香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

青豆とうふ

2011-07-12 21:02:01 | 本のこと
気になっていたエッセイ第3弾
安西水丸さんと和田誠さんの『青豆とうふ』


安西水丸さんも和田誠さんご両人とも
村上春樹さんとご一緒のお仕事もされている
高名なイラストレーターですが
仲良しさんだったのですね~
そして、春樹さんも・・・

青豆で、ピンとくる方、村上春樹ファンですよね 『1Q84』
あの青豆さんとは関係ないのですが、
タイトルは居酒屋で安西水丸さんと春樹さんがご一緒していて
春樹さんが頼まれて、その時食べていた「青豆とうふ」が
タイトルになったそうです
文庫本のおまけで、春樹さんが書かれていますが
あのとき、食べていたのが「和風ハンバーグ」でも
「あんきも酢」でも「竜田揚げ」でもなく
「青豆とうふ」でよかった。おしゃれ気があると・・・
読み終わって、正直、わたしもそう思います

このエッセイは、和田さんと水丸さんが
交互にタイトルをしりとり方式で書いて
挿絵は、お互いに相手が書くというパターン
最初に水丸さんが「ハゲの話」から始まり
和田さんが「ハゲの話→カツラ→編集長の伝説→取材の話」と続き
また水丸さんが「取材の話→建築家→フランク・ロイド・ライト」と
24編のわたって続くのですが、
最後は見事に和田さんは
「映画でみた景色→俳優の歳のとり方→ハゲの話」と終わります
お二人のイラストはもともとと好きだったのですが
内容とイラストとの微妙な感じが、もうもう大好き
そして、お二人とも、本当に色々な分野に詳しいというか、
ちょっと”おたく”
でも、そういう博識って、素敵です
こういう方たちを面白い人というのだと思います

和田さん、水丸さんそれぞれの個性がとても豊かで
思わず笑ってしまったり、おどろいてしまったり
水丸さんは、ものまねが出来ないけど
これは出来ると思うといってあげたのが
「千と千尋の神隠し」のカオナシ
「あ、あ、あ、」って言うだけだと思うんだけど
和田さんは映画のことは、とてもマニアック
映画関係の雑誌のことなど、
知っていて当然のように書かれているけど
うむむむ~ よくわかんないよぉと思いながらも、
ついつい笑ってしまう面白さ
春樹さんも文庫のあとがきで書かれていたけれども
お二人とも、本当に文章がお上手で読みやすいです
(おこがましいことだとは百も承知でございます)
楽しみにして読んで、裏切られませんでした

昨日の夜は、仕事の関係で、
お客さまと関連会社の方と会食でした
わたし以外はみなさんメンズでいらっしゃるので
2次会は女性のいるスナックですねという雰囲気なので
いつも1次会で失礼します(食い逃げともいう)
でも、いつもよりちょっと多くお酒を飲んでいるので
短い時間で目が覚めてしまうのですよねぇ
で、今日は5時半に目が覚めてしまったので、
長めに走ってみました
新川通の河川敷をずっと北上して、西に移動して
農試公園までで40分くらい

天気がよかったので、河川敷や公園の中は
木漏れ日程度の日射なので,走っていても気持ちいい
そして、農試公園からおうちまで20分くらい
合計1時間で6kmちょっと走って来て、
朝から疲れてしまった
通勤はゆっくりと歩いて 片道25分

道端に咲いていたアスチルベ(だと思う)が可愛い
花言葉は
「淋しさ感じる幸せの午後」
 (風のガーデン 貞三先生の花言葉です)
明日の朝は、ゆっくり30分くらい走って無理しないぞと決めております