おかずブログ

ここでは主に撮影画像を発表します。
近場で撮影した植物などがメインとなります。

白河の関跡の花たち

2008年06月08日 | 東北旅行
白河の関跡の花たち

08年4月14日、福島県白河市にある白河の関跡を初めて訪ねました。
古代奥羽三関の一つです。能因法師、西行、芭蕉などの文人墨客だけでなく、
この道筋で、これより北に行くためには誰もが通り過ぎた関です。

前日は友人達と吉野の桜を満喫して、そして翌日14日からは東北の一人旅に
出ました。京都を発った時刻では小雨でしたが、白河の関では晴れ上がって
いました。
白河の関跡近くは福島県でも寒冷地に当たるらしくて桜はほぼ開花していません。
関跡は公園になっているのですが、桜の木はそれほど見かけませんでした。

数本に過ぎないのですが、梅の花が満開でした。カタクリの群生がありました。
カタクリの花は初めて見ましたので、私なりの感動ものでした。
ここでもイヌノフグリ、ヒメオドリコソウ、カキドウシなどは京都とほぼ同じ
時期に花をつけるようです。
画像は上から順に紅梅、ヒメオドリコソウ、カタクリと群生、白モクレン、
スイセン、カキドウシ、ホトケノザ、アズマイチゲ、ツクシの順です。
























三春の滝桜

2008年05月22日 | 東北旅行
三春の滝桜

今春、4月13日に満開の吉野山の桜を堪能してから、翌日14日、三泊四日の予定で
東北旅行に旅立ちました。
西行・芭蕉の足跡を少しでもたどってみたいという私のかねてからの願いから実現した
一人旅でした。白河の関跡、信夫辺り(福島市)を経巡り歩いてから、
三春に向かったのは16日でした。
福島県田村郡三春町。三春の駅に降り立てば、町を挙げて滝桜を大切に保存しょうと
言う機運めいたものが感じられて好感を持ちました。

駅と滝桜との往還のバスがありましたので、それを利用しました。どこにでも乗り降り
しても良いということで、それは見所がたくさんある歴史的な街でもあるからですが、
こういう形の運行形態が良いと思いました。

三春の滝桜は日本三大名桜と言われます。
初めて見て、「さもありなん」という印象でした。まだ三分咲きというのに気品があります。
気高さを覚えます。樹齢1000年余。根回り11メートルとのことです。
一時衰えていたようですか、今も気品のある花を咲かせています。

京都では大流行のライトアップもしていないようです。お金になるとあれば、どこもここも
臆面もなくライトアップに走りますが、この町の方々の姿勢は立派だと思いました。
ともかく桜を守るという、こういう姿勢が長く続いて欲しいものです。