香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

空の走者たち

2015-01-04 22:18:16 | 本のこと
増山実さんの
『空の走者たち』



2020年4月18日――。
通信社の若手記者・田嶋庸介は興奮していた。
陸運から発表された東京オリンピック女子マラソン日本代表3名の中に、
円谷ひとみの名があったからだ。
田嶋が7年前にこの少女と出会ったのは、
福島県須賀川市。
そこは、1964年の東京オリンピックマラソンで銅メダルを獲得した円谷幸吉と、
ウルトラマンの生みの親・円谷英二の故郷であった。
当時の円谷ひとみは、陸上をやめ、
自分のやりたいことが見えずに暗中模索中の高校2年生。
なぜ彼女は、日本を代表するランナーへと成長できたのか。
その陰には、東京オリンピックと「あどけない青空」によって結ばれた、
不思議な出会いがあった……。
須賀川、宝塚、東京、ハンガリー。
どんなに雨が降り続こうとも、
いつか必ず見えるはずの青空を思い、
それぞれの空の下を懸命に駆け抜けた走者たちの物語。


時は2020年から、2013年、1964年、1689年と
時空をさまようように物語が始まり動いて
円谷英二、円谷幸吉、松尾芭蕉、そして智恵子抄
実在の人物や出来事が一緒に動き出す
円谷幸吉さんのことは、
昔読んだ本で知っていたつもりでいたことが
全然違う印象で蘇ったのは驚きだった
書く人は、自分の書きたいように人を書く
受け取る人間が不勉強な分、思い込んでしまった
円谷幸吉さんのお話だけでも、感動だったけど
全編を読み通すとありえないことかもしれないけど
あってほしいと思うような気持になる
震災のこと、原発のこと、なるべくしてなったこと
死者と生者は繋がっているんだ
わたしの空はどこにあるのかな
とってもいい本でした


自宅の机でKiho Coffeeの珈琲


サッポロ珈琲館琴似店でノートタイム

長いように思えたお正月休みもあと数時間
昨日、今日は、走ったり、本を読んだり
撮りためた再放送の「植物男子ベランダー」「孤独のグルメ」
「ブラタモリ」を見ようと思って、ほとんど見れず
「世界の果ての通学路」大河ドラマ「花燃ゆ」など見たりしていました
大好きな珈琲を飲みながら



昨日、走った北大は、すごく寒かったけど綺麗な空で
道路も踏み固められて走りやすかった



今日は少し山の方へ
ずっと続く上り坂はきつかった

明日から仕事
事務所の中は寒いだろうなぁ
仕事があることに感謝して真面目にコツコツ