おかずブログ

ここでは主に撮影画像を発表します。
近場で撮影した植物などがメインとなります。

210220伏見桃山と淀

2021年02月23日 | 京都

210220伏見桃山と淀

20日、天気も良いことだし、桜も咲いていることだし、
予定もちょうど空いていることだしで、桃山と淀に向かった。

桃山と言うのはJR桃山駅。境内にただ一本ある
見るためにもう10年ほど前から通っている。
無論どうしても行けない年もあったとは思うが、この時期には
ほぼ毎年行っていることになる。

20日ではすでに蕊だけになったのも散見できる。でももちろん
満開、見頃だ。見事だ。

ひとしきり撮影し、堪能してから御香宮神社の方に向かう。別方向の
乃木神社にもと思わないわけではなかったが、行っても見るべきものは少ない。

御香宮のソテツは、おそらくは京都市内で1番大きいのではなかろうか?
福岡の香椎宮や静岡の美保神社のソテツも大きさにおいて記憶に残って
いるのだが、この宮のソテツも両所のソテツに比肩できるものだろう。
御香宮も歴史的には様々なことがあったのだが、ここでは歴史には触れない。

御香宮を出てから宇治川派流に向かう。大手筋はなんと人がたくさんである。
まだ自粛中、緊急事態期間中のはずだが、もう解除されたのかと一瞬
思ってしまったほどだ。
月桂冠の通りから建長寺、そこから派流を途中まで行き、引き返して京阪中書島駅。


建長寺は小宇。桜守の佐野さんの「糸桜」ももう少し待たないといけない。
川べりに咲くシロヤブケマンがわずかに咲いていた。

京阪中書島から淀。ここの緑地の河津桜もほぼ10年前からである。
普通の河津桜も早いのは満開近い。遅いのはまだ数輪しか咲いていなくて、
バラツキがある。寒緋桜と大島桜の自然交配種だったと思うが、寒緋桜の
遺伝子の強いのを「正月桜」と呼んでいて、それは12月から咲き始める。
寒緋桜の赤味を受け継いだ桜である。二本あるその木はもちろん見頃である。


たくさんというほどではないのだがメジロが蜜を吸いにやってきていた。
いくら華のある河津桜とはいえ、メジロのアクセントがあるとまた違う
写真になる。
ここの桜の最盛期は3月に入ってからだと思うが、それでも河津桜の
豪華絢爛さに酔い痴れた思いがする。

ということで、まずまず良いお花見になったのではないかと思う。
例によって画像は一番上から入って下さい。ワンドライブにリンクしています。

 


210220伏見桃山と淀

2021年02月23日 | 京都

210220伏見桃山と淀

20日、天気も良いことだし、桜も咲いていることだし、
予定もちょうど空いていることだしで、桃山と淀に向かった。

桃山と言うのはJR桃山駅。境内にただ一本ある
見るためにもう10年ほど前から行っている。
無論どうしても行けない年もあったとは思うが、この時期には
ほぼ毎年行っていることになる。

20日ではすでに蕊だけになったのも散見できる。でももちろん
満開、見頃だ。

ひとしきり撮影し、堪能してから御香宮神社の方に向かう。別方向の
乃木神社にもと思わないわけではなかったが、行っても見るべきものは少ない。

御香宮のソテツは、おそらくは京都市内で1番大きいのではなかろうか?
福岡の香椎宮や静岡の美保神社のソテツも大きさに置いて記憶に残って
いるのだが、この宮のソテツも両所のソテツに比肩できるものだろう。
御香宮も歴史的には様々なことがあったのだが、ここでは触れない。

御香宮を出てから宇治川派流に向かう。大手筋はなんと人がたくさんである。
まだ自粛中、緊急事態期間中のはずだが、もう解除されたのかと一瞬
思ってしまったほどだ。
月桂冠の通りから建長寺、そこから派流を途中まで行き引き返して京阪中書島駅。


建長寺は小宇。桜守の佐野さんの「糸桜」ももう少し待たないといけない。
川べりに咲くシロヤブケマンがわずかに咲いていた。

京阪中書島から淀。ここの緑地の河津桜もほぼ10年前からである。
普通の河津桜も早いのは満開近い。遅いのはまだ数輪しか咲いていなくて、
バラツキがある。

 


210128京都植物園

2021年01月31日 | 京都

210128京都植物園

久しぶりのブログアップである。

寒いことと、コロナのためもあって外出を控えてもいた。

ために写真を撮るということも、しばらくは休んでいた。

蛮勇をふるってとでもいうのか、新しくカメラも購入した

ことでもあり、28日に初撮りということで植物園に行って来た。

 

植物園には40日程ぶり位になる。

当然のことだか1月末頃では植物園はまだまだ冬枯れ。

花たちも冬眠の最中である。

ただし冬の季節に咲く花たち、そして早咲きの梅が見られた。

今回は久しぶりに温室にも入ってみる。屋外では花が少なすぎるので、

今の季節は温室も良い。

 

カメラではあるが、結局は新しいカメラはほとんど使わなかった。

慣れているのがどうしても良い。新しいカメラにも早めに慣れたいものである。

リンクしたフォルダのうちに新しいカメラで撮影した分は

カワセミの写真1枚きりである。350ミリでズームを一杯までしたのだが、

離れているカワセミは小さくしか映り込まない。

結局はセンサーと被写体が離れすぎていたら、350ミリでも鳥撮影は無理である。

ジョウビタキの写真は250ミリだが、近くで撮影できたので、

大きく撮れている。まあ、鳥撮影をするつもりはないので、これで良しとしたい。

なんだかこのコメントが進まない。日を改めて少し書き換えるかもしれない。

下の写真は接写用に使っているカメラで撮影。

ワンドライブ分で花名を入れていない花は、すべて梅です。

例によって一番上のリンクをクリックして入って下さい。

 


191104醍醐寺ほか

2019年11月09日 | 京都

191104醍醐寺・勧修寺・191108 洛西   
        ↑

クリックしてください。ワンドライブに飛びます。


11月4日。ちょっとしたヤボ用があって醍醐寺と勧修寺に行く。

初めに山科駅から京阪バスで勧修寺。地下鉄を使うべきだったがバスで行く。

勧修寺は春の桜の頃に3年に一度くらいは行っている感じだが、

そんなには行っていないか?。調べないと確定しない。

前回の10月23日には門前だけだったが、今回は庭園を拝観する。

紅葉が少し進んでいる樹がある。広くはない庭園なのだが、そしてさほど

モミジの樹も多くはないのだが、11月30日にはまずまず見ごろとなっているだろう。

平安時代は氷室池で凍結した氷を朝廷に献上したというが、氷室池は現在は

蓮池になっていて、水は思いのほか汚い。枯蓮が密集している。

氷室池は夏にはハナショウブとスイレンで知られてもいる。

勧修寺から醍醐寺まで歩いても良かったのだが、念のためにバスで行く。

むろん紅葉はまだまだである。しかし、紅葉の盛りには良くなるのではないかと

期待させるものがある。

上から二枚は醍醐寺。3枚目と4枚目は勧修寺。

下の二枚は桂川駅に戻ってからの近場の撮影。公孫樹もいい具合に色づいている。

 下の三枚は11月08日撮影の洛西。桂坂のモミジバフウ並木。毎年定点撮影している。

最後は大原野の「か寿が」の海鮮丼の「キバサ定食」。右側の黒いものが「きばさ」。

「きばさ」とは海藻のホンダワラのこと。平安時代にも「きはさ」の名で食用になって

いた海藻である。現在は「アカモク」名で流通しているらしい。美味であった。

二度目の「キバサ定食」であった。

 

 

 

 


191103京都植物園

2019年11月07日 | 京都

191103京都植物園 ←クリックしてください。ワンドライブにリンクしています。

11月03日、久しぶりに植物園に行って来た。
前回は9月24日。1ヶ月有余の間があけば、やはり久しぶりの感じがする。

入って見て、人がいつもよりたくさんいたのには多少驚いた。何でも「府民交流フェスタ」
というのが開催されているとのこと。人が多すぎる。でもその人たちは北山門エリアや
芝生エリアのブースに集中していて、私が主に見る「生態圏」エリアでは、
いつもとほとんど変わりない。咲いている花の種類が気のせいか少ない気もする。

11月3日とあれば晩秋も押し詰まっていて、自生の植物はそろそろ冬に向かっての
準備をしている感じも受ける。

もちろん植物園と言えど、圧倒的に多くの園芸種を植栽しているわけであり、
耐寒性のある(人為的に持たされた)園芸種は花盛りである。
実のところは私はそういう園芸種には興味も乏しく撮影も最小限にとどめて
いるのだが、園芸種・自生種と言ってみたところでその垣根は際限もなく
あやふやになっているのだし、弁別するのは難しい。

バラなどは人為的に作り出されたものばかりだし、そんなものは私は撮影する
気力も起きない。美しいものとは何かということを改めて考え直さなくてはならない
気もするのだが、園芸種であれ自生種であれ花であることに変わりない。
そうではあるのだが・・・?。多少のわだかまりを払拭することはできない。

明日は11月8日。立冬である。いよいよ冬だ。

これから植物園は冬枯れの季節を迎えるのだが、紅葉の頃に一度、12月の中頃にも
冬に咲く花を求めて行ってみようと思う。

 

 

 


191006嵐山界隈・アサギマダラ

2019年10月12日 | 京都

191006嵐山界隈・アサギマダラ

10月初めの日曜日の6日、天気も悪くはないことだしで、自転車で

平岡八幡宮を目指す。

桂川沿いの自転車道を松尾橋まで。大橋を渡り太秦迄。

太秦から鳴滝に出て、平岡八幡宮。

今回は松尾大社には寄らず、松尾橋西詰の満開のコスモスを見てから、

松尾橋を東に向かい「斎宮神社」。側には「有栖川」もある。

斎宮神社は斎宮が斎王として伊勢に行く前に有栖川で精進潔斎して

過ごした場所。同様の施設が昔は近辺にいくつかあった。ここの斎宮神社の前身の

「野々宮」はどの斎王が使用したのか不明である。ともかくも小社。

平安時代当時だって大きな社を構えていたわけではない。

進路を自由に取って、太秦。JR太秦駅近くから北上して鳴滝。

鳴滝は以前は砥石の生産地。

鳴滝→福王子→平岡八幡宮。この八幡宮も観光寺社ではない。

八満宮の前を今までに自転車やバスで5回以上は通っているはずなのに、

この八幡宮に寄ったことはない。今回が初めてである。

八幡宮は彩色の花の天井画として有名。でもこの日は祭礼で拝観停止。

祭礼と言うことは知ってはいたのだが、天井画を見る見ないはどちらでも

良いわいと言う程の気持ちだった。見られないことに対しての失望感は

ないのだが、いつか見ることがあるだろうか・・・。

以前は村の鎮守社だったのだろうと思えるほどの小規模な一宇である。

しかし「八幡宮」とある以上は大分の「宇佐八幡宮」を勧請したものだろう。

確認するために史書をひも解いてみると、確かに宇佐八幡宮を勧請とある。

しかも勧請したのは弘法大師空海、神護寺とも関係が深く、文覚が再興したとあれば、

それだけ由緒ある一宇と言えようか。

 

八幡宮から三宝寺。紅葉の風景が良いと聞いたことがあって、

10年ほど前に一度だけ行ったことがある。

ここには円山公園の名桜の叔父とか叔母とかいう老桜もあると聞いたのだが、

前回行った時にも分からず、今回も、それらしき桜は見つからない。

はるかな以前に伐採されたのだろうか?

三宝寺も鳴滝にあるのだが、鳴滝川を少し見る。

鳴滝川は小流で、御室川、天神川と名を変えて桂川と合流している。

しばしこそ人目つつみに堰かれけれ 果ては涙や鳴滝の川
                                                    「西行 山家集」

鳴滝や西の川瀬にみそぎせむ 岩こす波も秋や近しと
                 「藤原俊成 長秋詠藻」 

鳴滝からは宇多野・広沢と進路を取り「常寂光寺」。ここの「キバナノホトトギス」が

咲いている頃だろうと思って行ったら、咲き始めのちょうどよい時期であった。

他に3種ほどのホトトギスも見ごろ。

ついでに三秀院・天龍寺と立ち寄ってみたが花は少ない。ちよつと残念。

夕刻に帰宅。

 

10月09日には近くのアサギマダラの飛来地である数か所に行ってきた。

渡りをする前のアサギマダラが数匹飛び交っている。良い光景ではある。

旅を始める前のごく限られた短い時間内の邂逅。うれしいことに違いない。

なんとか数葉をカメラに収める。下の写真の10.06は10.09のミスです。

この二日の画像は下にあります。御覧願います。

191006嵐山界隈

 

 

 

 


191003梅小路公園ほか

2019年10月10日 | 京都

191003梅小路公園ほか


梅の小路公園で秋の山野草展をしているのを知っていたので、
10月03日、自転車を走らせて行ってみた。

入って見ると植栽しているフジバカマももう数日で花盛りとなりそうである。
フジバカマという花はキク科ではあるのだが、なんだか全く無頓着な爺さんの
白髪頭みたいで、思わず「散髪に行きなさいよ」などとも思ってしまう。

ここの山野草展は春と秋にやっていて、珍しい花が多い。
私もここの山野草展は重宝していて、必ず行くようになってから数年が経つ。
春は春。秋は秋で、ここに展示される珍しい花を見るのは楽しいことである。

今回の展観は品種がそれほど多くはなくて、その点で少しく不満が残った。
でも、山野草を苦労されて育てている姿勢には敬服するしかない。

下は梅小路公園でのもの。保存を何度かしているので画像が荒い。

10月01日には洛西に行って、ほんの少し撮影。
アサギマダラも飛来しているかどうか、かつ、フウ並木の紅葉の進み具合を確認したいと
いう目的があって行ってきた。アサギさんは9/25日には3羽ほど飛来していたが、
この日は見かけず、フウの紅葉具合もまだまだであった。あと10日ほどはかかるだろうか?

ここのフウ並木も私の定点で撮影してきて5年ほどになるだろうか・・・?
今年もまた・・・と、もくろんでいる。我ながら、ご苦労なことである。
下の花はキンモクセイとイネ科のセイバンモロコシ。

10月01日と03日の画像は下にあります。御覧願います。ただし画像がもう一つ良くないです。

10月03日梅小路公園ほか

 

 

 


190910万博と0914観月会

2019年09月17日 | 京都

190910万博記念公園

190914大覚寺観月会

それぞれの日に上記の場所に行った。行ったは良いのだが、

どちらの写真も良くはない。

まず10日の万博は同好会での撮影会。ニフレルという水族館撮影がメイン

だったのだが、ちよっと条件が良くなかった。と言うよりは条件に合わせての

設定が良くなくて、写真の多くがゴミ箱直行である。

最近はまた視力が弱った気もしていて、それもうまくピントを合わせられない

一因であることを自覚する。ともかく反省点は多い。

水族館の後で太陽の塔の内部を見学。一部分のみしか撮影不可であり、

撮影できる部分のみ3.4枚撮影しただけだ。

塔を出てから、ゆっくりと公園内をほっつき歩いたのだが、撮りたいような

被写体も見つけられない。不完全燃焼の一日ではあった。

14日には法輪寺から嵐山、そして大覚寺。大覚寺の「観月の夕べ」の

会場に入る。Yさんと遭遇。

ここでの撮影も全滅と言ってよいほどの体たらくである。

手持ちのカメラの一台は前々から気づいていたのだが感度や望遠倍率を上げると

途端にノイズでひどいことになる。

同じに5000程度にISOを上げてもノイズが殆どでない機種も以前には使って

いたのだが、それから見るとちょっとひどい。

手持ちでもあり、光も十分ではないので、あきらめて適当に切り上げる。

竜頭船と月の写真は遊んでみた。すなわち、龍の口近くに月を持ってきて、

今まさに龍が月を捕食しょうとしている構図にする。

基本的には私は加工はしないのだが、龍の一部だけでは面白くもない写真なので、

遊んだというわけである。

この二日の画像は下に置いています。よろしければ御覧願います。枚数は少ないです。

190910万博写真と190914観月会の画像


190904京都植物園

2019年09月09日 | 京都

190904京都植物園


京都府立植物園にナンバンギセルやサクラタデが開いていると聞き及んだので、

急遽、行ってきた。

秋晴れの一日ではあったのだが、午後少ししてからは天気が不安定で、

15時過ぎには「一天にわかにかきくもり・・・」となる。

小雨から大雨にと変わり、地をも震わせるような強い雷鳴もあった。

それで天気はすぐに回復する見込みはなく、16時頃には植物園をあとにする。

利用する電車が信号系統故障とのことで不通。帰宅に時間がかかる。


花はそれなりに多く見られたのだが撮影枚数はいつもよりは少ない。

 

花は上から「サネカズラ=ビナンカズラ」・シオン・ナンバンギセル・レンゲショウマ・

サクラタデ・タムラソウの順。

◎サネカズラは百人一首25番の三条右大臣の歌でも知られている。

「名にし負はば逢坂山のさねかづら 人に知られでくるよしもがな」

◎シオンはキク科シオン属。「紫苑」と表記している。春に咲く「ハルシオン」は

同じキク科ではあるがムカシヨモギ属であり属が違う。

◎ナンバンギセルはイネ科のススキ属などの根方に寄生する植物。

万葉集には「思い草」として記載されている。

◎レンゲショウマはキンポウゲ科レンゲショウマ属。名前のよく似たキレンゲショウマは

花の形も科も違って別の花である。ユキノシタ科キレンゲショウマ属。

◎サクラタデはタデ科タデ属の多年草。花弁がほんのりとピンク色になる。

静岡県の「浮島ケ原公園」でたくさん咲いていて印象に残っている。

◎タムラソウはキク科タムラソウ属の多年草。咲き方も花もアザミに酷似している。


当日撮影分は下に置いています。今回も花名テキストは入れていません。

もし知りたい花がありましたらコメントしていただければお答えします。

190904京都府立植物園





190901松尾大社八朔祭

2019年09月05日 | 京都

190901松尾大社八朔祭

今年も新暦で9月、旧暦で8月になった。

初秋から中秋にと変わっていて、秋が深まりつつある日常。

今年はそれほど暑いというほどの感覚は私にはなかったのだが、

今後はしばらくは暑くもなく寒くもないという季節の到来は、

それだけで何となくうれしい。

 

9月1日、旧暦で8月3日。210日の日ではあるのだが、松尾大社の

「八朔祭」を見るつもりで、西の山辺の道に点在する浄住寺、地蔵院・

西芳寺・月読神社、そして松尾大社と道なりに自転車を走らせる。


浄住寺は小宇なのだが不思議と40年ほど前から行っている。無料だから

ついつい境内に入ってしまう。40年から20年ほど前は本堂の前にモミジの

巨木があって、それを見に何度か行ったことがある。残念なことに20年ほど前に

なるのか伐採されてしまった。近年でこそ「モミジの隠れた名所」と言われて

いるようだが、モミジに限れば昔日の方が良かったとも思う。

浄住寺は藤原氏の流れを汲む葉室氏の菩提寺。現在も葉室氏の後裔の方々が

関係されている。中世歌人の西行の妻も葉室氏の出自と言う。

 

北方すぐ近くに本能寺の変の時に光秀の別動隊が通った「唐櫃越道」があり、

その側に細川氏の関係する「地蔵院」がある。竹の寺とも言い、独特の

好ましい雰囲気がある。とはいえ私が中に入って参詣したのは数回と数えるほどだ。

ここも小宇なのだが一休禅師生誕地とも言い、作家の水上勉氏の書もあるらしい。

らしいというのは私自身は確認していないからである(多分)。

西芳寺(苔寺)はもう何十年と前から一般拝観はしていない。50年ほど前だったか?

参拝者を断っているのだが、その理由は「付近住民の迷惑になる」ということだった。

その言や良し・・・だと思う。だから私も半世紀ほどは境内に入ってはいない。

西芳寺川側の道路から見るのみである。


なんだか観光案内書になってしまいそうである。ごくごく軽く続けたい。

苔寺のすぐ北側にもいくつかの寺社があるのだが割愛。

月読(つくよみ)社は古くは、この辺一帯の寺社を管轄していたという

説もあるのだが、現在は松尾大社の境外摂社。北区の大徳寺と雲林院の

関係にも似ている。それが時代の変遷でもあるのだろう


さて、松尾大社。伏見稲荷大社と同様に秦氏創建。

この日は、松尾大社でたくさん行われているお祭りの一つの「八朔祭」。

祭りは前日の8月31日から行われている。境内にもそこそこの露店が並んで、

祭りを演出している。

9月1日の「出し物」は、女神輿巡行・相撲大会・六斎踊り。

私の松尾大社到着は15時頃にもなっていて、すでに女神輿巡行は終了。境内で

中学生たちの相撲をやっていた。中学生といえども相撲をやっている子供たちは、

見当で100キロ近くはありそうな子もいて、その体格に圧倒されたという思いもある。

私は人物写真は積極的には撮影しないので、相撲の競技場面の画像もほぼない。

相撲会場から場所を移して、本殿前の舞殿で催される「六斎踊り」を少し見る。

以後は松尾橋右岸の道を嵐山東公園まで。その道すがら、花の写真を撮る。

花名は上から ママコノシリヌグイ・キツネノマゴ・ネムノキ。

最後のシベの縮れた花はネムノキ。夕刻になってほぼ直立していたものが縮れたように

変化した状態。

私のネムノキの花撮影は桂川右岸のネムノキが8本程度固まってあるここでの

撮影が多かったのだが、数年前の台風による桂川氾濫後の河川整備で伐採されたために、

撮影拠点を失っていた。ところが今年は同所で数本が生き延びていたことを知る。

まだまだ花も咲いていて、うれしい誤算。来年からはまたここでネムノキを見たい。

夜の帳が落ち始める18時頃に再び松尾大社。

すでに「六斎踊り」も終わって、露店も店じまいに余念がない。

松尾大社の「亀の井」は元号の霊亀(715年~717年)の元となったもので、

それだけに由緒があるともいえる。水の関係で世の酒造家の崇敬を集めてもいて、

杜氏は新酒を仕込む前に必ず松尾大社に参詣するらしい。

この日の画像は下に置いています。御覧願います。

190901松尾大社八朔祭