梅が咲き出しました。近場を歩いていて、見かけて撮影したものです。
今年は少し早い開花のように思います。
旧暦ではまだ睦月の二十日で如月にもなっていません。
「とはずがたり」に如月の18日に満開の紅梅の記述があります。
北野天満宮か梅宮大社か城南宮にでも梅を見に行きたい気もするのですが、
はてさて、どうなりますか。
人はいさ心も知らずふるさとは花ぞ昔の香にほひける
(紀貫之)
ながめつる今日は昔になりぬとも軒端の梅はわれを忘るな
(式子内親王)
とめこかし梅さかりなるわが宿を疎きも人は折りりこそよれ
(西行)
紅の色こきむめを折る人の袖にはふかき香やとまるらむ
(西行)
のちに「花」とは桜を指すようになりましたが、貫之の歌にある「花」は梅のことです。
桜の前には「花」とは梅の代名詞でした。
西行の歌にもあるように梅の枝は折り取ることが礼儀だったようです。
現在では人様のお宅の梅を勝手に折り取ろうものなら、器物損壊罪で罪に
問われることになるでしょう。時代の変遷を思います。
今年は少し早い開花のように思います。
旧暦ではまだ睦月の二十日で如月にもなっていません。
「とはずがたり」に如月の18日に満開の紅梅の記述があります。
北野天満宮か梅宮大社か城南宮にでも梅を見に行きたい気もするのですが、
はてさて、どうなりますか。
人はいさ心も知らずふるさとは花ぞ昔の香にほひける
(紀貫之)
ながめつる今日は昔になりぬとも軒端の梅はわれを忘るな
(式子内親王)
とめこかし梅さかりなるわが宿を疎きも人は折りりこそよれ
(西行)
紅の色こきむめを折る人の袖にはふかき香やとまるらむ
(西行)
のちに「花」とは桜を指すようになりましたが、貫之の歌にある「花」は梅のことです。
桜の前には「花」とは梅の代名詞でした。
西行の歌にもあるように梅の枝は折り取ることが礼儀だったようです。
現在では人様のお宅の梅を勝手に折り取ろうものなら、器物損壊罪で罪に
問われることになるでしょう。時代の変遷を思います。