香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

不良になりました

2014-10-08 04:45:40 | 本のこと
川上弘美さんの
東京日記4
『不良になりました。』



川上弘美の人気日記シリーズ、待望の最新作! 
東日本大震災、引っ越し、入院、手術……。
2010年~2013年は、ほんとうに、いろいろなことがありました。
カワカミ・ワールドのエッセンス。


やっぱりすぐに会いたくて、読んでしまった
カワカミさんの日常、不思議、変な感じ

「加齢臭と古本の匂いは、同じ成分であると聞いて、びっくりする」
はい、わたしもびっくりしました
「リモコンで首を振るテレビが欲しい」
えっ?そこにこだわりますか・・・

今もWeb平凡で連載されている東京日記
かわいらしいページで、面白いですが
やはり、手に取る本の方が読みやすいと感じる
シリーズの絵はずっと 門馬則雄さんで
装丁は祖父江慎+佐藤亜沙美(コズフィッシュ)
手に取る本としてとても美しいと思います
このシリーズ、文庫本が出ていないのですよね
出して欲しいな

この頃はあまり長時間ぐっすり眠れる日が少なくて
昨日も11時半頃に寝たのだけど4時過ぎに目が覚めて
もういいやとあきらめて起きてます
平日だけど、ちょっと長く走ってから出勤しようかな・・・

それでも猫は出かけていく

2014-10-07 22:16:52 | 本のこと
ハルノ宵子さんの
『それでも猫は出かけていく』



いつでも猫が自由に出入りできるよう開放され、
家猫4匹に加えて、外猫、通りがかりの猫など、
常時十数匹が出入りする吉本家。
そこは、ツワモノ揃いの猫たちばかり。
思想家の父・隆明が溺愛したフランシス子、
ツンデレ捨て猫のシロミ、
傍若無人のチンピラ猫トリオ、
万年風邪っぴきのモテ猫レオ・・・。
吉本家に集う人と猫のしたたかでしなやかな
生態をハードボイルドに描いた、
ユーモア&感動の名猫エッセイ!


思想家・吉本隆明さんを父に
作家・よしもとばななさんを妹に持つ
漫画家でエッセイストのハルノ宵子さんが
お父様、お母様を続けて亡くすまでの
8年間の猫と吉本家の記録エッセイ
ほぼ日の猫屋台を読んで知った本です

ハルノ宵子さんはとても猫が好きで大切で
でも、とても冷静に物事を捉えて行動しているのです
野良猫の♀を捕まえて避妊させたり
野良猫たちの生存率、病気、生態が
赤裸々に、でも淡々と書かれていて
そして、愛情たっぷりで、なんだか感動しました
自宅の猫たちも、外に出るのは自由
でも、必ず自分に問いかけるそうです
「もしもの事があった時、本当に後悔はしないのか?」
「しない」って・・・
猫たちの病気の治療のこともちゃんと考えます
「焼いたらお骨がボロボロだった、
などど怖がる人がいますが、
死んでからお骨がボロボロでなんぼのもんじゃい!と思う
生きている間が華なのです・・・と
生きている限りは手厚く、そして避妊は非情に、が方針
納得というか、説得力というか、気っぷがいいというか
たくさんのデメリットもちゃんと受け止めていて
格好いい人だなと思います

とても良い本を読めてよかった
そして、ほぼ日で連載している猫屋台
どんな風になるのか、とても楽しみです

少し残念な気持ち

2014-10-06 21:25:43 | 走ること
昨日は札幌マラソンの日
(別海パイロットマラソンの日でもある)
エントリーしていないくせに
何故か早起き



暑くなく、曇り空時々晴れで
絶好のマラソン日和の札幌
自宅から荷物を背負って走ろうと思ったけど
荷物は少ないに限ると思い、
実家に寄って荷物を置いておくことにした

12号線を白石から豊平川に向かって走り
左岸をミュンヘン大橋に向かって走って10km



札幌マラソンのまずは10kmレースを応援
まとまって走ってくるので、
知り合いを見つけるのは大変だと思っていたら
厚岩さんが気がついてくれて声をかけてくれたのに
「あぁ~」としか言葉にならず、ただただ笑顔
折返しでは見つけて、ちゃんと「頑張って~」と言えて ほっ
そしてPuーちゃん姉妹を探すけど、全然こない
だんだん人も少なくなり、歩いている人とかも出て来た頃
やっと二人がニコニコ笑いながらゆっくり走って来た
あまりにも楽しそうで、笑っちゃった
「もう少し早く走りなよ~」と毒はいて送り出したけど
折返しでは相変わらずゆっくりニコニコ走り
チョコレートを渡して「頑張ってね」と送ったけど
姉妹で札幌マラソンを満喫しておりましたな

その後、ハーフマラソンを南22条大橋の手前で応援
知っている人は2人しか見つけられなかったけど
色々な人たちに声をかけて応援すると
たまに応えてくれる人とかもいてうれしい
そして、ああ、やっぱり出たかったなぁと
すっごくすっごく後悔
来年は、札幌で行われるレースのどれかには出たいな

帰りは少し近道で、月寒公園や月寒高校の横を通って約7km
実家でシャワーを浴びた後
母が焼肉をおごってくれましたです

寒いよ

2014-10-03 21:13:41 | なんでもない話
今朝も早起きして朝ランしようかと思ったけど
起きたら小雨が降っていてやけに寒い
走るのは中止して早速衣替え
急に寒くなった気がするのですよ



昨日の朝の北大は紅葉にはもう少し
でも緑色が少なくなっている感じ

今日は事務所にいても指先が冷たくなって
外出したら大雨に当たって、
ほんの1ヶ月前は半袖で暑がっていたのになぁ

打ち合せの帰りに先輩と寄った
初めてのSATO COFEE
店内はテーブルが大きく、通路も広くて落ち着く



もちろん珈琲もおいしく、


珈琲豆やカップや小物の他に
サボテンや多肉植物なども売っている



ついつい可愛くて買ってしまった
サボテンちゃん
先輩に「こういうのを衝動買いと言うんだぞ」
と言われたけど、気にしな~い

あさっての日曜日は札幌マラソン
今年はエントリーしていないので
豊平川河川敷で応援することにしました
遠回りして走って行って、
終わったら走って実家まで
地図で距離を測ってみたら、18km位だったので
ハーフを走ると思って、実家までも遠回りしよう



今年も買った Number Do
 完全保存版
  死ぬまでに
    走りたい
  100の大会

ほぼ日のランナー手帖もついてきた
まだパラパラっとしか読んでいないけど
今週末にじっくり読むのが楽しみだ
行ってみたい大会がたくさん増えそう

夜鳴きめし屋

2014-10-01 21:55:57 | 本のこと
宇江佐真理さんの
『夜鳴きめし屋』



本所五間堀の「鳳来堂」は、
父親が営んでいた古道具屋を、
息子の長五郎が居酒見世として再開した“夜鳴きめし屋”。
朝方までやっているから料理茶屋や酒屋の二代目や、
武士、芸者など様々な人々が集まってくる。
その中に、かつて長五郎と恋仲だった芸者のみさ吉もいた。
彼女の息子はどうやら長五郎との間にできた子らしいが……。
人と料理の温もりが胸に沁む傑作。


少しはまっている宇江佐真理さんの時代小説
人情味あふれているけど、きれいごとじゃなく
ちょっと悲しかったり辛かったりしても
人を見る目のやさしさを感じる

魔が差したのかもしれない、人は弱い生き物だ。
 いつ、道を踏み外すかわからない。
 長五郎はそれをおしのから教えられたと思っている。

 お前は拙者を思うて小言を言った。
 それを忘れておらぬ。
 人の話を聞く耳を持てば、
 そうそう道を踏み外さぬものだと、
 拙者は学んだ。

文中の言葉で、逆のことを言っているようだけど
違うんだよ・・・縁のあった人を大切に思っていて
そして、謙虚な気持ちなんだなと思うのです

川上弘美さんの東京日記3
『ナマズの幸運』



おおむね楽しい、ちょっぴりさみしい。
カラダ半分、ずれている――。
カワカミ・ワールドが詰まった、日記シリーズ最新作。
2008~2010年までの3年分を収録。
「WEB平凡」の人気連載を単行本化。


カワカミさんに会いたくて
ちょっと中毒症状?
楽しくて、おかしくて、ニヤニヤしちゃう
単行本、あと1冊
そして、今も続いている
うれしい

   

あっという間に10月になっている
と、今日、事務所で気がつき呆然
時が経つのが早く感じるのは、
歳をとって、自分の動きや考えが時の流れより遅くなっているから
だから、子どもは1日たつのが遅く感じるって聞いたことある
そして、一気に寒くなったよ
特に夜は寒~い 衣替えしなくちゃね