世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

土曜出勤日

2018年01月13日 23時38分46秒 | Weblog
土曜出勤日。
出勤時に、昨日具合が悪かった他部署の先輩がインフルエンザB型に感染していることを知る。
流行りすぎだろ、インフルエンザ。
私も今日は体が冷えたのか、水っ洟が止まらない。
仕事中、ずっと水っ洟が鼻の下を流れていた。



昨日、「対岸の彼女」(角田光代)を二度目の読了。

タイトルから、仕事をしているアラサーと専業主婦を対比させる作品を思わせるが、その上をいく話。
ずっと前に読んだのだけれども、端々が記憶の消失とともにぼやけてきていた。
ここ最近の入浴中に、一日数ページずつを読み進めていた。

高校時代の葵とナナコ、現代の小夜子と葵、2つの時間軸を並行して描くやや特殊な作品。
内気な少女・葵と明るくて小柄なナナコはいつしか強い絆で結ばれていく。
葵とナナコが事件を起こし、互いに会えなくなったときの、葵がナナコを想う様子が胸を打つ。
痛々しい・・・。
再会したときのシーンは切なくて、湯の中にいくつもの涙を落した。

大人になった葵(バリバリの女社長・明るい)が小夜子(内気な主婦)に言う。
「けどさ、ひとりでいるのがこわくなるようなたくさんの友達よりも、ひとりでいてもこわくないと思わせてくれる何かと出会うことのほうが、うんと大事な気が、今になってするんだよね。」
という台詞。お守りにしたい。

ナナコ由来の人懐っこさというか明るさが、葵に感染し、そして小夜子へ。
最後に読者である自分にも感染していく。

そして二度目の読了で気付いたのだけれども、葵が作った会社「プラチナ・プラネット」の意味。
「そういうことだったのか!」と風呂の中で鳥肌が立った。

さらっと読めるのだけれどもガツンと来る、口当たりの良い、でもちゃんと酔わせてくれる良質のお酒のような作品だ。


お風呂での読書は集中力が高まる。
引っ越ししてよかったと思えることの一つだ。




そして昨日は、LINEのビデオ動画で、他部署のN係長とおしゃべりをした。
事情があって今、ほかの地域で働いている彼女。
昨日はLINEでやり取りをしてて、いたずら心でビデオ通話をかけてみた。
お互いに風呂上がりのすっぴん!!
まあ、以前、熱海旅行も一緒に行ったので気にしない。
彼女はアイコス、私はプルームテックを手にして話す。
互いにいる場所は自宅なのに、なぜか喫煙所だと錯覚しそうになるほど盛り上がった。
お元気そうでなにより。


夕食はサイコロステーキピラフをレンジでチンして食した。
本搾りも付けちゃう。




ガーリックの風味が最高。
吉熊「僕、お代わりしたい!」
そうそう、これ、後を引く美味しさなので、つい2食分食べてしまう。
まあ吉熊と半分こだから・・・いいか。


さて明日は一日だけのお休み。
満喫しよう。