晩秋も深まりつつあって、残りは旬日を余すのみである。
秋は好きな季節ではあるが、時間は疾ぶように走り行く。
時間の法則に捉われたままである以上は、それに任すよりほかにはない。
16日、今年のホトトギスを見ようと思って「常寂光寺」に行ってみた。
行くまではまだ咲いているだろうかという疑念もちらっと
脳裡をかすめたのだが、行ってみて大正解。キバナノホトトギスをはじめ
多種のホトトギスが見頃であった。
このお寺でキバナノホトトギスを初めて見たのはもう10年ほど
前のことになるだろうか。
以来、できるだけ見るようにはしてはいるのだが・・・。むろん、
見られなかった年も何年かあるはずだ。
3年程前に気が付いた「マツムラソウ」も今年はさらに沢辺に咲き誇っていた。
このお寺は見かけない種類の植物を見られることもあり、年間に多くても
2回ほどだが行くようにしている。
以上の写真は常寂光寺で撮影。
常寂光寺からは嵐山地区に数多あるお寺の中で「祇王寺」に行く。
天竜寺も好きな寺ではあるが、この日は行かずに祇王寺のみ。
祇王寺は少ない寺地のほぼ全面に苔を植栽している。
他の植物はほぼない。たまに冬ボタンなどを見かけたこともあったが、
常に植栽しているわけではない。ともかくは敷地が少なすぎる。
最後のタデ科のママコノシリヌグイは別の所での撮影。
さて、寒さも強くなったことだし、今年はもう花はあまり撮影には
出向かないのではなかろうか。
とはいえ紅葉撮影には行かないわけにはいかない。
これからは紅葉撮影がメインとなるはずだし、
まだまだ今年の私の写真生活は続くことになる。
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