世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

秋を探しに

2011年09月11日 22時11分03秒 | Weblog
浜離宮恩賜庭園へお散歩。
汐留のビル郡を潜り抜けて辿り着くまでに汗びっしょり。まだまだ残暑が厳しい。

入ってすぐ近くで曲芸をやっている人を発見。
凄い!
一緒に見ていた外国人観光客もしきりにシャッターを切っていた。


樹齢300年の松の木。
神々しさすら感じる。



毎年ここへはコスモスを見に来る。いつも遅めに来て多くは枯れかかってしまっているので、今年は早めに来た。まだ蕾があり、ちょっと早すぎたが見頃の範疇だ。コスモスは好きな花の一つ。可憐で、THE・花っつー雰囲気が良い。












背後のビルとのコントラストが不思議。


手前の巨大アロエがグロテスク。


吉熊、この花と友達になったもよう。


ミツバチさん。お食事中。


萩の花も見ごろ。秋だなあ。


凛々しく咲き誇っていた芙蓉。


ビルの谷間の入道雲。
もうすぐ見られなくなる。


カルガモさん。すいすい。





水の影がなんとも優雅。


海の方から潮の匂いがやってくる。


いつも気になっている休憩所付近にある小屋。
小さくて可愛い。



公園を出てカレッタ汐留をぶらぶら。
美味しそうなお店がたくさんあるのだが、今日は胃の調子が悪かったので食事を断念。

カレッタ汐留46階にある展望台へ。



やはり花は良い。
見ていると気分が安らぐ。
すっかり充電できた。

さて、明日からまた仕事!
がんばりまっしょい!
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二つの「あれから」

2011年09月11日 21時31分43秒 | Weblog
アメリカ同時多発テロから今日で10年。
「亮子ちゃん、今すぐテレビつけて」
という友達からの電話があったあの日。
目に飛び込んできたのは煙を上げている大きなビルだった。
事故?事件?とにかくテレビを食い入るように見た。

正直、当時の自分にはニューヨークは意識的に遠いところにあり、テレビの中の様子が現実とは思えなかった。
去年、跡地のグランドゼロをどうしても見たくてニューヨークへ行った。
瓦礫などは跡形もなく、クレーン車が数台見受けられる様は一見工事現場のようだった。
ここで多くの人が亡くなったのだという事実をうまく飲み込めなかった。
政治的宗教的な問題はさておき、やはり命が命を消滅させることは良くないことに違いない。
憎しみは憎しみしか生まないという基本的なことを自覚すれば平和でもっと生きやすい世界になるんではないだろうか。



跡地から偶然見つけられた十字架状の鉄骨。



アメリカという国を考えるとき、頭をよぎる歌。
「Viva America」(デーモン小暮閣下)
http://www.youtube.com/watch?v=9mJKUStuegE




東日本大震災から今日で半年。
もっと昔のようである気もするし、最近のような気もする。
普段、何気なく暮らしているが、震災をけっこう気にして生活している。
街で「節電」という文字を見ない日はないし、ニュースで「震災」という言葉を聞かない日はない。
スーパーに行けば、「カップラーメンが安い。買っておくべきか」と悩む。
職場が節電で暑いので、背中に汗疹ができてしまい、痒い。
3月11日。
あの日、私は有楽町に外出だった。
会社から自宅までだったら歩いても何とか帰宅できただろう。しかし有楽町からでは地理感に自信がなく歩いての帰宅は無理だと判断。内勤のOLにはあまりないたまたまの外出。運が悪かった。

仕事を終え、駅に向かう途中。
東京国際フォーラムのガラスの塔が頭上で一斉に震えだした14時46分。
怖くて腰を抜かしてしまった。
その後、帰宅難民になり9時間も有楽町を彷徨っていた。
心細くて、余震が怖くて…もう、あまりあの日のことは思い出したくない。

会社の停電、緊急時における周囲の人の様子、スーパーの棚に何もない状況、不眠。
33年の人生を二つに分けるとすれば、間違えなくあの日は自分にとっての分岐点である。
初めて自分の人生をまじまじと見つめた。


二つの「あれから」
秋の虫の音を聞きながら、二つの節目にそっと鎮魂の祈りを捧げた。

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「結び目」

2011年09月11日 20時11分46秒 | Weblog
どうせエロさを売りにしただけの作品なのだろうと思っていた。観る前はそう思っていた。
しかし、公開当初からなぜか心に引っ掛かるものがあり、レンタルして観てみた。
感想を一言で述べるとするならば、秀逸。




◆あらすじ◆

結婚を機に、地元である平凡な地方都市に戻ってきた絢子(赤澤ムック)は、認知症で満足なコミュニケーションもとれない義父・将司(上田耕一)の世話に追われ、夜は夫・雁太郎(三浦雅己)の相手をする日々。単調な生活のなか、満たされない想いを抱いていた。
ある日、絢子はクリーニング店に洋服を預けに行く。そこで、14年振りにかつての恋人・啓介(川本淳市)と再会する。
当時、中学生だった絢子と教師だった啓介は恋に落ちた。純粋な気持ちから始まった関係だったが、小さな町で噂はすぐに広がり、啓介は教職を追われた。
現在、啓介はクリーニング職人として、妻・茜(広澤草)とささやかながら幸せな暮らしを築いていた。
しかしその日を境に、2人の日常は一変する。啓介は、絢子のニットのクリーニングを仕上げると、そこに赤いリボンを忍ばせる。それは、2人が逢瀬を重ねた森で、自分が待っていることを知らせるために絢子が木に結んでいた印だった。絢子はそれを見ると、今の啓介をつくったのは自分だと確信し、彼女のなかで何かがはじける。絢子の甘い記憶は暴力的な衝動となり、啓介もそれに応える。理性が崩壊し、情念が限界を越えた2人は、新たな官能に達する。



無駄がなく、切れ味が良かった。
かつて森林で激しく愛し合ったであろう回想シーンを省くことにより、今の絢子と先生の物語を浮き立たせていた。その潔さが観客を飽きさせない一つの要因なのかもしれない。

絢子は先生と噂になってから、きっとヤンキーになったのだろうと推測。
先生の奥さんに脅迫電話を掛けるシーンがあるのだが、「下妻物語」のヤンキー役・土屋アンナみたいな巻き舌になっていた。そういう、台詞にはない人物たちの背景を「観客に想像させる」という技も巧みであった。


再会した二人が森林で愛し合うシーン。
青空、風、木々、…そして二人。
これが官能的で美しい。
一番美しいのは絢子。
木々の緑を含んだ光がその白い肌にまとわりつき、揺れるんである。
あれはため息ものであった。

14年前、森林の入り口の木に待ち合わせの合図として結んだ制服の赤いりぼん。
最終的には互いの人生を歩むための「結び目」としての役割を果たしたのだろう。

絢子の服装が私好みだった。
花柄が多く、エレガント。
森林で愛し合ったときに着用していた、濃い青緑の花柄が散りばめられたシフォン地のスカートなんて欲しいぐらいだ。

絢子を演じた赤澤ムックは舞台女優とのこと。
上手だった。
先生役の川本淳市も渋くて格好良い。

DVDを買って手元に置いておきたいと思える作品だった。

映画『結び目』予告編
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アラビア語 ~思いつきかもしれないが~

2011年09月11日 19時32分16秒 | Weblog
いきなりだが、アラビア語の魅力にヤラレタ。
あのニョロニョロした字体が素敵ではないか。
そして、サラサラサラ~ってあの文字を書けたら素敵ではないか。



大学時代、語学でアラビア語の授業を取りたかった。
しかし人数オーバーで取れなかった…。
リベンジ!

しかし今は12月に受験予定のビジネス文書検定1級に向けての勉強がある。
それをクリアできたらアラビア語、頑張ってみようかと思う。



アラビア語