17年紅葉03
「暮れ果つる秋のかたみにしばし見む 紅葉散らすなこがらしの風」
(岩波文庫山家集89P秋歌・新潮版山家集488番)
上記、西行歌に著しく共感する人は多いのだろう。私もそのうちの一人である。
本日12月11日は旧暦10月24日。旧暦では10月からの3か月は冬であり、すでに
冬になって久しいということだ。もちろん紅葉シーズンも過ぎている。
私にとっては「秋のかたみ」というよりは、人生の思い出というような気もする。
この17年紅葉03では、以下の日の画像をOnedriveに入れたので、
よろしければ、ご高覧願います。
Onedrive17年紅葉
11月13日 嵯峨・西山(浄住寺・月読神社・松尾大社・法輪寺・大覚寺・清凉寺・二尊院・常寂光寺)
11月15日 東山 (独立展・岡崎神社・金戒光明寺・栄摂院・宗忠神社・真如堂・大豊神社・哲学の道)
11月16日 西山 (西芳寺・華厳禅寺)
11月17日 西山(大原野神社・勝持寺・正法寺・十輪寺・善峯寺)
11月19日 山科・東山(毘沙門堂・山科疎水・永観堂・南禅寺・天授庵)
11月21日 東山 (東福寺・今熊野観音寺・来迎寺・京都駅タワー)
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夜景はやはり撮りにくい。上の画像は駅の屋上のガラス越しの夜景。暗さの度合いに応じて
設定をいろいろ変えなくてはならないのだが、ちゃんとした設定にするのはむつかしいと思う。
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この画像は美術館でのもの。15日当日、独立展を見に行ったら、改装中の美術館に展示されていた。
ミロのビーナス展は1964年である。それから半世紀以上になる。私が初めて京都の美術館に行った記念の
展覧会でもある。以後、私は美術館や画廊めぐりが趣味となる。実にたくさんの絵画を見る機会を得た。
独立展にも知人が数名いる。華々しく活躍している人もいて、長く活動を続けているのを知るのはうれしい。
いつものことだが、独立展の展示作品はさすがだと思わせる独特のものがある。鋭利なものがある。
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19日に毘沙門堂から山科疎水沿いを歩いてから南禅寺など。
紅葉は永観堂が良かった。永観堂はいつの年も当たりはずれがない。天授庵の紅葉も悪くはない。
それにしても、紅葉はデリケートだとつくづくと思う。
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この大日如来像は金戒光明寺の塔頭、栄摂院のもの。お気に入りの一つの被写体である。
紅葉の頃にしか行かないのだが、今年は行くのが少し早かったかという気もする。しかしどうなのだろう。
良くならないままに散ってしまったのではなかろうか。紅葉の良い時には魅力的な被写体なのだが・・・。
撮影枚数が多くて、画像整理に時間がかかっています。
できたら早くに最後の紅葉画像をアップして、それで紅葉シリーズは終える予定です。