4日前の22日に法金剛院に行って来た。
法金剛院と言えば京都では珍しい律宗の寺院。唐招提寺鑑真の
流れを汲むのが律宗。とはいえ、江戸時代は多宗兼学の場であったりしたので、
律宗だけで古くから来たわけではない。
それは置くとして、崇徳院・後白河院の生母である待賢門院が
中興した所。待賢門院が崩御した1145年には娘の上西門院が伝領。
浄土思想に基づいて築かれた庭園で、「青女の滝」も待賢門院の頃からの物。
もちろん人工の滝である。
ここもおそらくは明治になっての上地令で土地を削られたのだろう。
その上に今のJRの山陰線施設のために土地のほぼ半分を割譲。
さらに門前の道路の施設のためにも削られていて、中興当時の景観はない。
現在は蓮の寺院としてすっかり有名だ。
もともと関西花の寺ネットワークに参加していて、植物の植栽には
熱心なご住職さんが住持している。
ここには待賢門院像もあるのだが、本物を私は未見。
この日は属しているカメラ同好会の方々と共に訪れた。
一年に2.3回は行く場所ではあるのだが、やはりハスは見逃せない。
9時前からひとしきり撮影して解散は11時過ぎ。
それからは一人で上西門院陵と待賢門院陵に参拝。
以後は御室仁和寺→広沢の池→大沢の池→三秀院→天龍寺の蓮池→嵐山右岸。
それで帰宅の途につく。
仁和寺でちょつと冒険的に撮ってみたかったのだが、うまくいかない。
大沢の池は今年は蓮も少ない気もする。オオバン・カモなどの鳥たちも
一羽も見かけない。被写体としては、かなり寂しい。
でもまあ、梅雨時だったのに天気もそこそこに良くて、良かったとも思う。
下は仁和寺・広沢の池・大堰川。
一番上からワンドライブにお入り願います。