9/7 ローマの休日 1日目
なんで今回の夏旅をイタリアにしようかと思ったのか。
それは初夏に見返した映画
「冷静と情熱のあいだ」にある。
15年ぶりに見たのだが、イタリアの街並みが本当に綺麗で、「あ、イタリアに行きたい」と思った。
イタリアのどこに行くかな、と考えた挙句、「首都だし、ローマでいいんじゃね?」とローマに決定。
フィレンチェもいいなって思ったのだが乗り継ぎが億劫だったので。
てか、あの映画のロケ地にローマはないのな!
ま、いいけど。フィレンチェはまた今度で。
あとアニメ
「名探偵シャーロックホームズ」みたいな洋風な街並みへの憧憬がMAXに達したため。
ヨーロッパへは2000年の2月に行ったきり。
18年ぶりにあのヨーロピアンな異国情緒に触れたかったんである。
中学時代、テレビで見たオードリーヘップバーンの「ローマの休日」の街並みも辿りたかった。
そんなこんなで5月にポチったこの旅!
前日は胸が高鳴って眠れなかった。
朝、6時に起きる。
最終的な荷物の確認、戸締り、火の元確認をして家を出る。
ラッシュアワーだったので電車が超混んでいた。
成田空港第1ターミナルに到着。
響き渡るアナウンスに胸がドキドキ。
チェックインは自身で行う。
荷物を預けて手荷物検査へ。
金属探知機の検査で再確認される。
どうした?私の左胸。金属入ってるのか!?
出国審査。
審査後の免税店巡りはいつもテンションが上がる。
香水の香りに胸が躍る。
両親と自分にお土産、ゲット。
自分にはDiorのMiss Diorにした。
去年このフレグランスを買って大変褒められるので、今回は香水をゲット。
吉熊もわくわく。
最後に煙草を2本吸い、搭乗口へ。
両親にLINEで連絡。
二人ともほどよく放任主義なので助かっている。
私がこのように無邪気に自分の人生を楽しめるのも彼らが元気だから。
ありがとう。
緊張する。
AZ785便で成田空港を発つ。
フライト時間13時間。
あばよ、日本。
アリタリア航空の機内。
最初の機内食。
イタリアンか日本食かを選べるのだが生憎イタリアンは品切れ。
機内食のサンドイッチ。
機内食2
新潟上空、そしてロシアに入った後ぐらいに盛大に揺れた。
ウラル山脈を越えるときに寒さを感じた。
隣は新婚カップル。
終始手を握り合っていた。
私は安定の窓側席。
時々窓の外とフライトマップを照らし合わせて「この場所はこんな景色が広がっているのね」なんて思っていた。
なんせ13時間のフライトなので、なるべく寝て時間を過ごそうと思い、ソラナックスを飲んでおいた。
そのせいか、あまり長さを感じずにフライトを終えられた。
19時、ローマ・フィウミチーノ空港に到着。
ボンジョールノ!!
入国審査で顔写真を撮られた。びっくり。先般、電子ゲートによる出入国審査の運用がはじまったらしい。
荷物はすんなりと受け取ることができた。
さっそく出口へ。
ここでイタリア人男性ドライバーと遭遇。
数名の日本人とベンツのワゴン車に乗り込み、ホテルへ。
車までドライバーに荷物を持ってもらう。
私以外、全員カッポー。
カッポーのうちの一人から「お仕事で来られたんですか?」とか言われた。
荷物が少ないので仕事に思われたっぽい。
高速道路をひた走りローマ市内へ。
まだ夕焼けが空を彩っていて、歓迎してくれているかのよう。
ああ、ついにここまで来たんだなと実感。
ホテルに向かう車内。
車を下されて、一人でホテルにチェックイン。
ホリデイイン エクスプレス ローマ サン ジョヴァンニ。
テルミニ駅から離れているけど、清潔で素敵な部屋。
バーカウンターでアイスコーヒー3ユーロを作ってもらい、外のテラスで一服。
14時間ぶりぐらいに吸う煙草の美味いことといったら・・・!
暗くなりゆく空を眺めながら、到着の安堵に浸った。