190824大覚寺と奥嵯峨
暑さも少し和らいだと実感する8月24日、今年最後のつもりで、
蓮がまだ残っているだろう大覚寺に自転車を走らせる。
途中、浄住寺と月読神社・松尾大社も門前から見ただけだ。
次いで行った車折神社は下車して歩いては見たが、今の季節には
写真を撮りたいだけの被写体も見つからない。
車折から大覚寺。庭園に入る。人は数えるほどしかいないが、蓮にはちょっと仰天。
大沢の池にピンク色のハスがたくさん咲いている。
「まだまだ見ごろじゃないですか」と思わず声に出す。
池を一周してみたが、花はたくさん咲いてはいるけど、蓮もこのところの暑さで、
懈怠気味でもあるのか、瑞々しさが乏しいようにも思う。
私の心情がなせる業だろうか?ハスは咲いてもいても池の中なので、
間近でつぶさに見ることもできない。仕方ない。
蓮は咲いてはいても良い被写体になるとは限らず、適当に撮影して切り上げて、
奥嵯峨に向かう。ある程度粘って、絵になりそうな被写体をじっくりと探せばよいのに、
そうしないのは私の欠点の一つだろう。注意力もないし、あきらめも早すぎる。
この日、奥嵯峨には「愛宕古道街道灯し」というイベントがある。
細い愛宕街道の両側に手作りの燈篭が並べられていて、点火を待っている。
明かりはローソク。柔らかい光が良いのだろう。私自身も明るすぎるのは
興を削ぐようにも思う。
化野念仏寺も今年から、この「街道灯し」に合わせて千灯供養の日を
変更したとのことである。
暗くなってローソクに火がともされる。それは夜の深まりとともに、
そぞろ歩く人々をちょっとした異次元世界にといざなう。
私は化野念仏寺での千灯供養に参加してから、愛宕街道の灯篭のしつらえられた範囲を
往復する。まさしく「街道灯し」で、灯篭を流す川もない以上は、
他にやりようもないのだろう。これはこれで良いのではと思う。道すがらE氏と邂逅。
上は化野念仏寺で撮影。ローソクの火の揺らめきを撮りたかったのだが絞りを間違えたとも思う。
なかなかに難しい。うまく撮れていない。残念である。
この日の画像は下にあります。御覧願います。