世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

Salamat(ありがとう)

2011年09月07日 | Weblog
販売員時代、よくフィリピン人の女性客を接客した。接客しながら彼女たちから漂う香水のいい匂いと派手目な化粧にうっとりしていた。濃い顔立ちの私は彼女たちに親近感を持っていた。
彼女たちは大概3人ぐらいで来店し、あれやこれや商品を吟味し、細かいことは言わずに「これにするねー」と即決してくれる。国にいる両親や親戚にプレゼントを贈る習慣があるらしく、クリスマスシーズンは頻繁に接客したものだ。
帰りに、
「Salamat(サラマッートゥ)」
とタガログ語で挨拶すると、照れたように笑ってくれた。
客と販売員という間を超越し、心と心が通じあった感じがして嬉しかった。

香港の地下鉄で困った時に助けてくれたのもフィリピン人の女性たちだった。
久々に「Salamat」を使った。


今日、帰りに寄った喫茶店にて。
私の隣にフィリピン人女性2人が座った。
あちらの方の席にも2人。
どうやら4人で店に来たらしい。

私の席とあちらの席を交換したら良いのではないかと思い、隣にいた女性に
「Shall I exchange seats?」
と提案した。

返ってきたのは、
「大丈夫ねー。ありがとねー」
という言葉と笑顔。
彼女が施している真っ赤な口紅ときらきらしたアイメイクは今日日の東京では流行っていないものだ。
しかし、エキゾチックな顔立ちの彼女にはとても似合っていた。
いや、あの笑顔さえあればメイクの質なんて問われないのかもしれない。


彼女たちは祖国を離れ、知らない土地で働いているわけだが、それって本当にスゴいなあと思う。
私なんて故郷から100キロ弱しか離れていない土地で働いていても日々起こる諸問題にくじけそうになるのに。
日本文化や言葉の問題などをどのようにクリアしたら、あんな笑顔を宿すことができるのだろうか。


我も紅 ワレモコウ

2011年09月07日 | Weblog
仕事が落着し手持ち無沙汰になったので、吉熊上司に
「何かございませんか」
とお声掛けをした。
今日、彼は2つの会議を抱えて忙しそうだった。

「今日、俺、忙しいから。じゃ!あとは頑張れよ」
との声を残してパソコン画面とにらめっこをしだした。

まさかの放置プレイ!
あと7時間ぐらい会社に滞在しなくてはならないのに!


仕方がないので7月までの経費を元に来期の予算作成。これをちょくちょくやっておくと2月が楽。

放置しておきながらも、吉熊上司はたまに構ってくださる。
明後日、経理が締まったら私もまた忙しくなる予定。

たまにはこんなのんびりした日もいい。
毎日はさすがにキツいが。

今週の会社の花はワレモコウ。
漢字で書くと「我も紅」
地味な花。
「私だって紅いのよ」と主張していて可愛い。