世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

どれほどの速さで生きれば、きみにまた会えるのか

2015年12月03日 23時47分35秒 | Weblog
ちょうど一年前の今日のブログ
「2014年12月3日 舞い上がれ! はやぶさ2」

あれから一年。
今日は、はやぶさ2のスイングバイの日。

はやぶさ2が地球に最接近(ハワイ上空3,090キロ)する19:08。
自宅のベランダでそっち方面に向かって手を振った。

「いってらっしゃい!」

心の目が、秒速31キロで駆け抜けるはやぶさ2を捉えた。


「どれほどの速さで生きれば、きみにまた会えるのか」とは、映画「秒速5センチメートル」のキャッチコピーだが、同じことをはやぶさ2に搭載されているカプセルに問いかけてしまった。

各地で、はやぶさ2の撮影に成功したもよう。

はやぶさ2の撮影 各地で成功(NHK)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151203/k10010328541000.html

孤独を疾走する旅人はやぶさ2の姿に、ぐっとこみ上げてくるものがある。

地球スイングバイのときにはやぶさ2が撮影した地球。
http://www.jaxa.jp/press/kit/hayabusa2/files/ONC-W2_20151203_EARTH.gif
ふるさと地球に「いってくるよ」と言っているかのようだ。泣ける。


「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH- 帰還バージョン 」の音楽監督の酒井義久さんのサイト!!
NEWスイングバイ曲を公開されている!!胸熱。
作品で一番好きなシーンとサントラは「スイングバイ」なので嬉しい。何度も聴いてしまう♪
http://www.neguseman.com/swingby2.html


スイングバイのシーンのナレーション。

「君と地球をつないだ見えない手
そのとき君は地球に背を押され 大きく向きを変えて
一路 イトカワを目指す軌道に乗った」


私が上京したときの両親の心境を思わせる。22歳まで手元で育てた娘を東京に送り出す彼らの気持ちが、地球のそれと重なって、感極まるのである。





思えば今年の夏、念願が叶って、酒井さんのコンサートに行けたのだった。
(2015年7月18日 SNG Concert@sonorium)

はやぶさが帰還したはやぶさの日(6月13日)には、上坂浩光監督が生出演して自らナレーションを読む「HAYABUSA BACK TO THE EARTH  生ナレーションバージョン」を聴けるという非常に贅沢な空間を味わった。
(2015年6月13日 はやぶさウィーク特別上映)

今月6日には、はやぶさプロジェクトマネージャーの川口淳一郎先生の講演会、20日には上坂監督の講演会がある。
2015年は、はやぶさを強く感じられる素敵な一年だった。


今夜は、はやぶさ、はやぶさ2祭り!!


DVD観ながら、目からキセノンガスが駄々漏れ。



「どれほどの速さで生きれば、きみにまた会えるのか」

そうはやぶさ2に問いながら、私は私という軌道を明日も走り続ける。

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