生の歓びは 大きいけれども、
自覚のある生の歓びは さらに大きい。
<by ゲーテ>
私は、昨年、何度か(あらゆる境遇の)被災地の人々と
触れ合う機会があって、自分の中に大きな変化があった。
一言で表現すると「生きているだけでありがたい」という
気持ちが、ストレートに伝わってきたからだ。
飾る必要のない心が、(実は)衝撃的で、人間らしいと感じた。
被災地に長期滞在後、帰京した地では、多くのネオンが夜を飾り、
“快楽を追求する人々” のあふれているお洒落な繁華街には、
また違った日本人の生活が垣間見えた・・・。
私は、被災地に暮らす人々と触れ合ったことで、
極論を言ってしまえば、「人生観が変わるぐらいの影響」を
受けたように思う。
それは、しみじみと、私の中に浸透してきて・・・・
何時の間にか、大きな存在となっている。
今も、私自身の生き方の根幹に、疑問符を投げかけ続け、
私自身の存在そのものを見直す力を与えてもらっている。