「非戦を選ぶ演劇人の会」で、高江で、住民の皆さんが防衛施設局と戦う、反ヘリ(オスプレイ)パッド・座り込み現場に張ってもらう横断幕を作った。メッセージ文を書かせていただいた。「やんばるを飛んでいいのは、鳥と虫と、自由だけ」。運動的な幕は他にいっぱいあるはずなので、演劇人らしいフレーズにしようと考えた。完成後に「鳥と虫だけでなく、コーモリも飛ばせてほしい」、という声もあったのだが(高江・アキノ隊員は「コーモリも書き加えたい」と言っている)、コーモリくん、今回はなんとか鳥の仲間だと思ってご容赦いただけないか。バックの細かい字は今年のピースリーディング台本「私の村から戦争が始まる」から抜粋したセリフ。いい色のデザイン・レイアウトを担当したのは、石原燃さん。横断幕提供の言い出しっぺは、円城寺あやさんである。忙しすぎて高江に行けないでいるが、ほんとうに、こういう形でも参加したいものである。高江の空をバックに幕が張られた写真が届いた。……昨日のブログは『仲井真沖縄県知事の裏切り』という題だったが、別段仲井真知事に「期待」していて裏切られたというわけではない。彼のやっていることが県民に対する「裏切り」だというそもそもの事実を反映しているだけだ。……『内海のクジラ』について、山陽放送ラジオのトーク番組に携帯電話で出演・収録。灼熱の(?)東小金井あたりのノイジーな道を歩きながら、である。最近のメカの性能はすごいな。……午後から夜までびっちり稽古。いつもよりも短い作品のはずなのにこの「大作感」はなんだろうと思ったら、今回は、全員がほぼ出ずっぱりの劇なのである。野外オープン、周囲が丸見えの砂浜が舞台なので、一度出たらちょこちょこひっこめられないのである。考えてみれば、執筆に意外と時間がかかったのは、その辺りの登退場の事情を全部考慮していたからである。斎藤憐さんは、戯曲の要は「登退場」にあり、という人だった。そういう意味では通常の「登退場テク」は、今回はまったく使えない。作品との出会いは、巡り合わせ。いかなる条件であろうと、よろしい、どんとこい、と引き受ける次第である。
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