世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

金星と美

2015年12月10日 22時59分45秒 | Weblog
あかつきが撮影した金星の美しさに惚れ惚れしてしまう。




5年前にはやぶさのカプセルを見に訪れたJAXA相模原キャンパスで購入したマグカップ。
きんせいちゃんとあかつきくんの絵柄が可愛い。


金星とあかつきは、「やっと会えたね」と喜び合い、今頃、ダンスでもしているんじゃないだろうか。



金星は美を司るビーナスの象徴でもある。
小学校時代、金星の惑星記号を石鹸に彫って使用すると美しくなれると、雑誌りぼんの付録の呪い特集に記載されていた。


従順な私は盲目的にそれを信じこみ、家族共用の石鹸にあのマークを彫っていた。
今、結果はどうなのだろうかと鏡に問うても、目尻の皺が美醜より加齢を告げるばかりで、がっかりしてしまう。
また刻印するかな、あのマーク。




仕事では、最近、吉熊上司が午後から打ち合わせに入ってしまい、報告連絡相談が上手くできなくてもどかしい。
小さな行き違いがあり、彼をイラっとさせてしまった・・・。
気をつけようっと。



夜、高校時代の友人K子ちゃんから電話があった。
3年ぶりぐらいである。
何やら私に頼みたいことがあるらしい。
用件だけ言って電話はすぐに切れた。

彼女はいつも疾風のように現れて疾風のように去っていく。
高校時代、前の席に座っていた男子に
「私の名前、姫子っていうの」
とすぐにバレるであろう嘘を吐き、しれっとしていたK子ちゃん。
風の強い日の放課後は、窓を全開にしてチェゲアスごっこに興じていた。
受験の時期は深夜の2時に互いの家に電話をし合い、励ましあっていた。
そんなK子ちゃん。
何やら大変みたいけど、頑張ってくれ。


昨日は帰宅して寝たのが2時半だった。
年末に向けてやるべきことは多いのだが、だるくて先延ばしにしてしまう。
とりあえず今夜は早く寝ようっと。

明日は花「金」!


星の数以上に

2015年12月10日 00時25分56秒 | Weblog
心療内科デー。
待ち時間4時間半。

国際秘書検定のテキストを1時間ほど読み、その後は角田光代の「トリップ」を読んだ。
短編集なのだが、どの作品も灰色の空を思わせるような独特の読了感をもたらす・・・。
表題作「トリップ」は幼子を抱える薬物依存症の母親の話で、これまたヘビーだった。
でも本当に上手いな。角田光代。
一頁一頁がまるでキャンバスに描かれた絵を思わせるぐらい、言葉のチョイスが巧みだ。
そこに登場する人物は生命を宿したかのようなリアルな存在感を思わせる。



21時に、駅前のおにぎり屋さんで購入したおにぎりをモゾモゾと食べる。
待ち時間が長いので、他の患者さんもそれぞれ自由に食べている。
ピクニック。


食後はウトウト。
コートの袖にインした吉熊を見て、なんて可愛いのだろうとうっとりする。


冬服を着せた。
勿論、吉熊は年中可愛いのだけれども、冬のセーターを着せた吉熊の可愛さは、正直、異常だと思う。
親馬鹿ならぬクマ馬鹿なのかもしれないが。
吉熊は幸せなのだろうかといつも疑問に思う。
年がら年中引きずりまわされて、冬眠したいであろうに、イルミネーション見物なんぞに連れて行かれて。


待合室でいつも一緒になる男性が、落ち着きが無くて待合室をウロウロするのでちょっと怖い。
それだけれはない。
たまに、げっぷ5連発などをし、私をげんなりさせるのである・・・はぁ。


23時。彼の次の次に名前を呼ばれた。
クマ医師、黒っぽい服をお召し。引き締まって見える!!

「どうでしたか?」
といつものように最近のことを聞かれたので、誘導尋問に乗る形で答えた。
最近の私は妹の結婚式も終え、仕事も人間関係も順調だ。
特に今週は小惑星探査機はやぶさ2ウィークだったので、気持ちが張っていた(あかつき、軌道投入成功、おめでとう!!)。

マイスリーも自分で調整して減らすようにしている。
そのことをクマ医師は我がことのように喜んでくれた。

薬の確認をされて、おしまい・・・と思いきや、なぜかあることを依頼された。
まあクマ医師との仲も10年。お役に立てればと思って快諾した。
彼の誠実な人柄に惹かれて通い続ける患者さんは多数。
その中で私を選んでくれたのだから、誇らしくもある。



帰り道。
冬の大三角が主役の夜空を見上げ、今年もいろいろあったけれど、クマ医師のお陰で乗り越えられたことは星の数以上にあることを思った。






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