冬に入ってから天気が良くない。11月24日のこの日も、降雨こそ
ないものの、どんよりとした空模様。節季はすでに「小雪」である。
この日は入会させていただいているカメラ同好会の撮影日。
11月も下旬ともなれば紅葉も終わり近いのだし、風景に関して言えば良い
被写体がないのは仕方がない。
写真は光の量がないと良いものにはならないのに、雲天で光の量も乏しい。
それでも毎年30か所ほどの寺社に紅葉撮影に行く極度の紅葉狂いを
任じている私としては、残り紅葉であれ少しは出会いたいものだと
密かに期するものがあった。
鮮やかな赫の目の覚めるような紅葉はやはりない。無理もない。
それでなくても、今年の紅葉はおしなべてひどいものである。
私が知る限りは、紅葉がこんなにひどい年はかつてない。悲惨なものである。
しかし、冬枯れに向かう前の一時期の季節の発する声みたいなものを聞けたかと思う。
以下は宝ヶ池の画像。
池にいた鴨の羽ばたきの画像は135ミリの標準レンズでは厳しい。
望遠レンズも三脚も重いので持参しなかったが、まあ仕方がない。
ニシキギの実も宝ヶ池公園で撮影。
思ったよりは早めに解散となったので、一人で植物園に行く。
今年は15回か16回目の植物園。それでも見逃してしまう花たちが多い。
今の季節には五種ほどの桜が咲いている。四季桜・10月桜、寒桜・子福桜・ヒマラヤ桜。
ここでは見られなかったが不断桜もある。つまり桜は春だけのものではないということだ。
初見の「花みょうが」も発見。1センチから2センチほどもある比較的大きな実である。
これで私の「赤い実」のコレクションも増える。
下は「赤い実」サイト。
http://hanahito.web.fc2.com/index.html
最後は植物園の噴水。
植物園もこれから閑散期、端境期を迎えるのだが、もうすぐにスイセンやローバイが
開花する。年内にもう一度行こうかと、もくろんでいる。