稟議書の写しを他部署に持って回る。途中、他部署の姐さんとお喋りをした。たまに私は彼女に甘えたりする。社内レズビアン疑惑が浮上すっかも的な勢いで。
当社には誰も気づかれない地味な仕事がある。一方で、凄く華やかな仕事もある。それらがバランスよくミックスされて一人の人の持ち場になればいいのだけれども、若干片寄っているのも事実。
他人の仕事の華やかさを羨ましがったり、選抜されなかった自分を卑下してしまうことも正直あった。私。
しかし、もう、どうでも良くなった。その日その日の仕事を間違えなくきちんとできればそれでいいじゃないかと。焦ったり僻んだり、もう本当に面倒臭い。
こんな悟りの境地に至れたのは、恐らく、だいぶ前に映画「禅 ZEN」を観てからだと思う。「あるがままに」という、当たり前でいて、しかし日常を生きているとつい見えにくくなってしまうものの大切さをあの作品は教えてくれた。
あと、昨年のニューヨーク一人旅のとき。利用したアメリカン航空の客室乗務員がちゃきちゃきと笑顔で働いていて、私は仕事に対しての意識を変えられた。
アラサー&アラフォーが集まるとつい仕事の話の延長で仕事への愚痴に話が発展してしまう。
姐さんは若干疲れているらしく、地味な仕事について憤然と怒りを露にしていた。
先日、他の建物(無人)で雨漏りが発生し、水浸しになった床を1時間かけて拭いていたが誰にも気づかれなかったとのこと。上司は見てみぬふりして逃げたらしい。
「3K(きつい、汚い、危険)では社内の誰にも負けないよ、私の仕事」
と断言していた。
二人で3Kごっこをすることにした。
自分の仕事で「これぞ3K」というものを選りすぐり、披露したのちに慰め合うのである。
「私なんて指名されて社長のゴミ箱の書類、シュレッダーしてますよ。しかもエブリデー。その内、私自身もシュレッダーされちゃったりして~!ぎゃは~」
と、私。
「えー!ウケる~」
と、姐さん。
姐さん、笑顔になった。良かった。
地味な仕事、例え誰かに見られていないとしても、どんな仕事にも意味は必ずあると私は信じている。
当社には誰も気づかれない地味な仕事がある。一方で、凄く華やかな仕事もある。それらがバランスよくミックスされて一人の人の持ち場になればいいのだけれども、若干片寄っているのも事実。
他人の仕事の華やかさを羨ましがったり、選抜されなかった自分を卑下してしまうことも正直あった。私。
しかし、もう、どうでも良くなった。その日その日の仕事を間違えなくきちんとできればそれでいいじゃないかと。焦ったり僻んだり、もう本当に面倒臭い。
こんな悟りの境地に至れたのは、恐らく、だいぶ前に映画「禅 ZEN」を観てからだと思う。「あるがままに」という、当たり前でいて、しかし日常を生きているとつい見えにくくなってしまうものの大切さをあの作品は教えてくれた。
あと、昨年のニューヨーク一人旅のとき。利用したアメリカン航空の客室乗務員がちゃきちゃきと笑顔で働いていて、私は仕事に対しての意識を変えられた。
アラサー&アラフォーが集まるとつい仕事の話の延長で仕事への愚痴に話が発展してしまう。
姐さんは若干疲れているらしく、地味な仕事について憤然と怒りを露にしていた。
先日、他の建物(無人)で雨漏りが発生し、水浸しになった床を1時間かけて拭いていたが誰にも気づかれなかったとのこと。上司は見てみぬふりして逃げたらしい。
「3K(きつい、汚い、危険)では社内の誰にも負けないよ、私の仕事」
と断言していた。
二人で3Kごっこをすることにした。
自分の仕事で「これぞ3K」というものを選りすぐり、披露したのちに慰め合うのである。
「私なんて指名されて社長のゴミ箱の書類、シュレッダーしてますよ。しかもエブリデー。その内、私自身もシュレッダーされちゃったりして~!ぎゃは~」
と、私。
「えー!ウケる~」
と、姐さん。
姐さん、笑顔になった。良かった。
地味な仕事、例え誰かに見られていないとしても、どんな仕事にも意味は必ずあると私は信じている。