Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

黙っていても時間は止められないが

2017-10-21 | Weblog
え、選挙応援で聴衆が日の丸の旗を振ってたって?
そういうのはやめてほしいと思うのがふつうの候補者じゃないの?
なんで一候補者に向けて、国旗を振る必要があるの?
わけわからん。
選挙って、なんなのかね。
安倍という人も、まわりも、とことん勘違いしているな。
(追伸情報 日の丸の小旗を配っていたのは自民党のジャンパーを着た人だったそうな)

で、なに?
「叩きつぶせ、立憲・共産」とか言っている候補者がいるんだって。
なんだか最近表情の緩み方がおかしい、公明党の人です。
「叩きつぶせ」とか言う感じの人じゃなかったのだが。
この人、原発事故の対応をした当時の政権担当者を批判しているけれど、この人たちがもっとましにできたとは。思えない。

で、その原発事故当時、「直ちに影響はありません」と言わざるを得ない立場で、ある意味では人々のネガティヴなイメージの記憶に残されてしまったはずの枝野氏が、街頭演説で自然発生的に「エダノン」「エダノン」とあだ名的に呼ばれ、人気の着ぐるみスター君みたいになっているのも、感慨深い。
皆の高揚は本物だろうし、本人が誠実であろうとしていることは、認める。
が、九条についての曖昧さと、「ゼロから考える」の繰り返しではっきり物を言わない沖縄についての歯切れの悪さは、困る。
追い風が吹くと信じるなら、もっと多くの候補者を立てておくべきだった。

あだ名といえば、福島みずほさんがよくキャッチフレーズに「ずんずん」というのを付けているのには気がついていたが、ちょっと前、彼女自身のあだ名として「ずんずん」が使用されているのを、初めて聞いた。
いや、どうなんだろう?
「ずんずん」さん。
ご本人公認のキャッチフレーズだが、「名称」としての使用も可なのだろうか。
沖縄のことを大切に考えるなら、この人の社民と、共産以外は、該当する党は、ない。

この忙しいのに、ちらっとネットを覗くと、いろいろ思わされる。こんなこと書いてどうなるということでもないが、本当に、今日という日、ここにあるこの国を、ファシストの国にはしたくないと思う。
他国を挑発し、戦争する機会を得んがための言動も、やめてもらいたいと思う。
憲法のことをあれこれ言うなら、ちゃんと今の憲法を正しく機能させてほしい。

国会がまったくお仕事しないで、政治ゲームに税金を奪われてばかりだ。
何も解決していない。
選挙は「禊ぎ」じゃない。相対的に票が多かったとしても、誤った行いをなかったことにしてよいという信任を得たわけじゃない。そして、漠然としたイメージでしか語られていないことに、ゴーサインが出たわけじゃない。

そこを押し切られないためにも、とにかく、少しでもマシな状態になっていてほしい。

現実がこうなってしまう前に、もう少しどうにかできたんじゃないかと、思う。
だが悔やんでも時間は止められない。
あきらめないことだ。


写真は、先月、根津博物館裏の庭園にて。


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選挙には行きましょう。

2017-10-21 | Weblog
思っていることがあるのに行動しないのは、よくありません。
選挙には行きましょう。

同じ地域に生きている人たちと、投票の場で会うときの空気が、私はきらいではありません。

そもそもする必要のない選挙じゃないかとか、
自分の支持勢力の立候補者数がもともと限られているから何も変わらないだろうとか、
ただ考えたって、良い方向には向かいません。

選挙に行くのは自分のためです。
行かないとなんだか気持ち悪いからです。
それでいいのだと思います。

期日前投票が増えているようです。
それがどういうことを意味するのかはまだわかりませんけど。
悪いことではないはずです。
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「武装難民」の概念がわからない

2017-10-21 | Weblog
報道によれば、衆議院選を前に麻生太郎副総理が東京都目黒区での街頭演説で、以下のように語ったという。

「国をきちんと守るのは当たり前だが、残念ながらそういった意識が、東京に限らず多くの方々に薄い。日本海側にいったらもっと真剣だ。それは難民が流れ着くかもしれないから。武装している難民かもしれない。そのなかに武器を持っているテロリストがいるかもしれない。パリを見ろと。みんな難民から入ってきてテロになった。パリであった銃殺・殺人事件はまさにそういった形と同じだ。それが朝鮮半島から流れ着いてくる(かもしれない)、日本海側に。そういった意識が日本海側の方にはみんなある。」

……またまた「武装難民」発言。
「日本海側は真剣」だそうである。
どこの国の誰のことを言いたいのか、逃げずにちゃんと説明してほしい。

「難民」と「武装してやって来る何者か」であることが、矛盾なく成立するのは、いったいどういう存在なのか。
しかも「テロリスト」。
いったい「日本海側」で、どのようなシチュエーションを想定しているのか。

雰囲気だけで喋っているわけではないよね。
「朝鮮半島から流れ着いてくる」と明確に言ってしまったことは、ごまかせない。

パリでは「みんな難民から入ってきてテロになった。」そうだ。
「パリであった銃殺・殺人事件はまさにそういった形と同じだ。」
どの国からの難民ですか。「みんな」って、誰と誰と誰。
どう「同じ」なんですか。

あからさまなヘイト。

第一回目の時、彼は「射殺」を口にしている。
二回目になる「武装難民」発言は、確信犯。失言ではない。国際的に非難されて当然である。

そもそも難民を入れない国が、なぜ殊更にそんな発言をしなければならないのだ。

……写真は、与那国島に一昨年から入ってきた自衛隊の、弾薬庫予定地を昨年の九月に撮影した。
自衛隊は、なんのためにここに配備されたのか。
予定より遥かに大規模な弾薬庫は、何のため?

その昔、ベトナム戦争の時代、まさに難民である「ボートピープル」たちがこの日本最西端の島・与那国島に流れ着き、「この島には軍隊がいない」ことを知り、驚いたという。彼らは「平和」の可能性に触れたのだ。
今はその構図を再現できない。
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