関節んとこ余ってっぞ」「直径違うから無理っす」なんて、ブルーシート張った部屋で若い衆が手分けしてたりして。

 ・・まぁ、いくら親方がサイボーグっぽいからってそんなことはないでしょうけど、巡業投宿先まで記者とカメラが夜中まで張り付いて「あのうっすら灯りが漏れている窓に(人が)いると思われます」なんて、何の内容も無いレポートしているのは滑稽を通り越して、もの悲しいものすらありました。TV生中継付きの公開空き巣狙いかよと。

 お相撲さんの気の毒なのは、本人が好むと好まざるとにかかわらず、変装して群衆にまぎれたり、お忍びで脱出なり潜入なりってことができにくいというか、ほぼ不可能だというところですね。タッパがすごいし、胸板、お腹、上腕と身体の厚みはもっとすごいし、ロン毛で髷結ってるし、そもそも普通の人らしい普通の洋服を持っていないと思う。土俵上では比較の問題で小兵に見える、いや、見えた日馬富士さんでも、186センチ137キロです。何着てどこ歩いてたって、歩かないで突っ立ってたって目立ってしょうがない。

 ここ二日ほどは横綱白鵬関の“MONGOLIAN TEAM”ロゴ入りジャージ姿が問題になったり、「次ジャージ問題か、風呂上りジャージ着る普通」「朝青龍もう皆んなジャージ着て歩いてた」「愛国心愛してダメなの!?」と元・横綱朝青龍がツイッターで“インディアンウソつかない”みたいな斬新な文体で擁護したりしていますが、いっそ相撲協会公認ジャージ作って、販売しちゃったらどうでしょう。みんな体大きいから、生地がたくさん要りそうで、ジャージ業界、ファスナー業界、ゴム業界に特需景気が訪れる。浴衣業界からの反発が大きいか。夏場はともかく、冬季間などはジャージのほうが温かいし運動性も高いと思いますが、やはり日本古来の伝統の国技というところに抵触するのかな。 

 しかし、鏡山親方がTVカメラの前で郵便受けに“診断書提出要請”投函パフォーマンスなど見せられると、もうコレ、小学生のケンカレベルですな。「もう〇〇ちゃんとは絶交、クチきかないッ!」宣言して、「クチきかないから手紙書く」っつって机の端っこにこっそり入れたりするみたいな。当事者の皆さん相撲界だけに体の大きい人たちばかりなのに、プライドやメンツのサイズが昆虫級です。

 とりあえず、何処にいるにしても貴ノ岩関の医療ホチキスは外れたのかな。あの画像で見ると、普通に糸と針で、大門未知子さんが「失敗しないので」とやってるように縫合して抜糸するより、外すとき痛そうなんだけど。

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大相撲瓶瓶(びんびん)物語

2017-12-01 18:23:24 | スポーツ

 もう、大相撲なくなればいいのに。

 公益法人日本相撲協会や、〇〇部屋や△△親方がなくても、もちろん☆☆国出身力士会なんてなくても、日本伝統の徒手格闘技としての“すもう”は存続できるでしょうに。

 一昨日(11月29日)の横綱日馬富士の引退表明会見、何が驚いたって、「お酒が原因の事件ではない」と断言したところです。いやーびっくりした。「ワタシはいままで、お酒を飲んで暴れたり、人を傷つけたりしたことはないし、酒癖が悪いと人に言われたこともない」までは、酔っ払ってない酔っ払ってないって酔っ払ってる奴に限って絶対言い張るんだよね・・と、薄笑いで聞き流すことができましたが、その後にこの発言が来たのです。リモコンにせよシャンパンかビールの瓶にせよ、大の男が頭皮縫わなきゃならなくなるまでぶん殴ったのを「酒が入ったからじゃないもん」と言い切ったのです。

 つまりは、“酒が一滴も入ってない、どシラフだったとしても、同じ相手に同じ状況なら縫うまでぶん殴った”ということ。ひゃー凄い。ある意味勇気ある。一か月近くがちゃがちゃ騒がれている一連の騒動の見え方が、月河にとって一瞬のうちに変わりました。昔のTVドラマで、ショックを受けたときに静止画になってネガポジ反転して「ガーン」と効果音が出たような。蛭子能収さんの漫画なら額にスダレ線が入って汗がたらーってなる場面。それほどじゃないか。

  月河はそれまで、番付上位も下位も、先輩も後輩もともに飲んで全員お酒が回って、シラフの時なら当たり前に守れる礼儀も自制心も緩んでしまって売り言葉に買い言葉になり、取り囲んでいた周りも酔っ払ってるから危機感も緊張感もうすく、「すぐやめるだろうデヘヘ」と特に真剣に割って入るでもないうちにあれよあれよと十何発入っちゃったぐらいの話だと思っていたのです。手を出したほうも出されたほうも、そこまで緩むほど飲んだのがまずかった、恥ずかしい面目ないのはお互い様だけど、現に怪我させたほうが圧倒的に悪いから、酔いがさめたら地位が上でも飛んでいって真っ先に謝る、頭下げて、痛かったろういやーすまなかった、病院代は無論オレが持つ、治るまでゆっくり休め・・で円満解決できる事案だと思っていました。

 それが何でこんなにこじれる?単なる上下関係じゃなく別々の部屋の親方がからむから?モンゴル人力士会というサブシステムが入ってるから?・・といろいろ考えていたら、まさかの怪我させた側からの、事実上の「飲んでなくてもやった」宣言ですよ。酒で一時的に判断力自制心が弱まっていたから手が出ちゃったと見なしてもらったほうが明らかに犯情が軽くなるとわかるはずなのに、こう言っちゃうと、“犯意”があったに等しいわけじゃないですか。先輩として礼儀礼節を教え込むためであれ何であれ、正常な意識と判断のもとに鉄拳ならぬリモコンをふるった、ふるいすぎて怪我させたことは謝って引責引退するけど、礼儀礼節は大事なんだから今後も忘れちゃならんよ、と言いおいて退場する。

 つまりは遠回しに、やり過ぎはいかんかったけど、“やられても仕方のない、シラフの頭で考えても理に合った原因は、被害者側がつくったんだよ”と暗に主張して、結果的には被害者が反論しないうちに自分で幕を引いたわけです。

 凄い。いろんな意味でというより、無数の意味で凄いわ。 

 あらためて「どんな理由でもいまのご時世暴力はいかん、暴力に訴えたらアウト」なんて繰り返す気は毛頭ありませんが、最も厳しく反省すべきは日馬富士個人じゃなく、彼を横綱に推した人たちではないでしょうか。短年月に、もうこれで二人めですよ、暴行、警察沙汰で引責引退の横綱。“大関で2場所連続優勝、もしくは1優勝1準優勝”とか、“力量のみならず品格も抜群”とか、読みようでいろいろになる条件を山と積み重ねたって、「要は人を見る目がなかった」という結果が、これだけ高確率で続いている以上、基準を変えるか、人間(=横審メンバー)を変えるかしないと、結局三人め四人めを輩出するのは目に見えている。

 それから、あるのかないのか判然としないけど所謂“モンゴル力士会”の件について思ったこと。今回の騒動中、何度もいろんな番組でお見かけした杉山邦博さん、NHKを定年退職されてからも大相撲をライフワークにされていますが、「モンゴル人力士が増えて、楽屋でも(モンゴル人同士にしかわからない)モンゴル語の会話が飛び交うようになり、僕ら取材陣は“それはやめてくれ”と部屋に申し入れしたことがある」と仰っていました。これは情けない話じゃないですか。相撲記者が相撲の力士を取材するなら、力士の母国語ぐらいマスターして突撃すべきです。

 もちろん、郷に入ったら郷に従えで、何国人だろうと日本の大相撲に入門する以上は、少なくとも相撲取りとして活動する時間と空間では日本語を習得して話すよう、師匠もおかみさんも兄弟子も目いっぱい指導する義務があるし、弟子たちも必死になって勉強しなければいけませんが、受け入れ対応する側が「勉強して日本語で話してくれないとお手上げ」では、勉強しなさいと叱咤する権威も気勢もぐらぐらす。

 聞いた話ですがテニスのウィンブルドン大会で主審をつとめるクラスの審判員は、エントリーする選手の母国語の所謂四文字言葉=対戦相手や不利な判定を罵倒したり毒づいたりする言葉、卑猥な言葉等をひと通りリストアップして、頭に入れてから試合に臨むそうです。紳士淑女のスポーツであるテニスといえども、エキサイトした選手は英語で毒づいてくれると決まったわけじゃないですからね。フランス語、ドイツ語、スペイン語、ロシア語、イタリア語、スウェーデン語にルーマニア語にクロアチア語、何国人の選手が地金を出して母国語で毒づいても、毒づいたと気づいて指摘できなきゃ審判の役を果たせない。たとえば錦織圭選手が外国人選手との対戦中、相手の微妙なショットがインの判定だったりした時に日本語で「クソ野郎死ね」と口走っても(口走らないでしょうけど)、「ハイいまの違反ね」とお咎めがあるはずです。

 日本の大相撲もこれだけ外国人に門戸を開き、上位に上り詰める例も増えてきた以上、受け入れる側が、門を叩いてきた者の言葉を知らない、何言われても意味わからないでは済まされないと思います。でないと「日本語を覚えろ、日本語で話せ」と胸を張って言えないじゃないですか。モンゴル人を受け入れたら支度部屋や花道や、風呂場でモンゴル人同士、どんな会話をしているか、誰が誰と仲が悪いか、どんな悩みを持ってどんな愚痴を言っているかわからないで、何を指導監督するというのでしょう。「ウチの親方死ねばいいのに」「今度おかみさん押し倒してやる」とか(言わないでしょうけど)、博打や買春やクスリの話にモンゴル語で花を咲かせていたら(咲かせないでしょうけど)、こらこらチェーーック!入れられるようになって、初めてモンゴル人の弟子を取る資格があると思います。

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畏(かしこ)まり

2017-11-29 15:51:28 | スポーツ

 今般の大相撲横綱暴行傷害事件と、まつわって取り沙汰されてきた話題あれこれ、大勢が納得する着地になるかどうかは今日(11月29日)現在未だわかりませんが、思うのは「昭和天皇が御存命の間でなくてよかった」

 昭和天皇は本当に心底好角家で、国技館の桟敷席に香淳皇后と並んで天覧されているお姿がよく似合っておられました。昭和の陛下が今日の、モンゴル勢上位独占の大相撲界をご覧になったらどう思われたか。ちょっと手元で調べてみたら、昭和30年(1955年)から開腹手術を受けられた昭和62年(1987年)まではほぼ毎年国技館で観戦されていたそうです。昭和62年の大相撲では、年6場所のうち3場所は横綱千代の富士が優勝、2場所は北勝海(ほくとうみ=現在の八角親方)が優勝して、もう1場所は大乃国(=現在の芝田山“スイーツ”親方)が大関として優勝し、次の場所の後、横綱になっています。もちろん全員日本人。前の年(=昭和61年)に横綱になった双羽黒が一度も優勝なく引退なんてこともありましたが、のちに横綱二人を輩出するハワイ勢では、草分けの小錦が名古屋場所で大関昇進している段階で、のちの“日本出身力士10年間優勝なし”“日本人横綱14年間不在”なんて事態は誰も予想していませんでした。

 それでも、昭和天皇のお人柄から推して、外国人がぞろぞろ上位独占という状況を目の前にしたらしたで、日本人力士の奮起を願いつつも外国人大関や横綱の強さは、それなりに楽しんでリスペクトして下さったのではないかとも思うのです。機会があれば土俵の外で面会して祝福や激励のお言葉を下さったりして、モンゴル人力士の皆さんも「日本のエンペラーに謁見の栄誉を賜ったよオイ」「改めて大相撲って日本では凄いんだな」「エンペラーも注目されている中で優勝とかしちゃったオレどうしよう」と緊張感をもって、その後の素行や言動も変わってきたかもしれない。

 やっぱり、“畏れ多い存在”があり、折に触れてその存在を意識することって人間、芯の所で大事なことじゃないかと思う。特に若く、血気盛んで、腕っぷし身体能力が人並外れて強力であることを自任する格闘戦士たちなんかは、“神”的存在、神聖なるものには、意外に滅法弱いはずです。

 報道されているように相撲協会の中に各部屋がありそれぞれに師匠=親方が統括しているほかに、“モンゴル人力士会”なるサブシステムが水面下で存在していて、親方も協会もアンダーコントロールにできない、ほとんどアンタッチャブルな上下関係や横のつながりや阿吽の呼吸がある(らしい)現況は、「日本古来の最も“神”に近い存在=エンペラーが大相撲を常にウォッチしていて、オレらはその大相撲の一員」という意識が彼らモンゴルの皆さんにあればかなり避けられたのではないでしょうか。

 故・昭和天皇がお元気だったらば、戦前の現人神時代から戦争~占領時代を経て人間宣言に至る波乱万丈の人生経験を生き抜いて鍛え上げられたいぶし銀のようなキャラと、自然や植物を愛するナチュラルなお人柄のオーラで、無駄に権威ぶることもなく、部屋制度や公益法人なんちゅう後付けの括りを超越した、大相撲界の精神的な心棒となり、後ろ盾となってくださったような気がします。

 平成にかわってからも今上天皇と皇后両陛下が、昭和天皇の御遺志を継ぐように、相撲協会に不祥事が相次いだ時期と陛下御療養中の期間を除いてほぼ毎年一回は観戦にお越しになっていますが、むしろ内親王愛子さまのほうが大相撲好きだったのではないでしょうか。平成18年(2006年)9月秋場所、当時の北の湖理事長を先導案内役に、桟敷から身を乗り出すようにして満面の笑顔の内親王のお姿はご記憶のかたが多いと思います。この年に幼稚園に入園されたばかりで、よくまああの大きな、入道雲のような理事長を目の前にして泣きもビビりもしなかったもんだなあ、将来の女帝もじゅうぶんいけるじゃないかと、月河も高齢家族らと話しどこかに書きもした記憶があります。

 幕内力士全員の四股名のみならず、本名もフルネームで諳んじているとお父上の皇太子殿下も脱帽されていた愛子さま、とりわけ朝青龍関の大ファンだったそうですが、その横綱は本場所中の民間人暴行で引責引退してもう7年、母国で大実業家となり、莫大な資金力を背景にモンゴル政府特使の要職にも就いています。昭和天皇亡きあとどころか、平成13年生まれの愛子さまが幼稚園から高等部2年になるまでの間にすら、これだけの激変があったのです。

 最近はツイッターで結構な毒も吐いているようで。まさかと思いますが愛子さまはチェックしておられるかしら。就学前の時期に夢中になったゲームとかアイドルとか遊びモノって、思春期頃になると「そんなの誰か別の子の話でしょ」ぐらい興味なくなることが多いですが、できれば内親王にもうまいこと卒業しててもらいたいなと思います、こればっかりは。

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泥グバを見て縄を綯う

2014-06-16 01:20:09 | スポーツ

・・・略して泥縄。わははははは、言ってみたかっただけ。

 我らがサムライジャパン、緒戦は文字通りジャパンをブルーにして終わりましたなあ。月河は高齢組への啓蒙も兼ねて、本田△なゴォォォォルとその後の内田選手の大チャンス辺りまではTVライヴ観戦したのですが、ヤッコさんたちが早々に飽きはじめたので後半はNHK第一のラジオ観戦ならぬ聴戦。

 コートジボアールとしては前半のエース温存が完璧的中した形でしょうね。。投入されるや否やこの剣呑な響きの名前のFW、動く動く。自分で持って何人も抜いて前進したり、味方にパス出しといて球よりも速く前進してまた受けて前進したり、もう、はっきり言ってやりたい放題。彼のイン前と後で完全にピッチの空気もスタンドの空気も、実況の空気も変わって、呆気にとられた日本がみるみる動きを鈍らせていくのがラジオからさえ伝わってきました。

 絵の情報がない分、ラジオ実況は「注目されているスポットだけ」抜きがちなTVより、実はずっと“空気に正直”なんです。

 試合開始前、「(日本代表緒戦の朝とあって)何だか眠れなくて早く起きて犬の散歩をしたりしてた」という解説・木村和司さんお疲れ様でした。付き合ってくれた犬もちょっと偉い。

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