香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

2014-10-24 21:14:54 | 本のこと
昨年10月に創業した出版社、「鉄筆」から
今年7月に出版された刊行物第1弾の文庫
白石一文さんの『翼』



主人公は大手企業で精力的に働く30代半ばの田宮里江子。
ある日10年前にプロポーズしてきた長谷川岳志と再会、
再び求愛される。しかし彼は学生時代の親友の夫である。
当然拒絶したものの彼や職場、
家族との関係に揉(も)まれるうちに、
里江子の人生観、死生観は揺れていく。


ストーリー展開はとても面白かったのです
どうなっていくの?
この人たちの関係性はどうなの?
どうしてこうなっていったの?と
たくさんの疑問の中を読み進めていって
少しずつわかってくると
どうして?と納得できない。
死生観も恋愛観も色々だろうけど
結局どうしようもなく無責任な人間と
自分の気持ちに不誠実で常識に囚われた人間
なんだか極端すぎない?と反発
こういう終わりなのかと、最後は脱力
前半、面白く読んでいたので残念です

    

今週の初め、弱っていると書きましたが
水曜日の夜から頭痛がひどく、
パリッとしない日々を過ごしていました
週末は元気に走りたいな