イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

オボつかない

2014-03-16 16:30:50 | スポーツ

 ひさびさに月河好みのニュースだったので、掘り下げてやろうと思っていたら、あっさりいろんなところからいろんなことがボロバレして、掘り下げるまでもなくなってしまいました。もう少し粘って欲しかったな、佐村河内さん。

 ロン毛を切ってグラサンも外したら、現代のベートーベンというより、流行ってない中華食堂の店長みたいだった。メダカが直立したようなおじさまだった新垣(にいがき)隆先生と、どちらがどれとどれの曲をどこまで作ったのか、もう正直どうでもいいっちゃどうでもいいですね。

 高橋大輔選手のソチ五輪成績も、問題の曲を使用したショートプログラムで3位から僅差の4位という表彰台射程圏につけて、フリーで攻めてスベって6位陥落という、代表選考さえ危ぶまれた怪我を考慮すれば上々の結果が出たので、当の高橋選手はむしろすっきりしているのではないでしょうかね。逆に、女子の浅田真央選手の様にフリーが超完璧で「SPさえもう少しどうにかなっていれば」と皆が思うような結果でなくてよかった。高橋選手の場合、今回に限ってはSPがあんまり案外だと、「やっぱり曲にケチがついたからだ」と言われたでしょうから。

 

 現地入り時のインタヴューで曲問題に水を向けられたときの「なんでこのタイミング?カンベンしてよ、って感じ」と、それほど深刻でもない困惑苦笑いが高橋選手らしくて良かった。この選手の“頑張っているんだけど、どこかトッポい”感じ、月河は大好きです。『道化師』も、『道』のザンパノも、オペラ座の怪人も今回のビートルズもよくお似合い。

 今大会金メダル・羽生結弦選手の“ナヨ男くんのくせに仕種がオレ様”“黙ってたらなんぼでもしゃべるしゃべる”感じといい、意外と言っちゃ悪いか?フリーで大躍進最終5位の町田樹選手の“ムダに仲村トオル似”といい、国際舞台での日本人男子フィギュアにはもう“イタさ”を心配する必要はないようで何より。

 ところでサムラゴーチさんに関しては、もうマスコミの鋭い掘り下げは期待しないほうがいいかもしれません。「まるっきりまんまとだまされた」にしても、「うすうす怪しいと思いつつ触れないようにして、称賛アゲの方向で調子を合わせていた」にしても、どっちにせよどう考えてもカッコいい話じゃないですもん。掘り下げるどころか、もう「無かったこと」にしたいのは佐村河内さんよりマスコミのほうかもしれない。先手を打ったメダカの先生と、どちらの、どの発言がどれくらい本当なのかウソなのか、出るところに出て争おうというなら、当事者同士でいくらでもやってくださいとしか言いようがないですね。

 今後の反省材料としては“ハンデキャップ、難病”“被爆者”“アーティスト”“癒し”“被災者復興支援”等のタグがあまりに綺麗に揃った物件には要注意というところでしょうか。

 しかし、同列に語っちゃいけないかもしれませんが“夢の”STAP細胞の、“学術論文がやってはいけないことの一式詰め合わせ”論文といい、世の中“自分がやってもいないことをやったかのようにして得々とお披露目アナウンスする”ていの騙(かた)りは、どこの世界にも石を投げりゃ当たるくらいに山ほど存在しているんですねえ。何が本当なのか騙りなのか、NHKだろうが大新聞だろうが、言われてる通りの事を信じてなんか到底いられませんな。ソチ五輪だって、本当にソチで開催されたのか。渋谷辺りのセット内で、背景CGでやってたのかも。

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武者クシャする

2014-02-07 02:35:39 | スポーツ

 そんなこんなで季節は淡々と進んで行き節分の豆まきの豆が立春を呼んできて、気がつけば2月です。

 もひとつ気がつけば、1月のエントリを読み返すと、結局、『あまちゃん』を懐かしむ、つまり“あま懐(なつ)”だけで2014年の12分の1がはや過ぎてしまったようなものでした。

 これでいいのか!?と思っていたらまた何と不気味なまでに『あまちゃん』とシンクロする事案が世に出てきたではありませんか。

 国産クラシック音楽界にも落ち武者騒動。・・じゃなくて影武者騒動。

 しかも事の発端がゲームソフト『鬼武者』っていうんですから、なんか符合し過ぎてほとんど信じ難い。“事実が虚構を模倣する”ってことが本当にあるんですねぇ。いや、事案そのものは『あま』の構想などよりはるか10数年前に、隠密裏に進行していたらしいのですが。

 昨年の暮れ、NHK『あさイチ』でこの作曲家(=作曲したと自称していた人)さんのミニ特集があり、楽曲のひとつがチェロでスタジオナマ演奏される中、華道家の仮屋崎省吾さんが曲想にあわせて花活けパフォーマンスを披露するという、NHKでなければ絶対無理だろうなと思えるなんとも贅沢なオンエアぶりは未だ記憶に新しいものがあります。

 その時は、楽曲や音色が美しいことより、仮屋崎さんの生け花が迫力あることより、「コレNHK内部によっぽどこの作曲家さんの熱烈ファンで押してるディレクターか何かがいるんだろうな」というのがいちばんの所感でした。すまんね、失礼で。自慢じゃないけど心が濁ってるほうなもんで。

 あと、こんな事案が持ち上がったから安心して言うわけじゃないですが(と言いながら実はかなり安心してますが)、くだんの作曲家さん、中途失聴の全聾(ろう)で耳鳴りに悩まされながら絶対音感を頼みにフルオケの大作交響楽など書いてるというわりには、この時点の取材映像で見る限り、妙にガタイがよくて肉付きがしっかりしているのはちょっと違和感がありました。

 これは決して偏見ではなく芸術やアートに深い造詣の無いドシロウトだからこそ純粋に、“逆境に耐えて芸術に邁進している人には、やはり逆境感のにじみ出たルックスをしていてもらいたい”という、一種の幻想の様なものがあるわけです。ほとんど葉加瀬太郎さんレベルの栄養の良さなんだものなあ、佐村河内さん。

 ご自宅マンション内での場面で、仕事場の壁面にでっかい十字架像があって礼拝堂風のしつらえなのも一抹、ほのかに怪しさが漂いました。これも別に「芸術家が神信心してるのはケシカラン」なんていうつもりはないのですが、やはり芸術やスポーツ、芸能など“常人ならざる才能とパフォーマンス”の人が「信仰があるから力が出た」「神の恵みで着想が降りてきた」なんて思っているとしたらえらい興醒めです。才能ある人はもっと傲岸で、自負自尊のカッタマリでいてくれなきゃ、才能ない凡人の立場がないもの。

 この作曲家さんはそれ以前に、信仰心を創作活動の拠り所にしているタイプというより、もっと雑駁に“神がかっている”人にちょっと見えたのです。終末思想とか、輪廻転生とか好きそう。もっと言えば“電波”の人。

 んでまた、昨日(2月6日)になって「実作は私がやっていました、共犯者です」と名乗って会見した音大の先生が、すがすがしいまでに対照的なヴィジュアルの、餌の少ない川の“メダカ人間”みたいな人で。

  新垣さんは彼なりに遅まきながらいたたまれず、「公表してぶっちゃけて楽になりたい」思いもあっての行動だったのでしょうが、公表されて、真実を知って、幸せになる人が誰もいないのが“嘘いつわり”の罪なところです。嘘つき通すのも地獄、ぶっちゃけるのも地獄。

 『あまちゃん』内での“潮騒のメモリー”影武者問題は、何度も露見しそうな局面を乗り越えて、急転直下鈴鹿さん(薬師丸ひろ子さん)の、20数年人気女優を続けてきた伊達じゃない“プロちゃん”魂が奇跡の一発ライヴ歌唱でファンの夢を救いましたが、今回のコレはどうなれば救われるんだろう。新垣さんはもう一旦クチから出したものを引っ込める事は出来ないし、佐村河内さんは逆に、クチが裂けても「新垣さんの言った通りですごめんテヘペロ」とは言えないでしょう。しらを切りとおすしかない。とおせなかったら地の果てまで隠れているしかない。どうする広島の皆さん。どうする義手のヴァイオリニストさん。

 やっぱり高橋大輔選手の大復活金メダルしかないか(そっちか)。

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あるいは竹島防衛隊

2012-08-11 20:19:27 | スポーツ

初戦で無敵艦隊スペインを撃破、「金メダルのダークホースか!?」なんて言われた夢も早々に醒め、男子サッカー関塚ジャパン、結局3位決定戦も韓国に完敗で、銅メダルすら無しの手ぶら帰国で終わりましたの巻。決勝トーナメント第1戦のエジプト戦まで無失点で、月河も一瞬(一瞬ね)コイツら本物か?と思ったけど、準決勝と今朝の3位決定戦との終盤2試合でジタバタあれよあれよと5失点もしちゃった辺り、長い大会を異国で戦うガソリン不足なような気もします。これじゃ、かりにメキシコに勝って決勝進出していたとしても同じようにガス欠負けだったでしょうね。こうなったらメキシコに、韓国負かしたブラジルを50ぐらいで叩きつぶしてほしいな。でもブラジルも、次の2016年オリンピック自国リオデジャネイロ開催に向けて、あらゆる種目で底上げしてるしね。敵わなそうですね。

そもそも、メダルマッチで韓国相手では分が悪い。体格的にもそんなに力の差があるわきゃないんだけど、モティベーション的に、相手はメダルとって帰国なら全員兵役免除らしいですよ。我らが日本代表は、メダル目指してどんなニンジンぶらさげてもらってるんだ。報奨金か。皆さんU23といえども海外一流どころのクラブチーム選手もいるし、そうでなくても花のJリーガーだったりするわけで、いまさらハシタガネの一時金ちらつかされても燃えないと思う。

何かもっと、絶対的に勝ちたくなるインセンティヴはないのか。メダル見せれば消費税率上げ免除とか。ニセメダルが出回りそうだな。

「好きな女子メダリストと結婚させてあげる♪」ってのはどうかな。皆さん、女子アナやグラビアアイドルや客室乗務員には飽きた頃ではないかと。“プールの夏目雅子”こと鈴木聡美選手や、体操のアイドル顔おねえさん田中理恵選手は人気になりそう。

嫁として連れ帰った際の郷里のお祖父ちゃんお祖母ちゃん受けで言えば、卓球の福原愛選手一択か。「石川佳純選手の細い肩を抱きしめてあげたい」と思う向きも多いかも。

真逆の志向で、「アーチェリーのカニちゃんこと蟹江美貴選手のふっくら頬っぺをぷにぷにしたい」という選択もアリ。

家を空けがちなプロサッカー選手、とにかく嫁も強いほうがいいという発想で、「レスリング吉田沙保里選手にしっかり自宅を警備、っちゅうか守ってもらいたい」「伊調馨選手と毎晩タックルプレイをしたい」「柔道松本薫選手の野性の眼に引きこまれたい」という声も、たぶん少数派でしょうが、ないとはいえない。同じサッカーなでしこジャパンのGK福元美穂選手などは「むしろウチの守護神に…」と別の需要が発生するかも。

「ウェイトリフティング三宅宏実選手に軽々と持ち上げられたい」というM男くんだって皆無ではないかもしれない。「足しか使えないヤツに娘はやれない」とお父上に持ち上げられて放り投げられるか。

……以上、女子選手の皆さんからの「選ぶ権利あるし」「て言うか、こう見えても彼氏いるし」「て言うか、手ぶらで帰ってきた男に興味ないし」という意向は完全無視でお送りいたしました。「…ここだけの話、“女子”のメダリストでなきゃダメ?内村航平選手のワイルドな腋毛にいっぺん…」というマイノリティの存在も否定できないし。

いっそ、北朝鮮みたいに、「負けたら鉱山送り」式の逆インセンティヴでいくか。負けたら被災地で1年間瓦礫処理。そのあと半年原子炉の水抜き。どっちみち負けたんだから、もうインセンティヴもモティベーションもヘチマのヘタもないですけどね。あぁ失われた睡眠時間を返せ。

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しめこのウサウサ

2012-08-10 22:06:44 | スポーツ

ウサイン・ボルト選手の100メートル200メートル2大会連続2冠も天晴れですが、200ジャマイカワンツースリーフィニッシュってのもすごいですね。ジャマイカと言えばレゲエでスカでボブ・マーリー。地図で見るとカリブ海のほんの小さな島国ですが、昨夜は全土がレゲエのリズムでズコバコお祭り騒ぎで、フロリダからも騒音苦情が来たらしい(嘘)。

 いまならお祭りついでに、パスポート無しで何国人でも入国させてくれるらしい(嘘)。ただし入管口でウサちんのあのポーズをして見せないといけないらしい(嘘嘘)。

 それにしてもジャマイカ人は足の速い人ばかりなのだろうか。この種目以外でも、短距離におけるエントリー選手数、人口比で言ったら相当なもんじゃまい…いや相当なものデハナイデショウカ。月河みたいに鈍足なやつは、小っちゃいうちにクチ減らしされるらしい(嘘嘘嘘)。

 そう言えばもう10数年前になりますか、当時100メートルの世界記録ホルダーだったアメリカのモーリス・グリーン選手が、世界陸上からの帰国便に乗る空港で、バッグ置き引きされて、世界最速の足で走って犯人を捕まえたという話がありましたっけ。何が悲しくて、よりにもよって世界最速の男(当時)のバッグに手をかけなきゃならんのだ、と、むしろ犯人のついてなさに同情笑いしたものですが、ヒースロー空港で直線走路100メートル確保した上で、ウサちんの金メダル2個入ったバッグ、誰か置き引きしてみんかな。「オレの伝説を返せ!」とガチ走って、新たな世界記録樹立成るかも。

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何事も投げ出さず

2012-08-09 16:41:25 | スポーツ

やり逃…じゃなくてやり投げの新鋭・ディーン元気選手の投擲が見られそうなのでロンドン五輪チャンネルつけ放しにしておいたら、外国人でとんでもない選手がいましたよ。長身に金髪碧眼のスカンジナビア人風なんだけどコイツ、のな(爆倒)。

一緒に見ていたウチの非高齢組も一瞬唖然となって、「…いま、脱ぐ必然性ある状況だったか?」と昭和の成人映画の現場にだまくらかされて連れてこられた劇団女優みたいなこと言ってました。

またいいカラダしてるんだこれが。北欧系の、色白のダビデ像みたいな。会心の投擲で気分良くしたら、軽く世界に見せたくなるかもしれない(ならない普通)。それともオリエンタルラジオの“武勇伝ブユウデン”じゃないけど、ただただ裸になりたいだけなのか。

調べたら、ノルウェーのアンドレアス・トルキルドセン選手。何のこっちゃねぇ2004年アテネでも、08年北京でも金メダルで、今大会3連覇を狙っているという堂々のディフェンディング・チャンピオンなのでした。日本で言えば競泳北島康介選手や、女子レスリングの伊調馨選手、吉田沙保里選手のやり投げ版ぐらいの立場にあるわけです。たいへん失礼をば。そう言えば、オリンピックで、やり投げ競技ってちゃんと予選から決勝まで見たことがなかった。

競技後のインタヴュー受けてる姿(←すでに着衣)(←当たり前)もインタヴュアーがほとんど女性。ノルウェーの女子アナさんたちか。きっと母国ではスポーツ界きってのヒーローでアイドルなのでしょうな。1982年生まれ今年30歳、記録を追う限り2006年から09年ぐらいが生涯最高の出来だったようで、今回の予選は全体2位でしたが、投擲は我が日本の室伏広治選手37歳がバリ現役なように、意外と“大会経験”がものを言うジャンルでもある。月河が、やり投げで唯一名前を知っている選手であるチェコのヤン・ゼレズニーさん(引退)も、現時点でも破られていない世界記録98メートル48を叩き出した、と言うか投げ出した?のは、満30歳の誕生日の21日前でした。

トルキルドセン選手、めでたく3連覇成ったら、今度は下も脱ぐかもしれない(変態か)。

今季絶好調、予選で早くも自己ベスト更新した、ゼレズニーさんの教え子であるチェコのビテスラフ・べセリー選手がカラダひとつ先に脱…いや抜け出して、決勝は90メートル台の争いになる可能性が大ですが、日本代表・ディーン元気選手も自己ベスト84メートル28を大幅更新すれば表彰台の可能性はあります。こちらは20歳、まだまだ伸びしろはあるし、今大会はお父さんの母国での開催で気合いも入ってるはず。ぜひ大幅更新して、メダルとって、脱ぎましょう(脱がなくていい)。

それにしてもやり投げって、尖端恐怖症の人にはこたえられない種目ですな。投擲の他の種目は、円盤も砲丸もハンマーも基本的に丸いですからね。

あの、地面に鋭角斜めにぶっ刺さってプルプル揺れてる映像を見ると、意味なく「は、はやく抜いてくれ」と思ってしまう。フェンシングのあの、フルーレとかエペとかいう剣は実際、突くだけで、何かに刺さってるところを見ることはないし。

トルキルドセン選手はノルウェー人、海賊ヴァイキングの末裔ですから、99メートル超の辺りにセミクジラとか泳がしておいたらピンポイントでプルプル刺さって世界記録更新かもしれない。そして3連覇で金メダル。これは心おきなく脱げそう(脱いでほしいのか結局)。

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