世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

赤い実に誘われて

2009年07月10日 22時22分13秒 | Weblog
昨日から今日にかけ、浅草寺でほおずき市が開催されていた。
この日に参拝すると、46,000日分の功徳があるらしい。
ちなみに46,000という数字は、米一升の米粒の数。へぇ~。

昼休み、部内の人々に
「今日はほおずき市に行きま~す」
と高らかに宣言した。
吉熊上司には、
「去年も行ったんだよね?とても46,000日分の功徳があるようには見えないけどな」
と言われた。

あぼーん。

優しい後輩女子Cちゃんは、
「昨年ちゃんと行ったから、今年一年、無事に過ごせたんですよ」
と言ってくれた。
ナイスだぜ。

仕事を終え、浅草へGo!
浅草寺はスゴい人混みであった。

まずはお参り。
オラに46,000倍の功徳を…!

御神籤の結果は、吉。
吉熊の「吉」ではないか!わ~い!

昨年のほおずき市ではまさかの凶を引いたんだが…。
予想外の昇格である。


夕御飯は屋台の、
秋田のきりたんぽ、あげもんじゃ。
お腹いっぱい。
あげもんじゃは、トロトロのもんじゃを生地で巻き、揚げたもの。
とても美味しかった。

ほおずきの屋台を見て回る。
もっさりとした鉢の茂みからチラチラと見える赤い実は、なんとも言えない艶やかさをたたえていた。
昔、ほおずきの中のぐにゃぐにゃしたものを上手に取り出して風船を作って遊んだことなどを朧気に思い出した。
途端に、あの苦い味が口の中いっぱいに広がった。





先日の朝顔市同様、威勢のよい呼び声が響き渡っていた。粋である。


この時期に朝顔市やほおずき市が開催される意味を何かで読んだ。
朝顔やほおずきには堕胎作用があるんだそうだ。
農繁期に懐妊して人手が減るのを防ぐため、昔はこの時期に朝顔やほおずきの市が開催されていた…と記載してあった。
感慨深い伝説である。

ビーズの玩具を売る露店に足が止まった。
薄暗い闇夜でこういうものは魅惑的に見える。
「クマはいませんか?」
と店番のおじさんに問い掛けた。
「ああ、あるよ。これね。でも、キティちゃんの方が売れてるよ」
とアドバイスをされた。
クマは全部で7人いた。
どのクマがいいかなぁ~と選択していたとき、店番のおじさんはずっとキティを薦めてきた。
キティにはあまり興味がない。

クマだ。
私はクマが欲しいんである。

かわいい。
クマ…。

46,000日分の功徳をGETしたので、明日からも元気いっぱいのはず。
スパーキング★
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