2018.03.02 二上山と石光寺
JR桂川駅→京都駅→近鉄京都駅→橿原神宮前駅(乗り換え)→当麻寺駅(下車)
当麻寺駅から徒歩で「ふたかみパーク当麻」→傘堂→二上山雌岳→雄岳→下山
→傘堂→石光寺→千股池→当麻寺駅→桂川駅→帰宅
過日といっても一昨日のことなのだが、奈良の二上山と石光寺を訪ねてみた。
一番の目的は二上山の雄岳と雌岳の間に入る夕陽撮影。
もう何年も前から狙っているというのに、そして何度かチャレンジしたというのに、
未だに果たせていない。
それも無理もない。というのは雄岳と雌岳の鞍部に夕日が沈むのは年間で2日、もしくは
4日程度だからだ。太陽の運行状況は常に変化するので厳密に言えば、一年に一日も
ない日もあるのかもしれない。
その数少ないチャンスに雲天や雨天で太陽が見えない日もあるだろう。
それに何月何日に希望通りの位置に、太陽が沈むことがわかっていない。
両彼岸の頃とはわかっていても、具体的なことは皆目わからない。
「日の出・日の入り」のアプリもインしてはいるのだが、この日、3月2日の日の入り
17時55分とあり、実際の日の入り時間である17時25分とは30分の誤差がある。
アプリではものの見事に鞍部に日は沈んではいたが、それも実際とはずれている。
これは二上山の標高による誤差であり、平地であれば18時前の日の入りなのだろう。
このような誤差もあるのでアプリ情報も正確ではないともいえる。
しかも見る位置によっても随分と違うものだ。京都からはもちろん見えないし、
大阪からも見えない。大阪からは朝日である。同じ奈良でも百毫寺あたりと、
あるいは阿倍文殊院あたりから見た日の入りの場所は異なるものだ。
結果論として言えば、この日も大失敗。太陽は雌岳の南に、あっという間に沈んでしまった。
仕方ないので、今週の天気の良い日をみて、改めて行くことにしたい。
さて、どうなることだろう。
うまく写真が撮れないことも大きな問題だ。
太陽はすぐに沈んでしまうので、あれこれと設定替えをしないで、
あらかじめ設定しておくことが必要だ。ところが春と秋では太陽の光の強さも
違うし、天気によっても設定を変えなくてはならないし・・・以前に他の場所で
うまく撮れた設定が役立たない。
この設定のことは、なかなか厄介で、難しい。
今の所は必ずうまく撮れるという方法・設定を知らない。研究したい。
さて、二上山。
時間もあることだし・・・で、思い切って登山をしてきた。
1月2月は身体を甘やかしてきたので、いきなりの登山では身体が言うことを聞いてくれるか、
試験的な考えも密かにあった。結果としては杞憂だった。
登って降りてくるまでの標準時間が3時間とあったが、2時間40分程で下山できた。
道は途中から勾配のきつい山道。小刻みな歩幅で時間をかけて無理をせずに上る。
下りは、さほどの時間もかからない。登りは1時間40分、下りは1時間まではかかっていない。
ともかく年齢と運動不足直後ということを考えたら及第だろう。
下山後には30年以上ぶりに石光寺を訪ねてみた。
以前に行ったときは寒牡丹が盛りだった。他に大した記憶はないのだが、確かに私の
若い頃の一瞬が象嵌された場所。妙な懐かしさもある。
石光寺には春が来ていた。むろん冬と春は微妙に均衡を保ちつつ混交してあったのだが、
春の魁の匂いを満喫できた思いだ。今週のうちにも、また訪ねることにしたい。
この日の画像は例によってOnedriveに入れています。
興味のある方はご覧願います。スライドショウ再生がお勧めです。
180302二上山と石光寺