2月23日(日)に醍醐寺に行って来た。
醍醐寺恒例の「五大力」の日である。五大力とはご存じない方の
為にちょっと説明すると、
醍醐寺開基の聖宝大師の遺訓により、五大明王を尊宗することによって、
国の平和や国民の幸福を祈願する行事。西暦907年から1000年以上も
続いているとのこと。
当日は奉納の餅を持ちあげる時間を競う競技もある。このことは
新聞紙面やテレビ画面をも賑わせているので、多くの方がご存じだろう。
男性は150キロ。女性は90キロの餅を持ちあげる。大変な重さだ。
老体の私にはできるはずもない。腰を抜かすだけの重さだ。
下の画像はその餅。二枚目は当日の境内の混雑具合。
醍醐寺はまた熊野から吉野までの大峰奥駆けの荒行を主導するお寺。
醍醐寺内の三宝院が主導し、吉野から熊野に向けての逆峰となる。
山伏の人たちが護摩炊きをしている光景。
餅を持ちあげるのは12時半からとのことだったが、私はその前に醍醐寺を
後にして随心院に行く。中には入らず、境内を一通り見て回る。
梅園の梅の咲き具合が良くない。もともと遅咲きの品種なのだが、暖冬の今年でさえ、
ちらほらと咲いている程度だ。ちなみに「はねず梅」とは、薄紅色の八重の梅を言う。
随心院から地下鉄駅まで歩き、東山下車。某所に咲いているイヌノフグリを見るためである。
500メートル程度の範囲を探して、二株を見つけたが、一株は花はない。
もう一株も花はなく蕾がひとつ。仕方ないので見つけた証拠として蕾の撮影。
近いうちにまた行くことにしたい。上が当日のイヌノフグリ。下は以前の撮影。
花の径は4ミリ程度。絶滅危惧種である。遠からず絶滅すると思う。毎年、
見つけるたびに特別な感慨を持つ花である。
某所から出町柳の長徳寺。ピンク色の桜で「オカメ桜」という。他の桜に
先駆けて、いち早く咲く桜だ。ついでに八重咲の緋寒桜も撮影。八重は珍しい。
その後は御苑。梅は盛り。花桃が咲き出していた。最後が花桃の白花。
下のは別の日の撮影でイヌノフグリの白花。これも珍しい。
当日の画像は一番上から入って下さい。ワンドライブにリンクしています。
よろしければ御覧願います。