Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

米軍による軍事力行使を「支持する」とは、どういう意味だ

2017-10-12 | Weblog
看過できないのは、共同通信社が第四十八回衆院選の立候補予定者に政策アンケートを実施し、核・ミサイル開発を進める北朝鮮に日米両政府が圧力を強めても、平和的解決が最終的に困難な場合、米軍による軍事力行使を「支持する」とした割合が自民党で39・6%に上った、という情報。
「平和的解決が最終的に困難な場合」を誰がどう判断するのだ。アメリカと日本がこれだけ北朝鮮を挑発しておいて、平和的解決など求めていないことがあからさまなのに、米軍による軍事力行使を認め、違憲の安保法制でその手助けができることになっている以上、日本も「参戦」することになる、その選択を推進しようとしているのだ。
なぜそんなに戦争をしたがるのか。喧嘩ができなきゃ一人前じゃないよ、と言われていると思い込んで、それが何を意味するかもわからぬまま、蒙昧の中に飛び込もうとしている、悲惨なこの国の現実である。

昨日落ちたヘリコプターは、その「軍事力行使」の一翼を担う。「戦争のための訓練」の中で起きたことについて語るのに、「事故」という言葉が合っているようには、どうしても思えない。

高江を舞台にしたところの多い『星の息子』(2012年初演)の戯曲集が、まもなく彩流社から、出る。
昨日届けた念校の修正について、編集の林田さんと電話で話す。
「後書き」に今回のヘリコプター墜落について一行でも二行でも追加で記そうかとも思い、相談しかけたが、やはりやめておくことにした。
墜落したから、「やっぱり」ということではない。はじめからおかしいのだ。
ともあれ、自分のすべきことをしていくだけだ。
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第23回 劇作家協会新人戯曲賞、最終候補作を発表。

2017-10-12 | Weblog
第23回 劇作家協会新人戯曲賞、最終候補作を発表。

最終候補作 (応募戯曲到着順)

『精神病院つばき荘』 くるみざわしん (大阪府)
『黒いらくだ』    ピンク地底人3号 (京都府)
『アカメ』      八鍬健之介 (東京都)
『下校の時間』    長谷川彩 (愛知県)
『うかうかと終焉』  出口 明、大田雄史 (東京都)

演劇界の未来を担う才能に道を拓くことを期し、1995年より当協会が主催している劇作家協会新人戯曲賞。2017年の応募総数231本のうち、24本が一次審査を通過しました。二次審査で絞られた最終候補作は5本。受賞作は2017年12月17日(日)の最終審査会で決定します。


23回劇作家協会新人戯曲賞 公開審査会

[日時] 12月17日(日) 18:30 (予定)
[会場] 座・高円寺2

最終審査員
 川村 毅、坂手洋二、佃 典彦、土田英生、永井 愛、マキノノゾミ、渡辺えり

審査会司会
 瀬戸山美咲


二次審査員
石原燃、岡安伸治、鹿目由紀、篠原久美子、鈴江俊郎、鈴木聡、佃典彦、土田英生、泊篤志、永井愛、中屋敷法仁、成井豊

一次審査員
赤澤ムック、石原燃、岡安伸治、小川未玲、刈馬カオス、黒川陽子、杉浦久幸、角ひろみ、象千誠、高谷信之、嶽本あゆ美、棚瀬美幸、ナカヤマカズコ、原田ゆう、平塚直隆、南出謙吾、柳井祥緒、芳﨑洋子

主催] 一般社団法人 日本劇作家協会
[後援] 公益財団法人 一ツ橋綜合財団、杉並区


*第24回劇作家協会新人戯曲賞の受付期間は今年より早まり、2018年6月1日(金)から7月1日(日)の予定です。


http://www.jpwa.org/main/activity/drama-award/prize
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