世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

集中力

2018年09月13日 | Weblog
集中力を総動員させ、ローマの旅ブログを更新しました。

9/7 ローマの休日 1日目

2018年09月13日 | Weblog
9/7 ローマの休日 1日目

なんで今回の夏旅をイタリアにしようかと思ったのか。
それは初夏に見返した映画「冷静と情熱のあいだ」にある。
15年ぶりに見たのだが、イタリアの街並みが本当に綺麗で、「あ、イタリアに行きたい」と思った。
イタリアのどこに行くかな、と考えた挙句、「首都だし、ローマでいいんじゃね?」とローマに決定。
フィレンチェもいいなって思ったのだが乗り継ぎが億劫だったので。
てか、あの映画のロケ地にローマはないのな!
ま、いいけど。フィレンチェはまた今度で。

あとアニメ「名探偵シャーロックホームズ」みたいな洋風な街並みへの憧憬がMAXに達したため。
ヨーロッパへは2000年の2月に行ったきり。
18年ぶりにあのヨーロピアンな異国情緒に触れたかったんである。

中学時代、テレビで見たオードリーヘップバーンの「ローマの休日」の街並みも辿りたかった。


そんなこんなで5月にポチったこの旅!
前日は胸が高鳴って眠れなかった。


朝、6時に起きる。
最終的な荷物の確認、戸締り、火の元確認をして家を出る。
ラッシュアワーだったので電車が超混んでいた。


成田空港第1ターミナルに到着。
響き渡るアナウンスに胸がドキドキ。



チェックインは自身で行う。
荷物を預けて手荷物検査へ。


金属探知機の検査で再確認される。
どうした?私の左胸。金属入ってるのか!?

出国審査。



審査後の免税店巡りはいつもテンションが上がる。
香水の香りに胸が躍る。

両親と自分にお土産、ゲット。


自分にはDiorのMiss Diorにした。
去年このフレグランスを買って大変褒められるので、今回は香水をゲット。



吉熊もわくわく。




最後に煙草を2本吸い、搭乗口へ。
両親にLINEで連絡。
二人ともほどよく放任主義なので助かっている。
私がこのように無邪気に自分の人生を楽しめるのも彼らが元気だから。
ありがとう。


緊張する。



AZ785便で成田空港を発つ。
フライト時間13時間。



あばよ、日本。



アリタリア航空の機内。



最初の機内食。

イタリアンか日本食かを選べるのだが生憎イタリアンは品切れ。


機内食のサンドイッチ。




機内食2






新潟上空、そしてロシアに入った後ぐらいに盛大に揺れた。
ウラル山脈を越えるときに寒さを感じた。

隣は新婚カップル。
終始手を握り合っていた。

私は安定の窓側席。
時々窓の外とフライトマップを照らし合わせて「この場所はこんな景色が広がっているのね」なんて思っていた。

なんせ13時間のフライトなので、なるべく寝て時間を過ごそうと思い、ソラナックスを飲んでおいた。
そのせいか、あまり長さを感じずにフライトを終えられた。

19時、ローマ・フィウミチーノ空港に到着。

ボンジョールノ!!






入国審査で顔写真を撮られた。びっくり。先般、電子ゲートによる出入国審査の運用がはじまったらしい。
荷物はすんなりと受け取ることができた。
さっそく出口へ。
ここでイタリア人男性ドライバーと遭遇。
数名の日本人とベンツのワゴン車に乗り込み、ホテルへ。


車までドライバーに荷物を持ってもらう。



私以外、全員カッポー。
カッポーのうちの一人から「お仕事で来られたんですか?」とか言われた。
荷物が少ないので仕事に思われたっぽい。

高速道路をひた走りローマ市内へ。
まだ夕焼けが空を彩っていて、歓迎してくれているかのよう。
ああ、ついにここまで来たんだなと実感。



ホテルに向かう車内。


車を下されて、一人でホテルにチェックイン。

ホリデイイン エクスプレス ローマ サン ジョヴァンニ。



テルミニ駅から離れているけど、清潔で素敵な部屋。
バーカウンターでアイスコーヒー3ユーロを作ってもらい、外のテラスで一服。
14時間ぶりぐらいに吸う煙草の美味いことといったら・・・!


暗くなりゆく空を眺めながら、到着の安堵に浸った。



9/8 ローマの休日 2日目

2018年09月13日 | Weblog
9/8 ローマの休日 2日目

早朝に起きてモーニング。









市内観光のオプショナルツアーに参加。

8:15集合
コンスタンティヌスの凱旋門前(コロッセオ側)


様子が分からないので集合場所までタクシーを使った。
15ユーロ。けっこう高い。


添乗員さんはMさんという年配の女性。
黒柳徹子っぽい口調がかわいかった。
調べたら有名なガイドさんらしい。
https://www.veltra.com/jp/europe/italy/roma/a/102933

ここでイヤホンの会社の人が来て、参加者たちにイヤホンを渡し、ガイドさんの声が聞こえるか調整してくれた。
9名のツアー参加者はまずコロッセオに並ぶ。



●コロッセオ
タクシーから見えた瞬間に「きゃー」と感嘆を漏らしてしまった。











教科書で見たあのコロッセオに行ける日が来るだなんて・・・!!
そして晴天とコロッセオのコントラストが目にまぶしい。
耳を澄ませると、当時の観衆の歓声が聞こえて来そうだった。
5万人収容の娯楽施設。
アリーナもしかと見ることができた。




●真実の口

バスに乗って真実の口へ。
20分ほど並ぶ。
元々はマンホールだったらしい。
映画「ローマの休日」のあのシーン。
オードリーヘップバーン、チャーミングだったなあ。



●スペイン広場

ここも「ローマの休日」のロケ地。
階段に腰掛けたかったけど時間がなくて、そして混んでいたので断念。
上まで登りきることもできなかった。



●トレヴィの泉





昔、宇都宮に「トレビの泉」というイタリアンの名店があった。
あのころからいつか行ってみたいと思っていたので感激。
本物のトレヴィの泉は噴水の水が心地よく、背後の建物の彫刻と可憐なハーモニーを奏でていた。



●パンテオン







中に入って、ここでも感嘆のため息を漏らす。
およそ2000年ほど前に建てられた古代ローマ建築の傑作。世界最大の石造り建築。
ラファエロの墓を拝む。


ここで!
この旅最大の怖いことに遭遇。

10分の自由時間の後、集合場所に行ったのだが、ガイドさんもほかの客もいない。
げ?ここじゃなかったの?
イヤホンは生きていて、ガイドさんの声が聞こえる。
「あれ?あの方だけいらっしゃらないわ」
「ここで離脱かしら」
「ここが気に入ったのね」


・・・えええええええええええ!!

待ってええええええええええ!!!

置いていかないでえええええええ!!!

(こちらはイヤホンだけで、こちらから発信することはできない)

こんなところで一人で離脱とかありえないから!!
てかイヤホンと機材を返さなきゃだし!!

焦っていたところで、ガイドさん及びほかのツアー客と再会。

ふ~っ。
ひたすら謝りまくった。
ほかのツアー客に迷惑をかけてしまった・・・。

ナヴォーナ広場に向かう途中。

この旅で一番ときめいた路地。







チョコレート屋さん。
背後にチョコレートが流れている。



色彩豊かなウインドー。




●ナヴォーナ広場

ベルニーニの傑作「4大河の噴水」
豪華な建造物にため息。










●ランチ(La Soffitta Renovatio)

バスに乗ってバチカン近くのレストランに案内された。
マルガリータのピザをチョイス。
大きくて食べきれなかった。


食後、ツアー客だけで歩いてバチカン美術館へ。
独立国家ではあるが、ローマからバチカン市国へ入る際に入国審査はない。


●バチカン美術館
予約をしないと何時間も並ぶらしい。
私たちは予約をしたのですぐに入ることができた。
セキュリティーチェックを受ける。

有名な螺旋階段。



美術品、天井画に興奮。






















マツボックリ!





この旅、最大の目的がシスティーナ礼拝堂。(撮影禁止)
最後の審判、そしてアダムの創造、楽園追放。
どれも教科書で見た絵だ。
それが自分の頭上及び前方に広がっていることへの興奮。

サン・ピエトロ大聖堂の中。



天使がめっさ可愛かった。

・・・甥っ子に見えてしまう。


サン・ピエトロ広場に出て、解散。
ここの広場も見ごたえがあった。



たくさんの美しいものを見て、クラクラしてしまった。
大満足。

ローマ三越に行くという同じツアーだった親子と一緒にタクシーに乗る。
街並みを爆走するタクシーに興奮。

三越は思っていたよりも小規模。

近所の書店を徘徊。



テルミニ駅まで1駅分歩いてみる。
うろうろと徘徊し、時計を見たら18時。

「夜は外に出ないでね」
と母ヨーコたんの戒律を守るべく、タクシーでホテルに帰還。

足がだいぶ疲れてしまったので、早々と寝る。





9/9 ローマの休日 3日目

2018年09月13日 | Weblog
9/9 ローマの休日 3日目

朝食。
ちょっと慣れてきた。





地下鉄デビュー。
前日に、切符の買い方をYoutubeで確認。これだったらできる!と思い、トライしてみることにした。


駅から徒歩10分の地下鉄A線ポンテ・ルンゴ駅。


地下鉄の切符は100分有効の1.5ユーロのものを買った。
コインは朝、フロントで細かくしてもらった。









地下鉄は大混雑。
スパーニャ駅で下車。
駅も大混雑。隅田川花火大会の浅草駅ぐらい混んでいた。

地図を頼りに、エトロへ。


楽しみにしていたお買い物。
自分用にショールを購入。






金髪のショートヘアの女性店員さんが一生懸命に接客をしてくれた。
好み、金額、大きさなどを伝え、色々と見せてくれた。

免税の書類を書いてくれたのは男性(紳士)。
私のパスポートの写しから、自分と誕生日が一緒だと喜んでくれた(私より10歳年上)。

待っている間、エトロの香水も噴射してくれた。
エトロから香水って出てるんだ。初めて知った。とても神秘的な香り。

笑顔で彼女に送り出された。


昨日行ったけど、もう一度スペイン広場へ。



上の階段まで登り切った。
ここはミサンガを売りつけてくる人がいることで有名。
彼らを見て「ああ、この人たちかー」と見ないようにしながら、見る。







ジェラート店


メロン味をチョイス。


Wi-fiが繋がるので家族にLINE。
客は私だけ。
お店の店員さんはBGMのユーロビートにノリノリ。

おもちゃ屋さん。



ブランド通りを歩きぬき、サンタンジェロ城を目指す。






フェンディ。



途中、メリーゴーランドを発見。




1.5ユーロだったので乗ってみる。
わ~い!
童心に帰る。てか、いつも童心だけどな。

「美しき青きドナウ」が流れている!
これは嶽本野ばら先生原作の映画「下妻物語」のなかで効果的に使われているので興奮。


少し歩くと出店が出ていた。
ローマ法王のカレンダーを購入。2.5ユーロ。




サンタンジェロ城。






こちらも、「ローマの休日」で少しだけでている。(城前のテヴェレ川で船上ダンスパーティーに参加)
ヨーロッパの城ってそれだけでも甘美な響き。
うっとり。


蜂のオブジェ。





が!ここはけっこう階段の上り下りがきつくて、大変だった。
息切れしながら、うっとり・・・息切れしながら、うっとり・・・を繰り返す。

鳩さん。


黄昏る吉熊。





上りきったところからの眺め。




爽快!!






内部の博物館。




城内にはカフェもある。


あら、ノバラ座っぽい。





2時間ほどいただろうか。
そろそろ空腹なので地下鉄レパント駅を目指す。


最高裁判所の横を歩く。
見事な外観。








レプブリカ駅で下車。


三越近くのレストラン「ゼウス」で食事。


日本語表記メニューがあるので前々から狙っていた。
カルボナーラ、ほうれん草の何か、コーラ。





またテルミニ駅まで歩き、お土産を物色。
チョコレート屋さんで選んでいたら、あっという間に人だかり。
嫌になって出て来てしまう。

18:30、地下鉄に味をしめたので、地下鉄テルミニ駅からホテル近くのポンテ・ルンゴ駅まで帰る。
この日も足が棒のようになったので早々と寝る。

そうそう、このホテル。
ダヴのシャンプー兼ボディーソープが設置してある。

使用感がけっこうよかった。


吉熊、お疲れのご様子。





9/10 ローマの休日 4日目

2018年09月13日 | Weblog
9/10 ローマの休日 4日目

朝食。
3日目なのでだいぶ慣れたのであれもこれも食べたくなる。


ビスコッティとカプチーノの相性は異常。


両親とLINEでビデオ動画に興じる。
9000キロ離れているのにリアルタイムで会話ができる不思議さよ。

この部屋とも最後か・・・と思うと離れがたくなる。
部屋のすぐ隣に国鉄が往来していて、鉄ちゃんだったら興奮したであろうこの部屋。


便器が二つあったので最初はびっくりしたけど。



中庭は居心地がよくてお気に入りの場所だった。


パッキングをして、11:45に迎えが来るのを待つ。



その前にチェックアウトとセーフティーボックスに預けているパスポートの返却。


迎えに来たのは黒塗りのベンツ。
そして客は私だけ。
イタリア人男性が運転するベンツでフィウミチーノ空港へ向かう。
想定外のゴージャスな状況に失笑。

奥のパスタの看板は地下鉄を利用するときの目印にしていた。


イタリア人男性はたぶん英語が得意じゃなくて、1時間ほど黙々と運転をしていた。
二人の間に流れるのはユーロビート。
たまに彼がその曲に乗って体を左右に揺らしているのを見てかわいいなあって思った。


空港は大混雑。


早々とチェックイン&荷物を預けようとするが、なかなか列が進まないので焦った。
修道女のおばあさん二人がチェックインしてて、つい見入ってしまった。出張だろうか。

それにしても1時間ぐらいかかってマジで焦った。
美人系の係員さんに窓際の席を希望した。


荷物チェック。
また金属反応が出てしまう私。
靴を脱げと言われた。

その後、急いで免税手続き。これも少し並んだので焦りはMAX。
エトロのショール代が少し安くなった。(ユーロで返還)


急いで煙草を吸い、お土産を買う。
地元の有名なチョコレートを急いで籠に入れる。


出国審査後、E15の搭乗口まで小走り。


オリーブオイルが重い。


14時半すぎ。飛行機に乗り込む。

ふ~。やれやれ。


吉熊、名残惜しそう。


15時15分離陸。

離れていくイタリア。
またね!



白ワインとおつまみ。


隣は空席。
ラッキー。


機内食1
ラザニア!これ、超美味しかった。赤ワインと共に。


CAさんはおじさんが多かったかな。
とてもダンディーで優しいCAさんたちだた。



機内食2



エンタメも充実。


ゲームもたくさんあって、子ども用パズルやテトリスなんかもあり、飽きさせない。
帰りもソラナックスを飲み、すやすやとよく寝た。

途中、窓の外を見て星を確認。


新潟上空を飛んで成田へ。


掴めそうなほど近くにある綿菓子のような雲を眺めつつ、着陸を待つ。

9/11 ローマの休日 5日目

2018年09月13日 | Weblog
9/11 ローマの休日 5日目








10:30
成田に到着。



入国審査、荷物拾い、税関を潜り抜けて到着ロビーへ。

到着ロビーのすぐ前にある売店で缶コーヒーを買い、付近の喫煙所で一服するのは毎年のこと。
そのことを売店の店員さんに言ったら、近くの別の喫煙所を教えてくれた。
座れるのでそちらのほうがいいですよとのこと。




ぷっは~!!うめ~~~!!


そういえば空腹。
しょっぱいものが食べたい。
空港内のうどん店でうどんを食した。

空港職員らしき人も利用していた。
かっこいいなあ。


京成本線で帰宅。
地元の駅に到着。
私がいなかった5日間の間に、季節は秋に近づいて、だいぶ涼しくなったよう。


楽しみにしていたイタリア旅行も終わってしまった。
初めての一人での渡欧だったのですっごく緊張してけど、行けば行ったらで何とかなる。
「無事に帰国することが一番のお土産だよ」と母ヨーコたんに言われた。
今回も無事に帰国し、お土産ができてよかった。

幸せだな、楽しいなと感じる瞬間の連続がただただ眩しい。




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