皇族方もマスク着用での新年祝賀の儀、ってのも、不謹慎だけど絵的にはなかなかのシュールさでしたね。
普段着姿でなく、ぎっちりコードに則った正装でマスクだと、なんか“そこだけナマ身”みたいで、逆にコスプレ感が・・というか、いっそ萌えますな。ここで何度も書いているように、いまだ“萌え”というワードがしっくり使いこなせないままの月河でも、歴然と萌えました。豪華アンティーク衣装をまとった美少女フランス人形が“片手だけナマ身”みたい。握ったら温かくて、血がかよっていて、ギュッとしたらツメアトが残っちゃう、でも顔は人形のまま、ピクリともしない、みたいな。きゃー。
・・・令和3年新年早々変態か。でも、あの皆さんのマスク姿を見て“やんごとなき皆さんだって感染するときはするかもしれないんだよなあ”と、改めて、ウイルスの非情さ遠慮なさを思いました。医師会長さんや都知事に言われるまでもなく年末年始も連休もないし、宿主選びに貴賤もない、と。新コロ働き者過ぎ。
しかし、「コロナ禍での国民の苦しみを慮って」女性皇族方がティアラ着用を控える、ってのはどうなんでしょう。意味あるのか。うちの地域ももうほとんど一年間、コロナでぶんぶん振り回されてヘトヘトですが、女性皇族がティアラを着けていないのを見て「せめても苦しさがまぎれた」「ラクになった」とは思いませんわ。
むしろ、「もともとあんなの(←ティアラ)要らないと思ってたけど、無きゃ無いでなんかショボいな」「皇族っぽくないな」と、うちの高齢組もニュース動画見て口々に言ってたくらいです。
「喪中の家を訪ねるのにアクセサリーとか光り物を避ける、みたいなもんでしょう」と、高齢組その2が一応フォローはしてました。「法事とかが終わっても、向こう一年ぐらいはなんとなく気は心でね」「亡くなった人もいるし、いま現に重症の人もいるし、お正月自体はおめでたい行事だからお祝い事のドレスを着るけど、キラキラした物はやっぱりチョット・・って、自己満足みたいなもんだけど、お気遣いってことでいいんじゃないの」「つけてないことが何かの役に立つとか、感染者が減るとか、そんな実効力なくていいのよ。皇室なんてそんなもんだから。シンボルマークなんだから」・・・
・・・“気は心”って便利なフレーズですね。でも、“国民の苦しみに配慮して”というアリガタイお気持ちがあらせられるなら、ティアラ自重なんてぇ重箱の隅突っつくことは言わず、いっそながながしいロングドレスもやめちゃって、男性皇族もまるごと全員ジャージ着ればいいのにね。白地に日の丸をつなげたドット風ライン入りジャージ上下。紅白のコントラストで御来光の様に目が醒める。鮮烈カラーが得意な、やまもと寛斎さんも高田賢三さんももういないから、いまなら誰だ。コシノジュンコさんか。いっそファーストリテイリングでいくか。汚れのつきにくい、防汚・防水機能で家庭洗濯乾燥できる新素材使用でお願いします。東京2021開催を信じて待つアスリート諸君にもおすすめ。
「陛下お似合い~」「意外と脚長い~」なんつって若者にもロイヤルジャージのブームが来るかもしれませんよ。「さあー国民の幸せを祈るぞ!」と気合十分の表現としても、モーニング&ティアラなしドレスよりアグレッシヴで、年頭の祝賀にふさわしいじゃないですか。
もちろん胸と、マスクには金糸の菊の御紋入りで。公式レプリカをネットで直販。売り上げの一部はコロナ医療従事者に寄付。時勢に合わせて、皇室行事も、シツラエも変えて行きませんと。
・・・とは言え(言ってるの月河だけだが)、天皇皇后両陛下も月河と同年代、その上の上皇・上皇后さまは親世代ですから、決してお若くはないので、ここは国民の幸せと併せてご自身の無事と健康も祈っといてください。日本まとめて良い年になりますように。