世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

人間だから

2008年07月16日 23時00分26秒 | Weblog
「俺が何をしたっつーんだよぅ…」

トイレでそんな弱音を吐く生理初日。
最近の生理は割と私に従順で、なんとか友好関係を保っていた。
しかし、今月の生理は様子が違っていた。

痛みも去ることながら、貧血の症状が激しく、仕事中、血の気が引いていった。

目の前の風景が、ぐにゃっと歪み、本気で死ぬのかと思った。冗談抜きで。

…っていうか、連日生理ネタで申し訳ない。


月に一度、自分が女だと実感させる生理。
あの赤い色を見る度に、違和感とか嫌悪感が芽生える。

それはナゼか?

私自身があまり自分を女であることを普段から意識していないからだと思う。
だから冒頭のように、気が抜けると一人称に俺を使用してしまうんである。

長い髪とスカートを好み、化粧なしでは外出できない、そんな私である一方、心の中では第二次成長期の男子の如く、男根がすくすくと育っていっているのを感じる。
だから気の合う殿方とは恋人や夫婦という関係を築くより、性的な匂いのない「仲間」でありたいと思っている。
「貴様と俺」
みたいな。
学ランに下駄、みたいな。


あわよくば立ちションとかしてみたい。
あわよくばレンタルビデオ店のアダルトコーナーで作品を吟味してみたい。

あわよくば日常でもさらりと「俺」を使用したい。

かといって、私は女が好きというわけでもない。
綺麗な女性や頭が良い女性に触発されることはあるが発情まではしない。そこまで他人に興味がない。

俺はいったい何なんだ?

女でも男でもない。
女であり男でもある。

でも、人間だということは確かだ。

毎月流れる血潮を「女だから」から「人間だから」という理由にしてみた。

そうしたら、さっきまで狂ったように痛かった腹が、少しだけ楽になった…ような気がした。
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