イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

泡い期待

2010-11-22 19:38:18 | 

ベルギー産のユーロホップス。泡モノ党なら誰でも聞いたことのあるラベルだと思います。

月河も聞いたことだけはありました。

平成10年代まで酒屋さん専業だった近所のコンビニ(←行きつけではなかった)で、昨日、330ml98円で発見。

100ml当たり39kcalならあまりお腹にたまらないかなと思って明るいうちから大胆に試飲。

……やはりお国柄が違うと攻め方も大胆に違いますね。日本の規格ではリキュール(発泡性)となっていますが、ここまで“酸味押し”の新ジャンルって、国産メーカーでは難しいかも。

無理やり頑張って、強いてたとえれば、リニューアル前のKIRINコクの時間か、SUNTORY7種のホップRELAXが近いかな。かの国の泡モノ規格や訴求購買層戦略は寡聞にして未知ですが、日本の新ジャンル客層の大多数とは、“泡モノ”に求める味や飲みクチが違うのかもしれませんね。とりあえず、本体部分の味は不味くはないし、付属部分として無用のねっちょり感や後クチの重さが感じられないのは好感要素だと思います。

しかし、こうなると新ジャンルじゃない本物のベルギービールも飲みたくなりますよね。ドイツビールのヘニンガー、ホルステン、USAのクアーズ、シュリッツ、オランダのハイネケンなんかは1980年代中盤、あの恥ずかしいカフェバーブームにちょっこし乗っちゃったりなんかして、夜な夜な結構いけてたんですけど、ベルギーのステラアルトワは、一度飲んだような記憶はあるものの、リピーターになるほどではなく何となく遠ざかっていました。グリーンボトルの素朴で清潔感のあるラベル。今度リターンマッチいってみないといけませんな。

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飲物弱者

2010-11-18 11:25:30 | 

先週末、最寄り駅直結の酒類スーパーで数量限定SUNTORY“余韻の贅沢”を見つけました。

119日発売。このタイミングで店頭で出会えるのはレアチャンスなので、バラ売り缶3個ぐらい試飲購入したかったのですが、大根とか南瓜とか重量級の食材、山のように買った後で、雨もぱらついてきたし、どうやってバス停まで運ぼうか、バスの乗車タラップの段差どうしてくれようかと思案していた矢先だったので見送りました。

 余“韻”“贅”沢と、豊潤感ある漢字を詰め込んだネーミング。SUNTORY“贅沢シリーズ”共通の流線デザインが、今作は焦がした様なチョコレート色で、正直、一見した印象では引き気味になりました。アルコール度数7パーセントとかなり気合い入った高め(琥珀の贅沢と、絹の贅沢6パーセント)なのはむしろ歓迎ですが、100ml61kcalはいかにもお腹にたまりそう。

 でも330ml缶の小ぶり缶ですしね。料理が美味しくなる味だといいけれど。

次回、駅前まで行くときまであるかな。SUNTORYのビール系新ジャンル、意欲的に新ラベル投入して来る姿勢は好感が持てるのですけれど、いちばんどうにかしてほしいのがこの“置いてるお店が(限定モノは特に)少ない”なかんずく“月河の直近の地元になかなか回って来ない”“来ても23日で消える”ことだったりします。

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血圧なんか琥珀ない

2010-10-15 18:19:55 | 

今年も出ました数量限定醸造SUNTORY琥珀の贅沢。昨日(14日)某大手流通チェーンで見つけて脊髄反射で買いましたが、このラベル初お披露目の昨年に比べると約1ヶ月早い投入ですね(昨年1110日、今年1012日)。昨年の評判が良かったのでしょうか。とりあえず、濃赤色基調金色ラインのアクセント、気の早い人ならクリスマスを連想しそうなパッケージデザインで、季節感はありますな。缶フロントに、春季の絹の贅沢から登場した“京都醸造所謹製”の落款風ロゴも加わりました。

昨年のコレ、“贅沢”ってより、クチあたりのトップが普通に甘かったよなぁ…と、缶パケマイナーチェンジにあまり期待しないで、帰宅後試飲すべく、まずは冷やし直し。新ジャンルで甘め優勢のやつは、通常のビールの飲みごろより、冷やし過ぎぐらい冷やすほうがいいんですよ。

……おや?この作戦が効いたか、昨年ほど直球で甘くありませんぞ。

もともと、トップが喉を通過した後に来る後クチや、香りというかフレーバーに関してはしっかり、ロースト麦芽由来の良きホロ苦さもあるし好感持てる内容だったんです。“まじめな新ジャンル”というかね。飲んでいるうちに思い出してきた。

今季は、同じロースト麦芽使用+アロマホップ100%使用を踏襲しつつも昨年とはどう配合を変えたのかな。結構さっぱりめで、より飲みやすくなったように思います。やはり、昨年のセールス成績が良かったので、今年はもっと数飲まそうって算段か。1ヶ月早い投入にも何やら自信を感じます。

330mlという、国産ではイレギュラーなサイズのせいもあって、昨年リリース当初は、なーんかアイスコーヒー飲んでるみたいな気もしたものですが、今年は缶パケ“京都醸造所”ロゴとともに麦の穂数も増えたし、“ビール感”もじゅうぶん。

これも昨年から踏襲している特徴のひとつですが、このラベルのいちばんの長所は、実はロースト麦芽由来の濃いめの液色かもしれませんね。透明感と豊潤感を兼ねそなえた、キレイな褐色です。缶プシュッで直接飲みなんて愛想のないことはせず、ぜひひと手間、透明なグラスに注いで季節感を楽しむべきでしょう。チキンとかエビチリとか、ピリ辛系が特に相性良さそうです。ピザなら、定番のペパロニ、フレッシュトマトより、チョリソーとか、いっそ生ハムガーリックなんかいってみたいな。

焼鳥なら塩皮、塩ネック、塩ネギま、塩ハツの“減塩ぶっ飛ばせ”カルテット。

シャンパンほど気取ってらんないし、シャンメリーだのポートワインなんてぇヤワな年頃でもない。働くオトナのクリスマスにはぴったりかもです。されど数量限定。いまのうちに買いだめに走るか。

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冬季凛

2010-10-05 19:16:08 | 

公式には6日発売のKIRIN冬季限定・冬麒麟を、LAWSONで見つけて速攻購入。KIRINの冬季限定ラベル、毎年出るのですけれど、今年に関しては「秋の実感もないのにもう冬?」と半信半疑ですね。秋限定のSUNTORY秋楽辺りが出た8月最終週頃が、まだたっぷりねっとり暑かったので、「まだ秋じゃないだろ」の半信半疑感が、ドミノ式に105日時点での「冬って、気が早すぎだろ」感につながっている。

それはともかく、今季は発泡酒の白麒麟ではなく、いまいちばんマーケット的に活気のある新ジャンルでいきなりプッシュしてきた潔さに、まず一票。

帰宅後冷やし直していってみたら、秋だ冬だを抜きにして、結構いける味ですよ。同じKIRINのかつてのスパークリングホップの、女性的甘さの少ない版というか、コクの時間〈贅沢麦〉のさっぱり版というかね。これなら、通年販売でもリピーターファンがつくのではないかしら。冬をイメージしたからというわけではないのでしょうけど、飲んだ後の感触が涼しげなんですよ。甘み、酸味、苦味、炭酸ピリリ感、香味などのどれも、ひとつだけ突出して残るというところがなく、いい意味で引っかかりがない感じ。

最近の新ジャンル界、初顔のラベルほど、どうも味バランスのどこかが過剰であったり、他銘柄との差別化を偏重するあまり、ひねり過ぎて「一度試飲したら、もう結構」みたいな味に堕したりしがちでしたからね。

 ただ、この潔い引っかかりのなさには、なんとなく短命の予感も………と心配するまでもなく、冬季限定でしたね。

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お気楽

2010-09-24 20:47:36 | 

SAPPOROクリーミーホワイトの発売に気をとられて、大幅に出遅れてしまいました。今年も出たSUNTORYの秋季限定醸造シリーズ、今年は旨味たっぷり秋楽。先月24日リリースされていたはずですが、SUNTORYの限定ものは、コンビニでもかなり酒類を厚く揃えている店舗でないと、なかなか見つからないのです。

 “あきらく”とは、なんか噺家さんの芸名みたいですが、要するに昨年の同時期の発泡酒・秋生(あきなま)と同じ路線。“旨味たっぷり”というカンムリも、缶パケデザインもほぼ同じ。今年の“楽”のほうが、いくらか紅葉の色づきが濃いめか。

 ロースト麦芽“全麦芽の20%以上使用”。昨年の“生”は15パーセント以上でしたから、いくぶんロースト率アップ。その分液色も濃くなったかな?と、注いでから目を皿の様にして光に透かして見ましたが、昨年の“生”がどんなんだったか忘れてしまったし。とりあえず、普通の新ジャンル、昨日ここで書いたSAPPOROクリーミーホワイトや、同じSUNTORYの定番・金麦辺りよりは明らかに濃いです。色だけで言えば、プリンにかけるカラメルソースに近いぐらい濃い。

 ただ、味のほうは色ほどの濃厚感はありません。ロースト麦芽率アップと聞くとちょっと焦げっぽい苦味が前面に出てくるのかな?と思いがちですが、やはりSUNTORYのビール系らしい、水の味が秀でたソフト&マイルドベース。むしろこっくり系の香ばし甘みのほうが優勢のような気も。

アルコール分6%と、定番の新ジャンル諸ラベルより高めでもありますが、ドライ感、辛くち感もさほどありません。強いて言えば、こころもち炭酸チックな舌ピリ感が強いか。

秋向きと言えば言えるし、味バランスとしても、新ジャンル然とした酸味・甘酸っぱ味が気にならないのは好感が持てます。“コク”や“飲みごたえ”“旨さ”などを謳うラベルって、決まって余計なねっちょり後味があったりするのに、それもない。

昨年までの“生”は発泡酒ジャンルでしたが、リキュール類新ジャンルに“ウェイトを下げて”きたのも、攻めてるなあという感じ。かつてはビール系の牽引車だった発泡酒も、ここのところ値頃感がなくなって活気がないですからね。限定醸造で短期間に押して行くならやはり新ジャンルにして正解。

ただ、やはり人事を尽くしてお天気を待つ業界。この長引いた暑さがどう出たか。飲むものでも食べるものでも、“秋らしさ”が恋しくなる時期が、大幅に後送りになりましたからねぇ。

日本列島の中ではいちばん先に秋らしくなるはずの当地住人月河でさえ、冷蔵ケース内の紅葉柄に目が止まらずに、気がつけば限定製造が終了して品切れになる寸前でした。

秋から冬にかけて、SUNTORYは限定ラベルをいろいろリリースするのですが、通年定番化されるものが出てきませんね。限定は限定で、ひとときの輝き(?)を楽しんで下さいということか。秋深まってからの“贅沢”シリーズは今年はどうなるのかな。

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