Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

立憲民主党、辺野古新基地建設中止についての及び腰

2017-10-08 | Weblog
沖縄タイムスによれば、立憲民主党は7日、衆院選政策を発表する中で、沖縄関連では、辺野古新基地建設について、「立憲主義を回復」の項目に盛り込み、「日米特別行動委員会(SACO)合意から20年たっても建設できていない現実や米軍再編による状況変化を踏まえ、辺野古移設について再検証をし、沖縄県民の理解を得られる道をゼロベースで見直す」としている、という。
辺野古について、「県民理解を優先」というのは、いかにも中途半端だ。今までの「丁寧に説明していく」「理解を得ていく」の延長のようにも思われる。なぜはっきり検証すべきが「工事の停止」であると言わないのか。なにしろ「ゼロベース」という言葉が装飾的でいやだ。党首の枝野氏も「ゼロベースで行う」のは先ずは「検証」である、と、おそろしく慎重だ。
福山哲郎幹事長は、「民主党、民進党より半歩踏み込んだ」と言っているそうだが、本当にそうなのか。「安倍政権の問答無用のやり方が民主主義としていいのか議論し、認めるのは抵抗がある」と説明したというが、それだけなのか? 彼の曖昧な笑顔の増加同様に、どうにも得体が知れない。防衛技術の向上や米軍戦略の変化、米国内の声などを挙げ「辺野古問題で日米同盟が壊れるような単純な同盟ではない。もっと多層的・重層的に日米同盟はつながりが深いものだ」と述べたというが、「日米同盟」のもとに自衛隊と米軍の合同演習が増えている現実をどう考えているのか。
党首の枝野氏も、東京新聞の取材インタビューに対して「離島防衛については足りないところもある」と、とんちんかんなことを言っている。防衛問題については、よくわかっていないのではないか。立憲民主党にとって、沖縄・南西諸島のことは「圏外」扱いにされているように感じられてならない。

オール沖縄の及び腰も変わらない。
辺野古の工事は確実に進んでいる。
仮設道路先端部にダンプカーが捨て石を投下しており、遠目にも粉塵が舞い上がる状態だという。未処理のままの海を汚してしまう可能性のある石材なのか。緩い洗浄だとかえって粉じんが多く出る場合もありとはいえ、どのくらいの状態の地土砂なのか、誰に確かめられるというのだろう。
名護市長の命令によって工事及び準備に使えるエリアが限られているため、そう簡単に工事を進められる状態ではないとは思うが、このまま資材を海から船で入れるという計画が進んでしまうと、おおいに問題がある。
コメント
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