おかずブログ

ここでは主に撮影画像を発表します。
近場で撮影した植物などがメインとなります。

梅宮大社(1)

2009年03月01日 | 09年京都
梅宮大社(1)
梅宮大社は右京区梅津に鎮座する古刹です。嵯峨の南、桂川の東にあたります。
このあたりは平安時代は沼沢地だったようです。

梅宮大社の起源についてはよくわかっていないようですが、古代豪族の橘氏の氏寺と
言って良いようです。嵯峨天皇の正室である橘嘉智子「壇林皇后」が綴喜郡井手町から
この地に勧請したというのが定説として信じられています。

以来、橘氏及び橘氏の関係者が管掌してきたとのことです。
延喜式では名神大社で、洛西では秦氏の松尾大社と並ぶ大社として栄えましたが、
橘氏の衰退、兵乱、水害などで寺勢が衰えたということです。

梅宮大社は橘氏や嵯峨天皇を祀ってもいますが、「酒解神」なども祀っていますので、
こもかぶりが多いです。「日本第一酒造の祖神」とあります。

一枚目は鳥居、二枚目は楼門。なんと楼門にもこもかぶりを飾っています。
三枚目は境内の一角にあるこもかぶり。四枚目は境内の白梅。後は500円を払っての
神苑の中での撮影です。




















アオサギのコロニー

2009年02月28日 | 09年京都
右京区の「梅宮大社」の本殿背後の高木にアオサギがコロニーを作っています。
私が始めて見たのはもう10年ほども前のことだったと思います。
その時にも買ったばかりのコンデジで撮影したのですが、性能が悪いカメラであって、
うまく撮影できませんでした。
二年ほど前だったか、本殿を修復している時にはアオサギはコロニーをどこかに
移していたはずですが、本日、久しぶりに行って見ると、アオサギがまた住み着いていました。
付近の住民の方々は迷惑されているかとも思いますが、これは仕方がないですね。
現在は10羽程度しかいないのではないかと思います。以前の方が確実にたくさんの
アオサギが住んでいたように思います。
採餌のときは単独行動をとるはずですが、営巣は集団でします。
翼長は結構あることに今更ながら驚きます。

上三枚はフジのカメラ、下三枚はソニーのカメラです。













春を探しに・・・(3)

2009年02月08日 | 09年京都
最後です。さすがに渡月橋を行きかう人々もこの季節では極端に少ないものです。
お寺は天龍寺のみ行きました。庭園に入ったのですが、ローバイ、ツバキ、サザンカ
程度しか樹の花はありません。
しかしあと一ヶ月半ほどで嵯峨野の地もいつもの賑わいになることでしょう。
なったらなったでうんざりする気分もあるのですが、しかし、嵯峨野に人が
少ないのは寂しい気もします。

画像は人の少ない渡月橋。大堰川畔の桃、天龍寺庭園内のコケの新芽とローバイです。


















春を探しに・・・(2)

2009年02月08日 | 09年京都
旧ではまだまだ正月もあけたばかりで小正月にもなっていません。
これからが冬本番と言ってもいいかと思います。当然に風景は冬ざれの光景を現出しています。
とはいえ、そこかしこに春らしい息吹も感得できます。たとえば桂川の川面を照らす日の光の中に
春らしいものを見つけることもできますし、画象の最後にあるタチイヌノフグリの開花などは明らかに
春の到来を告げているようにも思います。ともあれ早春の譜であることは間違いないでしょう。

初めの画像は左から嵐山・真ん中のおわんのような山が小倉山・右端が愛宕山です。
二番目の画像は河川敷の裸木。放哉の「枯れ枝ほきほき折るによし」を思い出しました。
三枚目はアオサギ、四枚目はカワウかアオサギか分りません。五枚目と六枚目は水面の光の乱反射。
七枚目と八枚目はシソ科のホトケノザ。最後はタチイヌノフグリです。花は五ミリ程度。



















春を探しに・・・(1)

2009年02月07日 | 09年京都
旧暦の年も明けてからすでに旬日も過ぎて、節季は立春でもあることだし、春を探しに
嵐山まで歩いてみました。歩いたとはいえ、実は阪急桂駅から松尾駅までは阪急利用。
松尾大社を見てから松尾橋を渡って罧原堤をゆっくりと歩いて嵐山まで。
天龍寺の庭園を見てから阪急嵐山駅まで。そして阪急で帰宅。

桂川の葦の原は勿論立ち枯れていて、河川敷に自生している樹々たちは
当然にむき出しの骨組みも顕わ。
放哉の「枯れ枝ほきほき折るによし」の冬ざれの光景。
それでも桃がほぼ咲いていました。梅はまだまだ固い蕾。
他の地方からはそろそろ梅便りも聞えてきていますし、京都でも早いのはそろそろですね。
天龍寺の庭園で一本だけ白梅が開きかけていました。

画像は初めがカスミソウ。立春は霞と共に来るというのが歌ではよくありますし、
まことに今頃の花にふさわしいですね。
二枚目はシクラメンとフリージア。三枚目はヒヤシンス。
四枚目はナンテン。すばらしいです。こういうのを見ると立ち止まって見入ってしまいます。
五枚目は松尾大社の鳥居。そして苔むした狛犬。7枚目は松尾橋から嵯峨の山並みを撮影。
最後は松尾橋を渡りきったところの罧原堤の標識です。この堤は古代に
秦氏が築堤したことで知られています。