香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

夜鳴きめし屋

2014-10-01 21:55:57 | 本のこと
宇江佐真理さんの
『夜鳴きめし屋』



本所五間堀の「鳳来堂」は、
父親が営んでいた古道具屋を、
息子の長五郎が居酒見世として再開した“夜鳴きめし屋”。
朝方までやっているから料理茶屋や酒屋の二代目や、
武士、芸者など様々な人々が集まってくる。
その中に、かつて長五郎と恋仲だった芸者のみさ吉もいた。
彼女の息子はどうやら長五郎との間にできた子らしいが……。
人と料理の温もりが胸に沁む傑作。


少しはまっている宇江佐真理さんの時代小説
人情味あふれているけど、きれいごとじゃなく
ちょっと悲しかったり辛かったりしても
人を見る目のやさしさを感じる

魔が差したのかもしれない、人は弱い生き物だ。
 いつ、道を踏み外すかわからない。
 長五郎はそれをおしのから教えられたと思っている。

 お前は拙者を思うて小言を言った。
 それを忘れておらぬ。
 人の話を聞く耳を持てば、
 そうそう道を踏み外さぬものだと、
 拙者は学んだ。

文中の言葉で、逆のことを言っているようだけど
違うんだよ・・・縁のあった人を大切に思っていて
そして、謙虚な気持ちなんだなと思うのです

川上弘美さんの東京日記3
『ナマズの幸運』



おおむね楽しい、ちょっぴりさみしい。
カラダ半分、ずれている――。
カワカミ・ワールドが詰まった、日記シリーズ最新作。
2008~2010年までの3年分を収録。
「WEB平凡」の人気連載を単行本化。


カワカミさんに会いたくて
ちょっと中毒症状?
楽しくて、おかしくて、ニヤニヤしちゃう
単行本、あと1冊
そして、今も続いている
うれしい

   

あっという間に10月になっている
と、今日、事務所で気がつき呆然
時が経つのが早く感じるのは、
歳をとって、自分の動きや考えが時の流れより遅くなっているから
だから、子どもは1日たつのが遅く感じるって聞いたことある
そして、一気に寒くなったよ
特に夜は寒~い 衣替えしなくちゃね