香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

ピスタチオ

2015-01-08 21:20:15 | 本のこと
梨木香歩さんの
『ピスタチオ』



緑溢れる武蔵野にパートナーと老いた犬と暮らす棚(たな)。
ライターを生業とする彼女に、
ある日アフリカ取材の話が舞い込む。
犬の病、カモの渡り、前線の通過、友人の死の知らせ…。
不思議な符合が起こりはじめ、
何者かに導かれるようにアフリカへ。
内戦の記憶の残る彼の地で、
失った片割れを探すナカトと棚が出会ったものは。
生命と死、水と風が循環する、原初の物語。


読んでいるときは、どんどん引き込まれていき
この本の世界観にひかれていくのだけど
結局、どういうお話だったのか
つかみどころがなく、わからない
人間のエゴな生活や考え方ではなく
自然に寄り添い、自然に習い、
水、鳥、雨、風、土、全てが意思をもって
動き関連しあっているよう
アフリカの不思議な民話とピスタチオの話
どうにもこうにも、まとめられず説明できない
不思議な読後感の本でした



テレビは特番ばかりでつまらなくって
パソコンに向かって音楽聴いたりしていたら
1月28日発売予定の大橋トリオ
『PARODY』予約注文をポチってしまった
楽しみだな