腰痛背痛、足指痛その他もろもろ痛が引かないにもほどがあるばかりか、「ときどき肩痛、頸痛も」と攻勢を強めてきたので、先月から経験者(←高齢)(←当然)のお薦めにしたがって低周波温熱療法とかいうやつに挑戦してきました。
腰椎の、今回の異常を惹き起こしたもともとの原因箇所(←根治ほぼ不可能)をメインに、その他「今日、いま痛いところ」3ヶ所に電極を当ててズォォォン・・・と5分1セット×2=10分間加熱(?)されるのですが、コレが効いてるんだか効いてないんだか。
後半セットの終盤2分ぐらいで爆睡してしまうので、どうも検証できない。
しかも、治療の都度、「いまそこにある痛み」の在り処が違い、ほとんど毎日逃げ水のように動くので、“或る部位の痛みに対し、集中的に叩いて鎮める”っちゅうことができないんです。まさに、イタチごっこの対症療法そのもの。キング・オブ・対症療法。
でもま、終盤に爆睡してしまうということは、少なくとも末梢の血管が拡張して、筋肉がほぐれ、ゆるみ、「副交感神経の出番」状態になっているのだけは確かなようです。イタチごっこといえどもこうやって拡張させてほぐらせまくっていけば光が見えてくるかしれません。
あと、ズォォォォン・・がお終いに近づくと、「もうすぐ止まりますよメロディー」が流れて、これがブースごとに違うのですが、だいたいジョージ・ガーシュウィン『ラプソディ・イン・ブルー』かスメタナ『わが祖国~モルダウ』か、シューベルト『鱒』。
・・・まちまち過ぎ。
数秒、十数秒の時間差で複数のブースが次々に「もうすぐ止まりますよ」体制に入ると、「モルダウ河で鱒が釣り上がったと思ったら鯖(=魚偏にブルー)だった」みたいなことになり、絶対音感持ちの患者さんだったら治療以前に、それこそ自律神経がどうかなるに違いありません。せめてアーティストぐらいは統一してくれないものか。