1月分の電気料金が確定しました。
その金額、使用量「401kWh……17528円」。
去年と同月では、「727kWh…21631円」だったので、使用量はグッと減っています。
でも、いくらの節約になったのかはいまいち分かりません。
節約して使用量は減っているのに、去年の同月より金額が増えてる…という人は多いと思います。
それって、なんか節約した感が全くなく、逆にショックで疲れちゃうんですよね。
なので、去年と同じように生活した場合の事を考えてみます。
去年と同じように生活するという事は、つまり、使用量も去年同月の使用量になるという事。
そう、もし去年の同月と同じ使用量だったら今月はいくらになったのか…を計算してみることにしました。
因みに、計算して分かったのは、電気の「基本料金」「第1段料金」「第2段料金」「第3段料金」の金額&単価は全く変わっていないという事。
そして、変わったのは去年の2月まで「マイナス」…つまり、引かれていた「燃料費調整額」が3月から「プラス」…つまり、加算されていたという事。
「再エネ発電促進賦課金」はほぼ変わっていませんでした。
つまり、何がこの値上げに関わっていたかというと、「燃料費調整額」だったんですよね…。
そしてその「燃料調整額」が、内訳のどこにあるかというと、「第1段料金」「第2段料金」「第3段料金」の中に入っています。
こんなに細かく見たのは初めてだったので、それまでは単純に段階料金の単価が上がったんだと思ってたんですけど、そうじゃなかったことを知りました。
具体的に内訳を見ていく上で、まずは単価がいくらなのかを見ていくと…。
「1段料金…21.04円/kWh (使用量 0~120kWh)」 →計算は、単価×120kWh
「2段料金…25.51円/kWh (使用量 120~300kWh)」→計算は、単価×180kWh
「3段料金…28.46円/kWh (使用量 300kWh~)」→計算は、単価×(合計の使用量-300kWh)……………となります。
「燃料費調整額…12円30銭/kWh」→(去年の同月は、-1円79銭/kWh」
「再エネ発電促進賦課金…3円45銭/kWh」→(去年の同月は、3円36銭/kWh)
──となります。
地域や発電所によって違いがあると思いますが、とりあえず中部電力はこんな感じです。
そして今月の内訳を上記の細かい部分まで入れて書き出してみると…。
去年の1月分…727kWh場合。
基本料金 1430円00銭
1段料金 2310円00銭 [使用量(21.04円×120kWh)+燃料費調整額(-1円79銭×120kWh)]
2段料金 4269円60銭 [使用量(25.51円×180kWh)+燃料費調整額(-1円79銭×180kWh)]
3段料金 11388円09銭 [使用量(28.46円×427kWh)+燃料費調整額(-1円79銭×427kWh)]
再エネ賦課金 2442円 (3円36銭×727kWh)
おとく割 -153円00銭
引落とし割引額 -55円00銭
→ 合計「21631円」となります。
そしてもし、今月節約せずに同じ使用量だったら…。
基本料金 1430円00銭
1段料金 4000円80銭 [使用量(21.04円×120kWh)+燃料費調整額(12円30銭×120kWh)]
2段料金 6805円80銭 [使用量(25.51円×180kWh)+燃料費調整額(12円30銭×180kWh)]
3段料金 17404円52銭 [使用量(28.46円×427kWh)+燃料費調整額(12円30銭×427kWh)]
再エネ賦課金 2508円 (3円45銭×727kWh)
おとく割 -153円00銭
引落とし割引額 -55円00銭
→ 合計「31941円」となります。
──という事は、従来通りなら「31941円」払う所を、節約して「17528円」に抑えたという事。
ただし、実際の暖房費としては「17528円+4440円(灯油代)=21968円」なので、節約料金は「9973円」となります。
因みに、我が家はストーブを16時から寝るまで使い、去年までは2台使っていたエアコンの暖房を寝る時に1台だけ付けていました。
それ以上灯油を使うと、多分どっこいどっこいになりそうですからねぇ…。
うん、でも1万円弱節約できたってことは大きいですよね。
そして期間限定ではありますが、来月確定される請求書から国の政策で7円/kWhの料金が補助されるので、このままの使用量を維持できればもう少し安くなるかな…。
あと、今月からお風呂の水を日中のトイレに使用しています。
もう、節約できるところってそこら辺ぐらいしかないんですもん…。
節約したのに去年より上がっているとショックを受けている方、面倒ですが、節約しなかった場合いくらの請求額になったのか…を計算してみると、そのショックも和らぐと思います。
一度、計算してみることをお勧めします