世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

キレイの使い途

2006年01月06日 | Weblog
「直接言うと、あなたはすぐに逆上するから言わなかったけど、目尻の皺が増えたね」と母に指摘された。
「そうかね」なんて冷静を装っていた私だが、…心の中は穏やかではなかった。
美容には無頓着な母は、チープな化粧品を満足気に愛用している。
美容費用を徹底的に削減している。
そんな母が
「美容液を買ったりしてさぁ、何とかするべきじゃない?」
とまで言った…。
珍しいことである。
と同時に、それくらい私の「烏の足跡」は、深刻な問題だということが発覚し、凹んだ。

一応、コンスタントに手入れはしているのだが、
熱しやすく冷めやすい私の性格が災いして、
最近サボり気味であったことは否めない。

皆、何故、キレイになりたがるのだろうか?
そこに明確な目的ってあるのだろうか?

よく考えてみると不思議。
自分自身に問うてみても、答えられない。


まだ女性の社会進出が目立たなかった時代、
キレイな女性はチヤホヤされて、幸せな人生を歩めた。
しかし、今の女性はキレイなだけは通用しない。

キレイで、仕事ができて…
キレイで、英語ができて…
キレイで、気が利いて…


世間が求める最終目的が「キレイ」ではなくなり、
「キレイ」は能力を照らすスポットライトの役割になった。

ただキレイなだけでは、使い途がない時代。

私は何のためにキレイになろうとしているのだろうか。
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