おかずブログ

ここでは主に撮影画像を発表します。
近場で撮影した植物などがメインとなります。

17年紅葉 01

2017年11月15日 | 京都

17年紅葉

今年もすでに紅葉シーズンに突入している。新聞報道でもほとんどの場所で見頃と出ている。

紅葉の声を聴く時期は毎年気ぜわしい。たくさんの場所に見に行くからだ。

20か所から30か所ほどに行くのが年中行事化している。

それほどに長年、紅葉狂いを続けてきた。

今年は他府県にまでは遠征しないで、京都市内だけをちまちまと経巡ることになりそうだ。

この数年、紅葉は11月25日頃から12月に入ってからも、きれいなのが多い。

今年もそうなるのかと思っていたのだが、やや早いかな・・・とも思わせる。

この秋、これまでに行った所を列記してみる。

11月05日 洛西桂坂

11月10日 智積院(国宝展・智積院・京都タワー)

11月12日 三尾(神護寺・西明寺・高山寺)

11月13日 嵯峨・西山(浄住寺・月読神社・松尾大社・法輪寺・大覚寺・清凉寺・二尊院・常寂光寺)

11月15日 東山 (独立展・岡崎神社・金戒光明寺・栄摂院・宗忠神社・真如堂・大豊神社・哲学の道)

11月16日 西山 (西芳寺・華厳禅寺)

以上見てきて、今年の紅葉は良いのか悪いのか、そして早いのかどうか判断に迷う。

遅くなることはないのはほぼ確かだろうし、出来たらなるべく早いうちに他の所にも

行きたいものである。昨年のように12月を超えてまで見頃というのは期待できないのでは

なかろうか。だからこそ早めに行きたい。

紅葉はとてもデリケートなものなので、色づきの良いものが少なかったとしても、

それは仕方がない。それでもなんとかきれいな紅葉を今年も多く見たいものである。

これまでに撮影した画像の整理が追い付かない。

ともあれ少しだけですがOnedriveiに入れておきます。後できちんと整理して、

テキストも入れることにします。

「17年紅葉」は今年の紅葉のうち少しだけです。ついでに昨年の16年のも出しておきます。

Onedriveには3万2千枚ほどの画像を入れていますので、もしご希望でしたら

これまでの紅葉画像も公開いたします。

17年紅葉

16年紅葉



 

 

 

 


17.11.05 洛西逍遥

2017年11月08日 | 京都

17.11.05  洛西逍遥

11月05日、秋晴れの素晴らしい一日だ。

引きこもってマガジン執筆にいそしんでいたのだが途中で投げ出して、

自転車で洛西に出向いてみる。

行ってみれば・・・・すでにアメリカフウ(モミジバフウ)の紅葉のピークは

とうに過ぎていて、裸樹になりつつある。なんと失敗してしまった。

下の画像は2年前のものだが、こんな光景はすでに二週間ほども前の話しだ。

遅かりし由良助である。ああー、やんぬるかな。仕方ない。来年に期そう。

この場所での撮影はしないままに、いつもの秋のように桂坂を経巡ってみる。

モミジは基本的にはまだまだ青紅葉が多いが、中には素晴らしい色づきのもあり、

今年のピークは少し早いかもしれないと思わせる。

こんなに色づいていれば十分というものだ。眼福である。

カエデ科の樹木の織り成す秋の最後の晴れ舞台。すばらしいものだ。見られることは至福である。

順にめぐって行く。良く撮影するサンシュウユの実も多く見かける。

なんと、普通の実の倍近い長さの実を発見。サンシュウユの実はよく見るのに、

こんなに長いのは初めてのことだ。葉を見ればサンシュウユに間違いないのだが、

ひょっとしたら別種かもしれない。一枚目は長い実。二枚目は普通の実。最後はタラヨウ。



下は一番はじめ画像の撮影地点の反対側から撮影したフウ並木。

こちらの方は赤色というよりは黄色っぽい葉が目立ちます。フウの葉はすべてが赤く

なるわけではないし、それに光の量や強さや光線の位置、カメラの設定によっても

色具合は大きく変わります。でもこの色具合が撮影地点から見た光景の色具合です。

この日の画像は下に入れています。枚数は少ないのですが、ご覧願います。

171105 桂坂逍遥



 

 

 

 


171101 植物園

2017年11月05日 | 京都

11月の初日、1か月ぶりに植物園に行ってきた。

天気も理想的に良くて、園内の芝生広場で遊ぶ人たちも多い。

ただ、今の季節は花が徐々に少なくなる季節だ。

多くの花たちも冬支度をしているように感じる。実際に秋の花たちも

乏しくなりつつあった。春の盛りの頃と比較すると、とても少ない。

冬枯れの季節も近いと思わせる。

 

今年は21号台風のために植物園は甚大な被害を受けたらしい。

新聞報道で知ったのだが倒木も70本だか90本だったかと記述されていた。

そのために数日間開園できなかったそうである。

実際に見ると大きい木も倒れていたので、小さな草花が無事であろうはずはない。

残念なことではある。それは仕方がない。


池の映り込みがとてもきれいであった。水鳥たちも秋色に染められた池で泳いでいる。

ちょうど菊花展が行われていて、上の画像はJRのドクターイエローをかたどったもの。

ともあれ、良い一日ではあった。

さて次回はどうなるかわからないが、年内にもう一度行けたら行くようにしたい。

この日の画像は例によってOnedriveieに入れています。

171101植物園


 


17.11.02 絵島・明石

2017年11月04日 | 思い出

17.11.02 絵島・明石

 

平安から鎌倉にかけて活躍した歌僧に西行法師がいる。


私はもう15年以上前から、西行法師のマガジンを出している関係で、

西行史跡を訪ねることも多い。厳密にいうなら私の旅は西行関連史跡を

訪ねてのものでもある。西行とともに芭蕉関係史跡を訪ねることも多い。

 

今回は近場なので日帰りでもあり、とても旅などとは言えない。

これまでには東北をはじめたくさんの所に行ったが、今回は見残している「絵島」と「明石」に行ってきた。

「絵島」は淡路島の北端にある。明石までJRで行き、明石港からフェリーで渡った。

西行家集である山家集から「淡路」の歌を抜粋してみる。

今回、行ったのは03番歌にある「絵島」


【淡路】  淡路の国。瀬戸内海東端にある島。現在は兵庫県

01 淡路がた磯わのちどり聲しげしせとの鹽風冴えまさる夜は

    (岩波文庫山家集94P冬歌・新潮版548番・万代集)

02 あはぢ潟せとの汐干の夕ぐれに須磨よりかよふ千鳥なくなり

    (岩波文庫山家集94P冬歌・新潮版549番・西行上人集・山家心中集)

03 千鳥なく繪嶋の浦にすむ月を波にうつして見る今宵かな

    (岩波文庫山家集95P冬歌・新潮版553番・西行上人追而加書・夫木抄)

04 あはぢ嶋せとのなごろは高くとも此汐わたにさし渡らばや

    (岩波文庫山家集168P雑歌・新潮版1002番)

05 小鯛ひく網のかけ繩よりめぐりうきしわざあるしほさきの浦

    (岩波文庫山家集116P羇旅歌・新潮版1378番)

   「絵島の浦」 
         淡路島北端の津名郡岩屋町にある景勝地。明石の対岸に位置する。

   「しほさきの浦」  
         不明。和歌山県潮岬説がある。淡路島南端の潮崎説が有力。

「明石」


01  月さゆる明石のせとに風吹けば氷の上にたたむしら波
  (岩波文庫山家集81P秋歌・新潮版376番・西行上人集・山家心中集・玉葉集・夫木抄)
                                 
02  夜もすがら明石の浦のなみのうへにかげたたたみおく秋の夜の月
           (岩波文庫山家集247P聞書集)
 
「明石」の歌は7首を数えるのだが、ここでは割愛する。
 
「絵島」は歌枕というには、歌人たちには詠まれてこなかったようだ。
手元の「平安和歌歌枕地名索引」にも取り上げられていない。
和歌としてよりは記紀にある国生み神話の「おのころ島」伝承で名高いのだろう。
 
島は小さくて、ものの数分もいれば、すべて見て回ることができる。
時間もあることとて、絵島から数キロの位置にある「明石海峡公園」に向かう。
予想以上の良い公園であった。とてもすべてを見て回ることができないので、
いつかまたこの公園に来たいものだと思う。
 
 
 
明石海峡公園から岩屋のほうに戻って、フェリーで明石に向かう。
今回は絵島の「月を波に写して」の状態を見ることもなかったが、それも仕方ない。
明石で落日をと思って撮影ポイントを歩いて探し回ったのだが、探して歩いているうちに
陽は沈んでしまった。ああ、やんぬるかな。
 
 
 
 
 
明石は地名の「あかし」に掛けて、月の名所とも言われる。
事実として「明石と月」の歌はとても多い。平家物語や源氏物語でも記述されている土地だ。
しかしながら明石の月もしっかりとは見ないで、JR舞子駅まで戻って明石大橋の撮影。
撮影場所が近すぎたと思う。もう少し離れた撮影ポイントに行くべきであった。
それにしても夜景撮影はやはりむつかしい。

かくして、私の17年11月2日が終わった。できればもう一度、明石と淡路島には行きたいものと思う。
 
この日の画像は例によってOnedrive入れています。よろしければご覧願います。