20年近く、「あの曲名、何ていうんだろう?」と思っていた曲。
・スポーツの感動シーンで流れる
・シンセっぽい楽器が使用されている
というヒントしか持ち合わせていなかったのだが、頭に流れている曲と曲名が一致した。
先週、ネットを駆使し、やっと分かったのである。
あの時の感動ったらちょっと表現できない。
宝物を発見した冒険者のような気持ちとでも言おうか。
「これからこの曲を聴きたい時はいつでも手元に引っ張り上げることができる」
という安堵も大きい。
名前という概念にひたすらひれ伏。
Chariots of Fire
炎のランナー/ヴァンゲリス(Chariots of Fire/Vangelis)
こういう動画を観ると、「嗚呼、もう一回ピアノやりたいなあ」と思ってしまう。



・スポーツの感動シーンで流れる
・シンセっぽい楽器が使用されている
というヒントしか持ち合わせていなかったのだが、頭に流れている曲と曲名が一致した。
先週、ネットを駆使し、やっと分かったのである。
あの時の感動ったらちょっと表現できない。
宝物を発見した冒険者のような気持ちとでも言おうか。
「これからこの曲を聴きたい時はいつでも手元に引っ張り上げることができる」
という安堵も大きい。
名前という概念にひたすらひれ伏。
Chariots of Fire
炎のランナー/ヴァンゲリス(Chariots of Fire/Vangelis)
こういう動画を観ると、「嗚呼、もう一回ピアノやりたいなあ」と思ってしまう。




今日、8月9日は、globeが結成された記念日だ。
「破竹の勢い」でこの日になったと小室哲哉氏がテレビで言っていた。
17年前の今日。
当時私は高校3年生、受験の夏の17歳だった。
あれから17年だぜ?
そう考えるとけっこう感慨深い。
デビュー曲「Feel Like dance」を初めて聴いた瞬間、胸がわくわくした感じをまるで昨日のように覚えている。
Feel Like dance/globe
明後日は、社内の定期清掃が行われる。
その告知アナウンスをするのは私の任務だ。
「総務室より定期清掃のお知らせをいたします…」
と。
今日のアナウンスの出来は皆から評判が良かった。
先月受けた秘書検定のセミナーのお陰だと思う。
あのセミナー…21,000円の価値があった。
今日は紺色のシンプルなワンピースに花珠のパールネックレスを合わせた。
テーマはレトロシック。
このネックレス、たまに使わないと桐箱の中から文句を言う。
「私のことを忘れたの?」
って。

帰宅後、ポストを開けたら、雀峰子様から素敵なプレゼントが!!
峰子様は、中学校・高校・大学・就職先の後輩(でも経験値は私よりはるかに高い)。
そして、妹の同級生でもある。不思議な縁を感じる。
JAXAと相模原市のコラボ記念切手をいただいた!!!
これ、超欲しかったのだが、売り切れだと知って、しょんぼりしていたのである。
超嬉しい!!峰子さん、ありがとう!!!!!!!!!

明日から夏休み。
嬉しいなあ。
社内では「夏休みはどちらへ?」という話に花が咲いていた。
吉熊上司は、鬼怒川温泉に行くらしい。
後輩女子Cちゃんは栃木の実家。
他の人は、水上、新潟、京都、山形、オーストラリア、シンガポール…。
皆それぞれの夏を謳歌するっぽい。
私も明日から北海道へ。
北海道、どんな場所なんだろうか。
17年前、自分に宿っていた若さに負けないぐらいの破竹の勢いを以て、34歳の夏休みをエンジョイするぞっ!!




「破竹の勢い」でこの日になったと小室哲哉氏がテレビで言っていた。
17年前の今日。
当時私は高校3年生、受験の夏の17歳だった。
あれから17年だぜ?
そう考えるとけっこう感慨深い。
デビュー曲「Feel Like dance」を初めて聴いた瞬間、胸がわくわくした感じをまるで昨日のように覚えている。
Feel Like dance/globe
明後日は、社内の定期清掃が行われる。
その告知アナウンスをするのは私の任務だ。
「総務室より定期清掃のお知らせをいたします…」
と。
今日のアナウンスの出来は皆から評判が良かった。
先月受けた秘書検定のセミナーのお陰だと思う。
あのセミナー…21,000円の価値があった。
今日は紺色のシンプルなワンピースに花珠のパールネックレスを合わせた。
テーマはレトロシック。
このネックレス、たまに使わないと桐箱の中から文句を言う。
「私のことを忘れたの?」
って。

帰宅後、ポストを開けたら、雀峰子様から素敵なプレゼントが!!
峰子様は、中学校・高校・大学・就職先の後輩(でも経験値は私よりはるかに高い)。
そして、妹の同級生でもある。不思議な縁を感じる。
JAXAと相模原市のコラボ記念切手をいただいた!!!
これ、超欲しかったのだが、売り切れだと知って、しょんぼりしていたのである。
超嬉しい!!峰子さん、ありがとう!!!!!!!!!

明日から夏休み。
嬉しいなあ。
社内では「夏休みはどちらへ?」という話に花が咲いていた。
吉熊上司は、鬼怒川温泉に行くらしい。
後輩女子Cちゃんは栃木の実家。
他の人は、水上、新潟、京都、山形、オーストラリア、シンガポール…。
皆それぞれの夏を謳歌するっぽい。
私も明日から北海道へ。
北海道、どんな場所なんだろうか。
17年前、自分に宿っていた若さに負けないぐらいの破竹の勢いを以て、34歳の夏休みをエンジョイするぞっ!!




相変わらず食欲がない。とりあえず何かしら口に入れるが、吐き気がする。症例的に夏バテなのだろう。
ダイエットしているときは、全然痩せないのに、軽々しく二キロ痩せた。夏バテすげー。
5月の合コンで、一緒に参加した後輩が、他の社内飲みで、私の様子を話しているようだ。あまり良い気分がしない。そりゃ、ヲタ芸したりして楽しかったが。自分はあの飲み会で彼氏ができてウハウハなんだろうが、私は彼女のたちの話の内容に通りすがりとしても参加したくなたい。参加料金いただきたいぐらいだ。どうせ、面白く脚色されて話されているんだろう。
北海道旅行まで、あと少し。
どうしても行きたい喫茶店がある。
小樽にある「光」という喫茶店だ。
嶽本野ばら先生の「カフェー小品集」の中にある「モンチッチの誇り」という作品に出てきたお店。
「カフェー小品集」は短編で、12の喫茶店が舞台の12個の物語で構成されている。
私は、
・「品性のある制服と、品性のある歯車」・・・「フランソワ(京都)」
・「訳もなく涙さしぐむ者達の居場所」・・・「待宵草(吉祥寺)」
・「双子の約束された場所」・・・「ミニヨン(荻窪)」
・「素人仕事の贅沢」・・・「ミルクホール(鎌倉)」
に行った。
いずれも「カフェー小品集」を携え、その場が舞台の小説を読むという贅沢なことをした。
今自分がいるのは、作品の中なのか、現実の世界だか分からなくなりながら。
あと「眠りの国、青い屋根の人の家」に出てきた「若王子(京都)」にも行ったのだが、どうやら閉店してしまったもようだった。
「眠りの国、青い屋根の人の家」は、「カフェー小品集」の中でも大好きな作品だ。
好き合っているのに一緒に棲めない男女のお話。
…
どういう訳か、土曜日だというのに、あの日、インクラインには僕と君の姿しかありませんでしたよね。人の姿のなきインクラインを歩くのは初めてのことでした。僕達は線路をつたいながら、三度、キスをしました。三度目のキスは珍しく、極度に照れ性の君からのおねだりだったもので、僕は白昼堂々、君を強く抱き締め、長い長いキスをしました。世界の終わりのようなキスを。短いキスを期待していたらしき君は、恥ずかしさに耐えかねて僕の頭をポカポカと殴りつけましたよね。しかし、あれは短いキスではいけなかったのです。君と交わすキスは僕にとって祈りなのですから。祈りのキスのなかには形骸化した食前の祈りのように短く日常的なものもあれば、奇蹟を求めて一心に祈る長いものもあります。あの日のあのキスは、長い敬虔な祈りでなければならなかたのですよ。
…
という部分が大好きで。
暗記してしまったぐらいだ。
数年前の京都旅行でインクラインを歩きながら、このシーンを回想し、灼熱の夏の光の下で赤面してしまった。
「小樽はちょっと遠いなあ」と思っていたのだが、まさか行ける日が来るとは思わなくて、今から大興奮だ。
日々の人生の中、嫌なことがナメクジの後のようにねっとりと軌跡を描くかの如く発生するが、好きな小説や楽しみにしていることへの憧れが、それらを帳消しにしてくれる。
心が折れそうになっても、自分にとって心地よいものが、自分を助けてくれる術にも成ってくれることを実感。
さあ、明日会社に行けば、明後日からはサマーバケーションだ!!
頑張れ、自分。


ダイエットしているときは、全然痩せないのに、軽々しく二キロ痩せた。夏バテすげー。
5月の合コンで、一緒に参加した後輩が、他の社内飲みで、私の様子を話しているようだ。あまり良い気分がしない。そりゃ、ヲタ芸したりして楽しかったが。自分はあの飲み会で彼氏ができてウハウハなんだろうが、私は彼女のたちの話の内容に通りすがりとしても参加したくなたい。参加料金いただきたいぐらいだ。どうせ、面白く脚色されて話されているんだろう。
北海道旅行まで、あと少し。
どうしても行きたい喫茶店がある。
小樽にある「光」という喫茶店だ。
嶽本野ばら先生の「カフェー小品集」の中にある「モンチッチの誇り」という作品に出てきたお店。
「カフェー小品集」は短編で、12の喫茶店が舞台の12個の物語で構成されている。
私は、
・「品性のある制服と、品性のある歯車」・・・「フランソワ(京都)」
・「訳もなく涙さしぐむ者達の居場所」・・・「待宵草(吉祥寺)」
・「双子の約束された場所」・・・「ミニヨン(荻窪)」
・「素人仕事の贅沢」・・・「ミルクホール(鎌倉)」
に行った。
いずれも「カフェー小品集」を携え、その場が舞台の小説を読むという贅沢なことをした。
今自分がいるのは、作品の中なのか、現実の世界だか分からなくなりながら。
あと「眠りの国、青い屋根の人の家」に出てきた「若王子(京都)」にも行ったのだが、どうやら閉店してしまったもようだった。
「眠りの国、青い屋根の人の家」は、「カフェー小品集」の中でも大好きな作品だ。
好き合っているのに一緒に棲めない男女のお話。
…
どういう訳か、土曜日だというのに、あの日、インクラインには僕と君の姿しかありませんでしたよね。人の姿のなきインクラインを歩くのは初めてのことでした。僕達は線路をつたいながら、三度、キスをしました。三度目のキスは珍しく、極度に照れ性の君からのおねだりだったもので、僕は白昼堂々、君を強く抱き締め、長い長いキスをしました。世界の終わりのようなキスを。短いキスを期待していたらしき君は、恥ずかしさに耐えかねて僕の頭をポカポカと殴りつけましたよね。しかし、あれは短いキスではいけなかったのです。君と交わすキスは僕にとって祈りなのですから。祈りのキスのなかには形骸化した食前の祈りのように短く日常的なものもあれば、奇蹟を求めて一心に祈る長いものもあります。あの日のあのキスは、長い敬虔な祈りでなければならなかたのですよ。
…
という部分が大好きで。
暗記してしまったぐらいだ。
数年前の京都旅行でインクラインを歩きながら、このシーンを回想し、灼熱の夏の光の下で赤面してしまった。
「小樽はちょっと遠いなあ」と思っていたのだが、まさか行ける日が来るとは思わなくて、今から大興奮だ。
日々の人生の中、嫌なことがナメクジの後のようにねっとりと軌跡を描くかの如く発生するが、好きな小説や楽しみにしていることへの憧れが、それらを帳消しにしてくれる。
心が折れそうになっても、自分にとって心地よいものが、自分を助けてくれる術にも成ってくれることを実感。
さあ、明日会社に行けば、明後日からはサマーバケーションだ!!
頑張れ、自分。


午後から
「ちょっと来て」
という吉熊上司の後をヒョコヒョコと付いて、彼の仕事を手伝った。
工場の内線番号が変わるので、電話機一台一台に貼付してあるシールを交換する仕事。
台数が多くて大変だった。
吉熊上司は汗いっぱいかいたので、終了後にワイシャツを着替えていた。
私もうっすらと額に汗が…。
午後イチで化粧が剥げかかった…。
定時に上がり、歯医者さんへ。
見上げた空は、いかにも夏の空。
雲、もくもく。

私の通う歯医者は、真田広之に似ている。
通称・真田先生(自分的に)。
今日は、 左下の奥の治療。
「この歯、まだ神経が生きているので、麻酔打っておくね」
と真田先生。
麻酔を打たれると翌朝、必ず体調が悪くなる。
両目に綿を詰められたような眠気に襲われるのである。
でも痛い治療はもっと嫌。おとなしく打たれた。
治療は少し痛かったがなんとか耐え抜いた。
「痛かったら左手を挙げてくださいね」
と歯科衛生士さんに言われたが、拳を握って我慢した。
今日の真田先生は上機嫌だった。
麻酔が効くまで、饒舌に自身を語っていた。
彼は黒髪で眼鏡が似合う云わば「執事」っぽい感じの風貌を備えている。
そんな彼は大学時代、ギタリストでライブしまくりだったらしい!!
今でもギブソンのギターを収集し、深夜にそれらをこっそりと愛でているとのこと…。
ロックな歯科医なのであるらしい。
人って意外な一面があるのだなと思った。
金曜日の祭りの日に買ったクマのキーホルダー。
さっそく着けてみた。
歩く度にクマがユラユラ揺れて、まるで笑っているようだ。

さて明日は水曜日。
金曜日からの旅行が射程距離に入ってきた!!
もう少し。
頑張ろう!!



「ちょっと来て」
という吉熊上司の後をヒョコヒョコと付いて、彼の仕事を手伝った。
工場の内線番号が変わるので、電話機一台一台に貼付してあるシールを交換する仕事。
台数が多くて大変だった。
吉熊上司は汗いっぱいかいたので、終了後にワイシャツを着替えていた。
私もうっすらと額に汗が…。
午後イチで化粧が剥げかかった…。
定時に上がり、歯医者さんへ。
見上げた空は、いかにも夏の空。
雲、もくもく。

私の通う歯医者は、真田広之に似ている。
通称・真田先生(自分的に)。
今日は、 左下の奥の治療。
「この歯、まだ神経が生きているので、麻酔打っておくね」
と真田先生。
麻酔を打たれると翌朝、必ず体調が悪くなる。
両目に綿を詰められたような眠気に襲われるのである。
でも痛い治療はもっと嫌。おとなしく打たれた。
治療は少し痛かったがなんとか耐え抜いた。
「痛かったら左手を挙げてくださいね」
と歯科衛生士さんに言われたが、拳を握って我慢した。
今日の真田先生は上機嫌だった。
麻酔が効くまで、饒舌に自身を語っていた。
彼は黒髪で眼鏡が似合う云わば「執事」っぽい感じの風貌を備えている。
そんな彼は大学時代、ギタリストでライブしまくりだったらしい!!
今でもギブソンのギターを収集し、深夜にそれらをこっそりと愛でているとのこと…。
ロックな歯科医なのであるらしい。
人って意外な一面があるのだなと思った。
金曜日の祭りの日に買ったクマのキーホルダー。
さっそく着けてみた。
歩く度にクマがユラユラ揺れて、まるで笑っているようだ。

さて明日は水曜日。
金曜日からの旅行が射程距離に入ってきた!!
もう少し。
頑張ろう!!




今朝、「あー梅ちゃん先生が始まるなあ」と思い、視線を向けたテレビには、いつもと違う映像が流れていた。
原爆死没者慰霊碑を前に参列した多くの人々。
そう、今日は広島の平和式典。
8時からのNHKでは、その模様が毎年放映されている。
原爆が投下された8時15分、私は、毎年、通勤途中にいる。
そっと祈りを捧げている。
きっとあの夏、広島では多くの人々が私のように通勤(動員)途中だったのだろう。
昼、喫煙所にて。
「朝っぱらから戦争のニュースとか映像って重いよねえ」
と先輩が言った。
どうしてもその言葉に違和感を覚えて、
「そうですね」
とは言えなかった。
あの原爆では14万人の人々が無くなった。
それが「重」いのは当り前だろう。
一人ひとりの掛けがえのない人生が奪われたのだ。
戦前戦中に生きていた人が少なくなってきた今、後世に平和の有難さや戦争の悲惨さを伝えることは重要なことだ。
だから先輩の言葉はなんだか残念に思えた。
広島の原爆資料館へは、数年前まで毎年行っていた。
広島に友達や親戚がいるわけではないのだが。
尾道に行く前や後、必ず行かなくてはいけないような気がしていたのだ。
原爆資料館で一冊の漫画に出合った。
「夕凪の街 桜の国」(こうの史代)
綺麗な装丁に惹かれた。
尾道へ向かう電車内で読んだのだが、涙を堪え切れなかった。
原爆投下から10年後、昭和30年の広島。
建設会社の事務員・平野皆実は貧しいバラック小屋で母と二人暮らし。
ようやく幸せを手に入れようとしていた矢先、原爆症を発症。
死に際の台詞が読んでいて辛かった。
「嬉しい?
十年経ったけど、原爆を落とした人は、私を見て
『やった!また一人殺せた』と、ちゃんと思うてくれとる?
ひどいなぁ。
てっきり私は、死なずにすんだ人かと思ってたのに。」
また、数日前、同僚の打越さんと手をつないだ皆実。
原爆症で溶けた内臓を吐き、失明し、生死の境にいる時に、
「黙って手を握る人がいた。知っている手だった」
というところで号泣。
今日、読み返しても泣ける。
読み終えて本を閉じる時、あの陽炎に揺らめく広島の熱気と蝉しぐれが目に浮かんだ。
2007年、映画化もされた。(たしか2回観に行った)
夕凪の街 桜の国 予告編

原爆死没者慰霊碑を前に参列した多くの人々。
そう、今日は広島の平和式典。
8時からのNHKでは、その模様が毎年放映されている。
原爆が投下された8時15分、私は、毎年、通勤途中にいる。
そっと祈りを捧げている。
きっとあの夏、広島では多くの人々が私のように通勤(動員)途中だったのだろう。
昼、喫煙所にて。
「朝っぱらから戦争のニュースとか映像って重いよねえ」
と先輩が言った。
どうしてもその言葉に違和感を覚えて、
「そうですね」
とは言えなかった。
あの原爆では14万人の人々が無くなった。
それが「重」いのは当り前だろう。
一人ひとりの掛けがえのない人生が奪われたのだ。
戦前戦中に生きていた人が少なくなってきた今、後世に平和の有難さや戦争の悲惨さを伝えることは重要なことだ。
だから先輩の言葉はなんだか残念に思えた。
広島の原爆資料館へは、数年前まで毎年行っていた。
広島に友達や親戚がいるわけではないのだが。
尾道に行く前や後、必ず行かなくてはいけないような気がしていたのだ。
原爆資料館で一冊の漫画に出合った。
「夕凪の街 桜の国」(こうの史代)
綺麗な装丁に惹かれた。
尾道へ向かう電車内で読んだのだが、涙を堪え切れなかった。
原爆投下から10年後、昭和30年の広島。
建設会社の事務員・平野皆実は貧しいバラック小屋で母と二人暮らし。
ようやく幸せを手に入れようとしていた矢先、原爆症を発症。
死に際の台詞が読んでいて辛かった。
「嬉しい?
十年経ったけど、原爆を落とした人は、私を見て
『やった!また一人殺せた』と、ちゃんと思うてくれとる?
ひどいなぁ。
てっきり私は、死なずにすんだ人かと思ってたのに。」
また、数日前、同僚の打越さんと手をつないだ皆実。
原爆症で溶けた内臓を吐き、失明し、生死の境にいる時に、
「黙って手を握る人がいた。知っている手だった」
というところで号泣。
今日、読み返しても泣ける。
読み終えて本を閉じる時、あの陽炎に揺らめく広島の熱気と蝉しぐれが目に浮かんだ。
2007年、映画化もされた。(たしか2回観に行った)
夕凪の街 桜の国 予告編


昼過ぎに起き、急に「このままではいけない」と思い立った。
このままこのアパートに暮らせるわけではなく、いつか出ていかなければならない。
まだ先だとは思うが、「その日」の為に、掃除をしようと思った。
あと、昨夜、わたとも話したのだが、子供がいない我々の骨を拾うのは、きっと甥っ子や姪っ子だ(私にはまだいないが)。
彼らに迷惑をかけてはならないと、身辺整理をしようと急に思い立ったんである。
まずは腹ごしらえ。
カップ焼きそばを食べようとするが、夏バテのせいか、食が進まぬ。
1時間ぐらいかけてそれを食べ、太田胃散を飲んで、身辺整理に取りかかった。
・不用品の捨てる準備(業者に依頼)
・台所兼玄関の掃除
2時間半、集中して掃除をし、ゴミ袋3袋分のゴミを捻出。
もう二度と履かないであろう靴やその他もろもろ。
どんだけゴミと生活していたんだ、俺。
台所兼玄関は本当にすっきりした。
秘書検定も終わったので、今後も暇を見つけては身辺整理を少しずつ進めていこう。
そうそう、秘書検定が終わったらやりたかったことがもう一つ。
スマホデビューである。
今までのガラパゴス携帯に不満はなかった。
しかし、周囲を見渡しても殆どがスマホに変えていて居心地が悪かった。
ということで、スマホデビュー。
お店の人に相談し、見た目が可愛いURBANO PROGRESSOにした。
5月に出た機種とのこと。
溜まったポイントで全て賄えた。
テンキー搭載のAQUOS PHONE IS14SH にしようかな、と思っていたのだが色々と相談し、決定。
如何せん、爪が長くて苦戦中…。
短くする気は全くないが。
早く慣れないとなあ。
それにしてもお店の人。
私より13歳も年下なのに、ファミコンを所持しているらしい。
しぇ~!
ポケモン世代だよね?
見た目はかなりの草食系男子。
「バイナリィランド」の話で盛り上がった。
勿論、仕事もしっかりやっていて、スマホの「ス」の字も知らない私に色々なことを懇切丁寧に教えてくれた。
「一攫千金当てたらニートになりたいんですぅ~」
とも言っていた。
一日中、ゲームをしていたいらしい。
素直な発言に思わず笑ってしまった。
掃除、スマホデビュー。
やればできるんじゃないの、自分。
心療内科のクマ医師の最初の診察。
「まずはできたことを数えていきましょう」
という言葉を回顧。
初心に戻ろう。
華原朋美の曲で「keep yourself alive」という曲がある。
「keep yourself alive
進化することなんてほんとは全然恐くない」
何が自分にとって得策なのかを冷静に見極め、一歩ずつでも進んで行けばいいんだ。
そう、毎日、何かを少しずつ、自分を進化させられれば上出来。
そしたら未来が開けていけそうな気がする。
華原朋美 - keep yourself alive



このままこのアパートに暮らせるわけではなく、いつか出ていかなければならない。
まだ先だとは思うが、「その日」の為に、掃除をしようと思った。
あと、昨夜、わたとも話したのだが、子供がいない我々の骨を拾うのは、きっと甥っ子や姪っ子だ(私にはまだいないが)。
彼らに迷惑をかけてはならないと、身辺整理をしようと急に思い立ったんである。
まずは腹ごしらえ。
カップ焼きそばを食べようとするが、夏バテのせいか、食が進まぬ。
1時間ぐらいかけてそれを食べ、太田胃散を飲んで、身辺整理に取りかかった。
・不用品の捨てる準備(業者に依頼)
・台所兼玄関の掃除
2時間半、集中して掃除をし、ゴミ袋3袋分のゴミを捻出。
もう二度と履かないであろう靴やその他もろもろ。
どんだけゴミと生活していたんだ、俺。
台所兼玄関は本当にすっきりした。
秘書検定も終わったので、今後も暇を見つけては身辺整理を少しずつ進めていこう。
そうそう、秘書検定が終わったらやりたかったことがもう一つ。
スマホデビューである。
今までのガラパゴス携帯に不満はなかった。
しかし、周囲を見渡しても殆どがスマホに変えていて居心地が悪かった。
ということで、スマホデビュー。
お店の人に相談し、見た目が可愛いURBANO PROGRESSOにした。
5月に出た機種とのこと。
溜まったポイントで全て賄えた。
テンキー搭載のAQUOS PHONE IS14SH にしようかな、と思っていたのだが色々と相談し、決定。
如何せん、爪が長くて苦戦中…。
短くする気は全くないが。
早く慣れないとなあ。
それにしてもお店の人。
私より13歳も年下なのに、ファミコンを所持しているらしい。
しぇ~!
ポケモン世代だよね?
見た目はかなりの草食系男子。
「バイナリィランド」の話で盛り上がった。
勿論、仕事もしっかりやっていて、スマホの「ス」の字も知らない私に色々なことを懇切丁寧に教えてくれた。
「一攫千金当てたらニートになりたいんですぅ~」
とも言っていた。
一日中、ゲームをしていたいらしい。
素直な発言に思わず笑ってしまった。
掃除、スマホデビュー。
やればできるんじゃないの、自分。
心療内科のクマ医師の最初の診察。
「まずはできたことを数えていきましょう」
という言葉を回顧。
初心に戻ろう。
華原朋美の曲で「keep yourself alive」という曲がある。
「keep yourself alive
進化することなんてほんとは全然恐くない」
何が自分にとって得策なのかを冷静に見極め、一歩ずつでも進んで行けばいいんだ。
そう、毎日、何かを少しずつ、自分を進化させられれば上出来。
そしたら未来が開けていけそうな気がする。
華原朋美 - keep yourself alive




明け方に寝て、昼過ぎに起きた。
「ウコンの力」のお陰で、酷い二日酔いにはならなかったものの、どうも情緒が安定しない。
そわそわしたり、悲しくなったり、どきどきしたり。
食欲が無く、コンビニで買った冷やし中華を食そうとするが、二口目でダウン。
ネットで北海道の旅行の計画を練ったり、寝転びながら角田光代の小説を読むのだが、集中力が続かない。クマった。
居ても立ってもいられずに、母ヨーコたんに電話をする。
今、不安に思っていることや現状を聞いてもらい、落ち着いた。
34歳になるのに、こんな私で本当にすまない。
12時間の陣痛の末に産んだ娘がこんな有様になってしまうなど、34年前の彼女が知ったらどう思うか。
そう考えると泣けてくる。
18時半までぐったりと廃人生活。
今日は花火大会がある。
わたとモールの屋上駐車場でこの花火を観賞するのは、恒例になりつつある。
夜風が吹く中、いそいそと出かけた。
わたは小学校3年生の時からの友達だ。
縁あって、今、近所に住んでいる。
25年来の友達。四半世紀の仲である。ぶっちゃけ私の全てを知っている。
たまに会う時は、辻仁成を真似して「やっと会えたね」と言い合うのも恒例。
屋上駐車場で
「やっと会えたね」
久々に会うわたは元気そうだった。
ドーンと夜空に花々が散る度に、「うぉ~」と野猿のように歓声を上げる私。
冷静にシャッターを押すわた。
この構図もずっと変わらない。




「あの花火って一発いくらぐらいなんかね?」
「花火職人へ売り込みをする火薬会社の営業マンってやっぱいるのかね?」
「花火を考案した人って天才じゃね?」
そんな会話をした。
わたは小学生の時から超優秀でしっかり者だった。
テストではいつも100点で、ピアノも上手くて、面白い。
いつも冷静に周囲を観察し、独特の感性で感想をポツリと述べる。達観した子だった。
私はいわゆる劣等生で、いつもぼんやりとしていた。
トロくていつも泣いていた。
3年3組は給食を全部食べないといけないクラスだった。
偏食の私は、ホウレンソウのソテーなど苦手なものが食べられず、昼休みや5時間目までモソモソと食べようとしていた。
一口食べるごとに涙目で「おえっ」っとなる私を、わたは「大丈夫だよ。あと3口だよ」と叱咤激励してくれた。
わたはいつもお姉さんのように面倒を見ていてくれた。
同級生なのに…。
トロい私と優等生のわたとの友情は、わたが違う学校に転校しても、違う道に進んでも、存続していた。
メールなんてない時代には手紙を交換し合い、時には長電話をし、大人になってからはたまに飲む。
気付けば25年。互いに34歳になっていた。
背後にいるいかにも女子っぽい人々の会話に反応する我々。
私もわたも「いかにも女子」という人が苦手だ。
小学校時代から我々は「忍者ハットリ君」の夢子ちゃんタイプに拒否感を示していた。
最近の花火はキャラクター物もある。
どう見てもイルカに見えない花火を背後の女子たちは「あ、イルカ」「可愛い」と言っていた。
「我々とは『イルカ』の認識が違うんじゃね?」
と、わたがポツリと言って爆笑。
駅前の居酒屋へ。
乾杯の後、さっそく最近悩んでいることを暴露。
「大丈夫だよ」
と励ましだけでなく、彼女の言葉には25年前と変わらぬ独特の哲学を宿していた。
わたの家族は理系一家だ。
わたは「大丈夫だよ」という言葉を導き出すために、数式や方法も伝授してくれる。
何この心地よい安心感!!
なんか、すっげー元気になれた!!
わたも私も、先日、映画「ヘルタースケルター」を観た。
わたは原作者の岡崎京子の大ファンだ。
あのシーンがどうだった、あの俳優がどうだった、と「ヘルタースケルター反省会」という様相を呈していた。
吉熊もちゃっかり来た。

「ねぇ、まだ?終電大丈夫なの?」
と窘める吉熊。
もうちょっと待っていてね。

久々に落ち込んでいたが、母とわたの言葉で元気になれた。
わたは
「泣いてる暇があったら笑え」
「泣いて腹が膨れるか」
という漫画家の西原理恵子の言葉も教えてくれた。
アルコールの浸透圧と同じぐらい我が胸に浸透した。
空に飛び込んでいっては花を咲かせて散りゆく火の花。
そして美味い酒。
小学生だった私たちには想像もできなかった世界に今いる。
大人になるのも満更ではない。
来年もまたわたと一緒に観られると良い。
わた、ありがとう。

「ウコンの力」のお陰で、酷い二日酔いにはならなかったものの、どうも情緒が安定しない。
そわそわしたり、悲しくなったり、どきどきしたり。
食欲が無く、コンビニで買った冷やし中華を食そうとするが、二口目でダウン。
ネットで北海道の旅行の計画を練ったり、寝転びながら角田光代の小説を読むのだが、集中力が続かない。クマった。
居ても立ってもいられずに、母ヨーコたんに電話をする。
今、不安に思っていることや現状を聞いてもらい、落ち着いた。
34歳になるのに、こんな私で本当にすまない。
12時間の陣痛の末に産んだ娘がこんな有様になってしまうなど、34年前の彼女が知ったらどう思うか。
そう考えると泣けてくる。
18時半までぐったりと廃人生活。
今日は花火大会がある。
わたとモールの屋上駐車場でこの花火を観賞するのは、恒例になりつつある。
夜風が吹く中、いそいそと出かけた。
わたは小学校3年生の時からの友達だ。
縁あって、今、近所に住んでいる。
25年来の友達。四半世紀の仲である。ぶっちゃけ私の全てを知っている。
たまに会う時は、辻仁成を真似して「やっと会えたね」と言い合うのも恒例。
屋上駐車場で
「やっと会えたね」
久々に会うわたは元気そうだった。
ドーンと夜空に花々が散る度に、「うぉ~」と野猿のように歓声を上げる私。
冷静にシャッターを押すわた。
この構図もずっと変わらない。




「あの花火って一発いくらぐらいなんかね?」
「花火職人へ売り込みをする火薬会社の営業マンってやっぱいるのかね?」
「花火を考案した人って天才じゃね?」
そんな会話をした。
わたは小学生の時から超優秀でしっかり者だった。
テストではいつも100点で、ピアノも上手くて、面白い。
いつも冷静に周囲を観察し、独特の感性で感想をポツリと述べる。達観した子だった。
私はいわゆる劣等生で、いつもぼんやりとしていた。
トロくていつも泣いていた。
3年3組は給食を全部食べないといけないクラスだった。
偏食の私は、ホウレンソウのソテーなど苦手なものが食べられず、昼休みや5時間目までモソモソと食べようとしていた。
一口食べるごとに涙目で「おえっ」っとなる私を、わたは「大丈夫だよ。あと3口だよ」と叱咤激励してくれた。
わたはいつもお姉さんのように面倒を見ていてくれた。
同級生なのに…。
トロい私と優等生のわたとの友情は、わたが違う学校に転校しても、違う道に進んでも、存続していた。
メールなんてない時代には手紙を交換し合い、時には長電話をし、大人になってからはたまに飲む。
気付けば25年。互いに34歳になっていた。
背後にいるいかにも女子っぽい人々の会話に反応する我々。
私もわたも「いかにも女子」という人が苦手だ。
小学校時代から我々は「忍者ハットリ君」の夢子ちゃんタイプに拒否感を示していた。
最近の花火はキャラクター物もある。
どう見てもイルカに見えない花火を背後の女子たちは「あ、イルカ」「可愛い」と言っていた。
「我々とは『イルカ』の認識が違うんじゃね?」
と、わたがポツリと言って爆笑。
駅前の居酒屋へ。
乾杯の後、さっそく最近悩んでいることを暴露。
「大丈夫だよ」
と励ましだけでなく、彼女の言葉には25年前と変わらぬ独特の哲学を宿していた。
わたの家族は理系一家だ。
わたは「大丈夫だよ」という言葉を導き出すために、数式や方法も伝授してくれる。
何この心地よい安心感!!
なんか、すっげー元気になれた!!
わたも私も、先日、映画「ヘルタースケルター」を観た。
わたは原作者の岡崎京子の大ファンだ。
あのシーンがどうだった、あの俳優がどうだった、と「ヘルタースケルター反省会」という様相を呈していた。
吉熊もちゃっかり来た。

「ねぇ、まだ?終電大丈夫なの?」
と窘める吉熊。
もうちょっと待っていてね。

久々に落ち込んでいたが、母とわたの言葉で元気になれた。
わたは
「泣いてる暇があったら笑え」
「泣いて腹が膨れるか」
という漫画家の西原理恵子の言葉も教えてくれた。
アルコールの浸透圧と同じぐらい我が胸に浸透した。
空に飛び込んでいっては花を咲かせて散りゆく火の花。
そして美味い酒。
小学生だった私たちには想像もできなかった世界に今いる。
大人になるのも満更ではない。
来年もまたわたと一緒に観られると良い。
わた、ありがとう。


8/3
東証へ第1四半期決算短信の投げ込みに行く。
凄く暑かった。


学習ブースで学ぶ吉熊。
賢くなったかな?

汗だくになりながら会社に帰還。
吉熊上司に
「わあ!すげー汗。こんなに濡れている女の人見たの初めて」
と言われた。
胸元を指でなぞるとザラザラした。
汗かきすぎて、汗の塩分が固形化したもよう。
「ウコンの力」を飲んで、いざ、祭りへ。
今日は会社近くの商店街で祭りが開催されている。
飾りつけや屋台は例年よりも地味だった。
他部署のO主任と歩きながら祭りを楽しんだ。
(後輩女子Cちゃんは残業←そんな彼女を置いて去っていく駄目先輩・私)


毎年恒例金魚すくい。
店主は去年と同じおじさん。
大勢のオーディエンス(主に子供の金魚すくいを見守る保護者たち)の視線を感じながら、水面を涼やかに泳ぐ金魚を血眼になって捕獲する我々。
OLっつーか、漁民。
結局、O主任は13匹。
私は23匹!圧勝★
23匹の金魚の群れ。人口密度高すぎ。

吉熊、新品の浴衣。
妹・芋子からもらった浴衣である。
斬新なヨーヨー柄。

駅の近くの居酒屋へ。
後輩女子Cちゃんと他部署の殿方が合流。

「お疲れ様です!!」
社内の噂話を一巡し、殿方の本音を尋問する女子一同。
女刑事さながらに。
普段無口なこの殿方は酒が入ると饒舌になる。
彼が語る男心。
私の理解の範囲を逸脱していた…。
一生かかっても私には解明できないかも。
23時、撤収。
そんなに飲んでいなかったのだが、最寄駅に着いてから、急に酔いが回ってきた。
たしか去年の同会の後もそうだった。
どうも夏の酒は、私的に合わないらしい。
休み休みしながらようやく帰宅。
苦しかった。
何かをブツブツ言い、真っ直ぐ歩きたいのによろよろしながら、必死に歩いていたのを覚えている。
昔聞いた母方の祖父の話を思い出す。
夜、足尾の山道を歩いていた祖父。
ブツブツ言いながら歩く白い着物を着た女性とすれ違ったらしい。
「あれはお化けじゃないだろうか」
なんて話していたが、それ、もしかして私なんじゃね?
吐きはしなかったが、目がぐるぐる回っていたので、そのまま布団に直行。
で、先程起きて、煙草を買おうとコンビニへ。
新しい一日の訪れを感じさせる薄ら明るい明け方を歩く。
清々しい。
お風呂に入り、ようやく汗を流した。さっぱり。
今日は休み。
夜は出かける予定なので、パキセル飲んで、もうひと休みしましょうか。
夏の夜明けが似合う歌♪
summer visit / Tomomi Kahala 華原朋美

東証へ第1四半期決算短信の投げ込みに行く。
凄く暑かった。


学習ブースで学ぶ吉熊。
賢くなったかな?

汗だくになりながら会社に帰還。
吉熊上司に
「わあ!すげー汗。こんなに濡れている女の人見たの初めて」
と言われた。
胸元を指でなぞるとザラザラした。
汗かきすぎて、汗の塩分が固形化したもよう。
「ウコンの力」を飲んで、いざ、祭りへ。
今日は会社近くの商店街で祭りが開催されている。
飾りつけや屋台は例年よりも地味だった。
他部署のO主任と歩きながら祭りを楽しんだ。
(後輩女子Cちゃんは残業←そんな彼女を置いて去っていく駄目先輩・私)


毎年恒例金魚すくい。
店主は去年と同じおじさん。
大勢のオーディエンス(主に子供の金魚すくいを見守る保護者たち)の視線を感じながら、水面を涼やかに泳ぐ金魚を血眼になって捕獲する我々。
OLっつーか、漁民。
結局、O主任は13匹。
私は23匹!圧勝★
23匹の金魚の群れ。人口密度高すぎ。

吉熊、新品の浴衣。
妹・芋子からもらった浴衣である。
斬新なヨーヨー柄。

駅の近くの居酒屋へ。
後輩女子Cちゃんと他部署の殿方が合流。

「お疲れ様です!!」
社内の噂話を一巡し、殿方の本音を尋問する女子一同。
女刑事さながらに。
普段無口なこの殿方は酒が入ると饒舌になる。
彼が語る男心。
私の理解の範囲を逸脱していた…。
一生かかっても私には解明できないかも。
23時、撤収。
そんなに飲んでいなかったのだが、最寄駅に着いてから、急に酔いが回ってきた。
たしか去年の同会の後もそうだった。
どうも夏の酒は、私的に合わないらしい。
休み休みしながらようやく帰宅。
苦しかった。
何かをブツブツ言い、真っ直ぐ歩きたいのによろよろしながら、必死に歩いていたのを覚えている。
昔聞いた母方の祖父の話を思い出す。
夜、足尾の山道を歩いていた祖父。
ブツブツ言いながら歩く白い着物を着た女性とすれ違ったらしい。
「あれはお化けじゃないだろうか」
なんて話していたが、それ、もしかして私なんじゃね?
吐きはしなかったが、目がぐるぐる回っていたので、そのまま布団に直行。
で、先程起きて、煙草を買おうとコンビニへ。
新しい一日の訪れを感じさせる薄ら明るい明け方を歩く。
清々しい。
お風呂に入り、ようやく汗を流した。さっぱり。
今日は休み。
夜は出かける予定なので、パキセル飲んで、もうひと休みしましょうか。
夏の夜明けが似合う歌♪
summer visit / Tomomi Kahala 華原朋美


心療内科デー。
今日の待ち時間は3時間。まずまず。
角田光代の「三面記事小説」を読んでいる。実際に起きた事件をモチーフにした短編集。
その中で、22歳年下の男子に淫らな行為をした38歳の二人の子持ちの女性の話が面白い(「彼方の城」)。
どうしようもないドキュソっぷりが読者の私にも感染しそうな勢いで書かれている。
角田光代、上手いよなー。
しかし、角田光代の小説によく出てくる料理のシーンは料理をしない私にとっては理解不可能。想像つかない。だからいつも飛ばして読んでいる。
さて、診察。
クマ医師、疲れてね?
そんなお疲れクマ医師に難題をふっかけるつもりはないのだが、今日はいつもより超長い診察になった。
先日受験した秘書検定の重要文言「ご報告申し上げたいことがございますが、ただいまお時間よろしいでしょうか」を言っちゃいそうになった。前傾姿勢で。
最近私の置かれている状況はアレだ。
産休に入っている後輩女子の仕事を引き継いでいるわけだが、産後復帰してもそのまま私の仕事になるっぽいことを今日知った。
おかしくね?何のために復帰するんですか?
他にもなんか変な雑用が私に押し寄せてきて、「私って何だろう」と思い込み、落ち込んでいる。
塵も積もれば山となるって、このことなんだ。
もうね、積もり積もってかなりのマウンテン。軽装備では登頂とか無理だからっつー勢いである。
いつものクマ医師は
「あなたは頼まれやすいんですね
と言うのだが、さすがに
「それは上司などに相談すべきですよ」
と言う。
相談したところで、どうにもならないことだなんて百も承知だが、このままでは私自身が潰されるという危機感がかなり濃厚。なんでもかんでも笑顔で引き受けてきたが、もう限界かもしれない。
先週服用したピルについて尋問された。
生理日移動のために7日間飲んでいた「プラノバール」である。
医学書を捲るクマ医師。医者っぽい。つーか医師だから。
あの薬の副作用には苛々感があることを指摘された。
やっぱり!
ひどかったもんなあ…。
試験の出来については良い報告ができた。
「よかったですね」
とクマ医師。
「先生のご指導があったからですよ」
と言うと、クマ医師は満面の笑みを称えた。
彼が喜ぶと私もハッピー。
なんつーかな。
せっかく回復してきたのに、ここへきて、モヤモヤっぷりに支配されている。
鬼束ちひろの歌で「月光」っていう曲がある。
「I am GOD'S CHILD
この腐敗した世界に堕とされた
How do I live on such a field?
こんなもののために生まれたんじゃない」
鬼束ちひろ - 月光
…じゃあ、何のために生まれてきたのだろう?
と自問しても答えは出てこない。
自らに降りかかる災難を私は「こんなもの」という上から目線では見られない。
「こんなもの」も出来ない、拒否したがる自分を、ただもうひたすら責めてしまう。
なんだか、疲れた…。
そんなこんなで終了。
こんな時間に煙草が吸える飲食店は少なく、大抵、心療内科デーの夕御飯はケンタッキーだ。
アイスコーヒーを注文したのに注文時にガムシロとミルクについて訊かれなかったうえ、おしぼりを忘れられていた。しかも店内が超暑い。あーもー…。なんで金払って苛々せにゃならんのだ。長居する気も無く、すぐに店を出てしまう。

はあ…。
ため息一つ。
今夜は月が綺麗だ。




今日の待ち時間は3時間。まずまず。
角田光代の「三面記事小説」を読んでいる。実際に起きた事件をモチーフにした短編集。
その中で、22歳年下の男子に淫らな行為をした38歳の二人の子持ちの女性の話が面白い(「彼方の城」)。
どうしようもないドキュソっぷりが読者の私にも感染しそうな勢いで書かれている。
角田光代、上手いよなー。
しかし、角田光代の小説によく出てくる料理のシーンは料理をしない私にとっては理解不可能。想像つかない。だからいつも飛ばして読んでいる。
さて、診察。
クマ医師、疲れてね?
そんなお疲れクマ医師に難題をふっかけるつもりはないのだが、今日はいつもより超長い診察になった。
先日受験した秘書検定の重要文言「ご報告申し上げたいことがございますが、ただいまお時間よろしいでしょうか」を言っちゃいそうになった。前傾姿勢で。
最近私の置かれている状況はアレだ。
産休に入っている後輩女子の仕事を引き継いでいるわけだが、産後復帰してもそのまま私の仕事になるっぽいことを今日知った。
おかしくね?何のために復帰するんですか?
他にもなんか変な雑用が私に押し寄せてきて、「私って何だろう」と思い込み、落ち込んでいる。
塵も積もれば山となるって、このことなんだ。
もうね、積もり積もってかなりのマウンテン。軽装備では登頂とか無理だからっつー勢いである。
いつものクマ医師は
「あなたは頼まれやすいんですね
と言うのだが、さすがに
「それは上司などに相談すべきですよ」
と言う。
相談したところで、どうにもならないことだなんて百も承知だが、このままでは私自身が潰されるという危機感がかなり濃厚。なんでもかんでも笑顔で引き受けてきたが、もう限界かもしれない。
先週服用したピルについて尋問された。
生理日移動のために7日間飲んでいた「プラノバール」である。
医学書を捲るクマ医師。医者っぽい。つーか医師だから。
あの薬の副作用には苛々感があることを指摘された。
やっぱり!
ひどかったもんなあ…。
試験の出来については良い報告ができた。
「よかったですね」
とクマ医師。
「先生のご指導があったからですよ」
と言うと、クマ医師は満面の笑みを称えた。
彼が喜ぶと私もハッピー。
なんつーかな。
せっかく回復してきたのに、ここへきて、モヤモヤっぷりに支配されている。
鬼束ちひろの歌で「月光」っていう曲がある。
「I am GOD'S CHILD
この腐敗した世界に堕とされた
How do I live on such a field?
こんなもののために生まれたんじゃない」
鬼束ちひろ - 月光
…じゃあ、何のために生まれてきたのだろう?
と自問しても答えは出てこない。
自らに降りかかる災難を私は「こんなもの」という上から目線では見られない。
「こんなもの」も出来ない、拒否したがる自分を、ただもうひたすら責めてしまう。
なんだか、疲れた…。
そんなこんなで終了。
こんな時間に煙草が吸える飲食店は少なく、大抵、心療内科デーの夕御飯はケンタッキーだ。
アイスコーヒーを注文したのに注文時にガムシロとミルクについて訊かれなかったうえ、おしぼりを忘れられていた。しかも店内が超暑い。あーもー…。なんで金払って苛々せにゃならんのだ。長居する気も無く、すぐに店を出てしまう。

はあ…。
ため息一つ。
今夜は月が綺麗だ。




