昨日の3時過ぎ、市の農政課から区長である錆鉄人に電話が掛かって来ました。
「豚コレラから養豚場を守る為に、町内にワクチン入りのエサを撒かせて欲しい。」
との電話でした。
「絶対に撒かないでください!」
錆鉄人は即座に強い口調で拒否しました。
「何故でしょうか?」
職員は恐る恐る尋ねてきました。
「町内はみんな凄い被害に遭っているのに、イノシシを生かす為にワクチン入りのエサを撒くなんてもっての他です。
そんな事を認めたら、みんなから袋叩きにあってしまいます。
毒入りのエサを撒くというなら大賛成ですが!」
と答えました。
我々住民の被害は・・・(10年位前までイノシシはいなかったのです!)
1.畑の作物を食べる(特にジャガイモ、サツマイモ、代金は里芋まで)
このために各戸は畑の周囲をトタン板や鉄筋メッシュで囲っているのですが、
それらはイノシシが体当たりすれば壊れて侵入されてしまうので、最近は電気柵を設置する畑が増えています。
2.屋敷のあちこちを掘り返す
ミミズを食べる為と思われます。
3.田圃に侵入して稲を駄目にする
このため、農家が総出で春には電気柵の設置、秋には撤去を行い、その間は電気柵の下を定期的に草刈りしなければならい。
この人件費だけでも馬鹿になりませんが、支柱はプラスチック製の為、数年で劣化して折れてしまうので交換しなくてはなりません。
4.山を掘り返すし、山は大荒れ状態
上記のようにミミズを食べたり、野生の山芋を食べる為で、50cm位は平気で山を掘り、
埋もれていた岩を一緒に掘り出すので林道に転がり落ちて除去しないと走行できなくなっている。
(人間の頭位の岩がたくさん転がっています。)
こういう穴は土砂崩れの要因にもなるのではないかと危惧しています。
5.タケノコを食べる
春先のイノシシのエサはタケノコです。3月R中旬頃から斜面を掘って小さなタケノコを掘って食べるので
竹藪は穴だらけで草さえ生えていない状態が5月上旬まで続きます。
従って、タケノコ掘りに行ってもタケノコを見つけられる確率は限りなく「0」です。
これも土砂崩れの要因になるのではないかと危惧しています。
6.農作物を貯蔵している蔵・小屋の戸やシャッターを壊して侵入する
6月末に役員会を開いた所、出席した12人のうちの10人が蔵の戸を壊されたり、
小屋のシャッターを壊されて中に侵入し、貯蔵していた農産物を食べられています。
イノシシはカギを掛けたシャッターでも数回突進すればカギが外れて開けられるようになる事を「学習」したのです。
米貯蔵庫を破られて米袋がズタズタにされた所も数軒あり、
冷蔵庫を開けて中の食料品を食べられた所まであるのです。
町内は60戸あるので、半数の30戸以上は被害にあっているものと思われます。
7.人間が居住している家に侵入しようと玄関の引戸を壊した。
イノシシは人間を恐れる動物で、インゲンの気配を感じたら逃げてしまうと言われていますが、
夜回りやウォーキング中に出会った人間が何も危害を加える訳ではないので
人間なんてちっとも怖くないという事を「学習」してしまったのです。
侵入したイノシシの物音で無防備に置きだした人間はイノシシの牙で苦も無く血祭りにあげられると思われます。
これは開拓時代の北海道で熊によって一家惨殺された事件と本質的には変わりません。
枚挙すればキリがないのですが、
年に1度位はイノシシが車にはねられる事件も起きています。
単にはねられて死ぬだけなら良いのですが、ほとんどの場合、車は大破して修理代が数十万円にもなります。
イノシシの糞などに生息する病原菌などで健康被害が起きないかという事も心配です。
という事で、電話を掛けて来た職員は困ったかもしれませんが、
日本中の中山間地にすむ何百万人の住民はイノシシが一匹もいなくなる事を望んでいるのです。
このままイノシシの数が増えれば、やがて都市部にも進出するものと思われます。
ワクチン入りのエサを撒いて日本中のイノシシを助けるのではなく、
養豚場をきっちりと守り、豚に豚コレラが感染しないようにすれば良いだけです。
養豚場を守るなら、我々住民も全て守るべきでしょう。
でも、費用対効果の点でそれは不可能でしょう。
おそらく養豚場を守る費用の千倍、万倍かかるはずです。
江戸時代には豚コレラが万円して本州のイノシシは全滅したと聞いています。
去年、岐阜県で豚コレラに罹ったイノシシが見つかった時、
ほとんどの人はこれでイノシシが全滅すると喜んだはずです。
繰り返します、養豚場は厳重に守ってあげて欲しいと思いますが、
イノシシは毒入りエサを撒いてでも全滅させて欲しいと思います。
ジビエ料理で生活している人には、養豚場ならイノシシ牧場を作って飼育すれば
はるかに効率も良く衛生的で安心出来るシシ肉が食べられるようになるはずです。
「豚コレラから養豚場を守る為に、町内にワクチン入りのエサを撒かせて欲しい。」
との電話でした。
「絶対に撒かないでください!」
錆鉄人は即座に強い口調で拒否しました。
「何故でしょうか?」
職員は恐る恐る尋ねてきました。
「町内はみんな凄い被害に遭っているのに、イノシシを生かす為にワクチン入りのエサを撒くなんてもっての他です。
そんな事を認めたら、みんなから袋叩きにあってしまいます。
毒入りのエサを撒くというなら大賛成ですが!」
と答えました。
我々住民の被害は・・・(10年位前までイノシシはいなかったのです!)
1.畑の作物を食べる(特にジャガイモ、サツマイモ、代金は里芋まで)
このために各戸は畑の周囲をトタン板や鉄筋メッシュで囲っているのですが、
それらはイノシシが体当たりすれば壊れて侵入されてしまうので、最近は電気柵を設置する畑が増えています。
2.屋敷のあちこちを掘り返す
ミミズを食べる為と思われます。
3.田圃に侵入して稲を駄目にする
このため、農家が総出で春には電気柵の設置、秋には撤去を行い、その間は電気柵の下を定期的に草刈りしなければならい。
この人件費だけでも馬鹿になりませんが、支柱はプラスチック製の為、数年で劣化して折れてしまうので交換しなくてはなりません。
4.山を掘り返すし、山は大荒れ状態
上記のようにミミズを食べたり、野生の山芋を食べる為で、50cm位は平気で山を掘り、
埋もれていた岩を一緒に掘り出すので林道に転がり落ちて除去しないと走行できなくなっている。
(人間の頭位の岩がたくさん転がっています。)
こういう穴は土砂崩れの要因にもなるのではないかと危惧しています。
5.タケノコを食べる
春先のイノシシのエサはタケノコです。3月R中旬頃から斜面を掘って小さなタケノコを掘って食べるので
竹藪は穴だらけで草さえ生えていない状態が5月上旬まで続きます。
従って、タケノコ掘りに行ってもタケノコを見つけられる確率は限りなく「0」です。
これも土砂崩れの要因になるのではないかと危惧しています。
6.農作物を貯蔵している蔵・小屋の戸やシャッターを壊して侵入する
6月末に役員会を開いた所、出席した12人のうちの10人が蔵の戸を壊されたり、
小屋のシャッターを壊されて中に侵入し、貯蔵していた農産物を食べられています。
イノシシはカギを掛けたシャッターでも数回突進すればカギが外れて開けられるようになる事を「学習」したのです。
米貯蔵庫を破られて米袋がズタズタにされた所も数軒あり、
冷蔵庫を開けて中の食料品を食べられた所まであるのです。
町内は60戸あるので、半数の30戸以上は被害にあっているものと思われます。
7.人間が居住している家に侵入しようと玄関の引戸を壊した。
イノシシは人間を恐れる動物で、インゲンの気配を感じたら逃げてしまうと言われていますが、
夜回りやウォーキング中に出会った人間が何も危害を加える訳ではないので
人間なんてちっとも怖くないという事を「学習」してしまったのです。
侵入したイノシシの物音で無防備に置きだした人間はイノシシの牙で苦も無く血祭りにあげられると思われます。
これは開拓時代の北海道で熊によって一家惨殺された事件と本質的には変わりません。
枚挙すればキリがないのですが、
年に1度位はイノシシが車にはねられる事件も起きています。
単にはねられて死ぬだけなら良いのですが、ほとんどの場合、車は大破して修理代が数十万円にもなります。
イノシシの糞などに生息する病原菌などで健康被害が起きないかという事も心配です。
という事で、電話を掛けて来た職員は困ったかもしれませんが、
日本中の中山間地にすむ何百万人の住民はイノシシが一匹もいなくなる事を望んでいるのです。
このままイノシシの数が増えれば、やがて都市部にも進出するものと思われます。
ワクチン入りのエサを撒いて日本中のイノシシを助けるのではなく、
養豚場をきっちりと守り、豚に豚コレラが感染しないようにすれば良いだけです。
養豚場を守るなら、我々住民も全て守るべきでしょう。
でも、費用対効果の点でそれは不可能でしょう。
おそらく養豚場を守る費用の千倍、万倍かかるはずです。
江戸時代には豚コレラが万円して本州のイノシシは全滅したと聞いています。
去年、岐阜県で豚コレラに罹ったイノシシが見つかった時、
ほとんどの人はこれでイノシシが全滅すると喜んだはずです。
繰り返します、養豚場は厳重に守ってあげて欲しいと思いますが、
イノシシは毒入りエサを撒いてでも全滅させて欲しいと思います。
ジビエ料理で生活している人には、養豚場ならイノシシ牧場を作って飼育すれば
はるかに効率も良く衛生的で安心出来るシシ肉が食べられるようになるはずです。